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グリーフケア 。目に見える喪失、目に見えない喪失

目に見える悲嘆の裏に隠れる目に見えない悲嘆・自覚しにくい喪失や心の傷

大切な人との死別、離婚や付き合っていた人と別れること、

病気で肉体の一部を喪失することや

災害で済む環境を喪失することなど、

第三者が見てあの人は大切なものや大切な人を失ったんだとわかるものが目に見える喪失です。

自分にとってもとても大きな喪失体験であり、

それ自体が深い悲嘆につながっていくことも多いものです。

一方、目に見えない喪失というものもあります。

自死(自殺)や流産、死産、中絶、

虐待やDV、モラハラ、

犯罪被害者、あるいは犯罪加害者の家族など

そのような体験を自分ひとりまたはその家族のみで抱え込み、

第三者が知らない場合は目に見えない喪失や悲嘆となります。

外から見て、何ごともなかったかのように見えることもあり、

大きな苦しみ、悲しみを抱えていたとしてもわかりにくいものです。

公認されない悲嘆

公認されない悲嘆とは

その喪失自体を喪失だと社会に認められていないもの

そして悲嘆者の存在自体が社会に認識されづらいものなどを言います。

ここ最近はグリーフケアの活動が広まりつつあるので、

ずいぶんと変わってきたかもしれませんが

一昔前であれば

自死、流産や死産、中絶、

など。

悲嘆者の存在自体が社会に認識されづらいというのは

例えば親御さんを亡くした小さなお子さんなど、

「まだ年齢的にわからないから」などと言って

悲しみに向き合わせることを周囲が避ける場合や

大きな悲しみを抱えているにも関わらず

言葉で表現することが難しかったり

子どもなりに大人を心配させまいと頑張るので

悲しみを抱えていることが周囲に伝わりにくく

適切なケアが得られないと言った場合があります。

障害を抱えている人たちも

その人達が大きな悲嘆を抱えていることがわかりにくかったり

言葉での表現が難しいため

受け止める人がいないという場合もあります。

 

また社会的に受け入れられることが難しい

不倫相手との死別を体験した人の悲嘆なども

公認されない悲嘆の一つとされます。

形はどうであれ、悲しみを抱えているとしてもそれを受け止めてもらえないという状況が公認されない悲嘆となります。

 

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