2013年執筆記事です。
この世の出来事は一瞬一瞬移り変わります。
同じ状態というのは一瞬たりとも続きません。
少しずつ、少しずつ変わっていきます。
また、この世に存在するものは形こそ変化しますが、それを細かく細かくしていって一番小さい粒まで細かくしてみると、最初から全てのものが存在し、減りもせず、増えもしないということがわかります。
なんだか仏教とか量子力学の話みたいですね。
ですから、物理的に見ても、私たちの体の細胞は元々は豚肉とかキャベツだったわけです。
受精卵になる前もなんらかの物質として存在し、あちらこちらに遍在していたのでしょう。
母親が取る食べ物となり、その一部が胎児の体を形作るのです。
死んだ後も細胞はばらばらになります。
火葬場で焼くので灰になって空気中に漂います。
またそれが巡り巡って何かの構成分子の一つになるでしょう。
そしてまた何かの生物として生まれてくる・・・・。
その繰り返しです。
魂うんぬんは抜きにしても、物質面でも「千の風になって」の歌詞が当てはまってしまうのですね。
中にあるものの数や量は同じ、それらが元になって何かを作り、変化し続ける・・・まるで万華鏡ですね。