「聞いてください」by レオブスカリア

聴いてください。レオブスカリア

今回は「聴く」ことについて。

「聴く」という行為は一見地味で、何もしていないように見えるかもしれません。

しかし、本当の意味で相手の話を「聴く」ことはなかなかできません。

つい途中で口を挟んだり、自分の話に持っていったり、アドバイスしたくなったりして

相手の心の声に真摯に耳を傾けようとしてもつい「自分のエゴ」に振り回されてしまいます。

数年前にいのちの電話主催の「傾聴講座」に参加しました。

そこでもらった資料にレオブスカリア氏の「聴いてください」という詩がありました。

ケアの原点がここにある気がします。

ケアの現場だけでなく、家族とのやり取り、友人とのやり取りなど

普段の生活こそ大事かもしれませんね。

日本語と英語、引用した詩を以下に載せます。

 

『-私の話を聞いてください-』

私の話を聞いてください、と頼むと
あなたは助言を始めます。
私はそんなことを望んではいないのです。

私の話を聞いてください、と頼むと
あなたはその理由について話し始めます。
申し訳ないとは思いつつ、
私は不愉快になってしまいます。

私の話を聞いてください、と頼むと
あなたは何とかして私の悩みを
解決しなければならないという気になります。
おかしなことに、それは私の気持ちに
反するのです。

祈ることに慰めを見いだす人がいるのは
そのためでしょうか。
神は無言だからです。

助言したり、調整しようとはしません。
神は聞くだけで悩みの解決は自分に
まかせてくれます。

だからあなたもどうか
私の話を聞いてください。
話をしたかったら、私が話し終えるまで
少しだけ待ってください。
そうすれば私は必ずあなたの話に耳を傾けます。

 

 

Listen

When I ask you to listen to me and you start giving advice,
you have not done what I asked.

When I ask you to listen to me
and you begin to tell me
why I shouldn’t feel that way,
you are trampling on my feelings.

When I ask you listen to me
and you feel you have to do something
to solve my problems,
you have failed me,
strange as that may seem.

Perhaps that’s why prayer works for some people.
Because god is mute and he doesn’t offer advice or try to fix things
he just listens and trusts you to work it out for yourself.

So please, just listen and hear me.

And if you want to talk,
Wait a few minutes for your turn
and I promise I’ll listen to you.

出典: ‘Loving Each Other’ by Leo Buscaglia

 


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