職業としてのスピリチュアルケア~ どのような現場で働いているのか

スピリチュアルケア。グリーフケア。職場。求人。ボランティア

職業としてのスピリチュアルケア~どのような現場で提供されているのか

 

日常でも知らず知らずのうちにスピリチュアルケアをやっているという内容の記事を書きましたが(スピリチュアルケアは誰でもできるのか

 

今回は職業やボランティアなど専門職としての狭義のスピリチュアルケアについてです。

一般的に「スピリチュアルケア」として理解されているのはこちらになります。

日本では終末期のターミナルケアがスピリチュアルケアに当たります。

(キリスト教であればパストラルケアとも言います。)

病院や老人福祉施設が中心です。

刑務所の教誨師も含まれるかもしれません。

欧米では病院だけではく、軍や消防、刑務所、学校、大リーグなどもスピリチュアルケアの現場です。

欧米では「チャプレン」という臨床でスピリチュアルケアを行う宗教者が担っています。

しかし日本ではチャプレンとして有償で働いているケア提供者はとても少ないのが現状です。

ほとんどが病院や老人福祉施設でのスピリチュアルケアボランティアになります。

 

日本でにおけるスピリチュアルケア専門職


チャプレン(宗教者としてのバックグランドが求められます。チャプレンという言葉はキリスト教から来ていますが、宗教が異なる場合仏教チャプレンやユダヤ教チャプレンなどとも呼ばれます。)

今のところこのチャプレンだけが有償で働いているのではないでしょうか。

日本にはまだ数十名しかいないとも言われています。

こちらは日本でチャプレンとして働いている方数名の声を集めた本です。amazonへのリンクです。
病院チャプレンによるスピリチュアルケア―宗教専門職の語りから学ぶ臨床実践
臨床宗教師(上記と同じく宗教者としてのバックグラウンドが求められます。日本版「チャプレン」と言えるでしょう。

日本では仏教のバックブランドを持つ臨床宗教師が多いです。有償で働いている方いらっしゃるのかどうかまだわかりません。

普段は僧侶をやりつつ、ボランティアで臨床宗教師として病院などでボランティアをやっているという方が多いのではないでしょうか。)

 

スピリチュアルケア師  /  スピリチュアルケアワーカー(宗教者の方もいますが、特に宗教には属していないという方もいます。しかし宗教は問わずとも信仰を持っていることや、スピリチュアルな次元の存在を信じていることが求められているように思います)

 

パストラルケアワーカー(キリスト教をバックグラウンドに持つ、またはキリスト教を基盤にケア提供者の養成が行われているようです。ケア提供者の信仰に関してはすみません、わかりません。上記のスピリチュアルケア師、スピリチュアルケアワーカーと共通点が多いと思います。)

 

主な職業を持っていて、そこにスピリチュアルケアを取り入れる場合もある


日本の場合スピリチュアルケア専門として携わっている人の人数はまだまだ少なく、現場の看護師や医療関係者、福祉関係の職業の人が仕事の一部としてスピリチュアルケアもやっているという状況が多いかと思います。

 

特別に訓練を受けている場合もあれば、訓練を受けずとも資質があり自然とできる人もおられます。

訓練を受けずともというのは、その人の日々の営みや仕事の中で目の前の人に真剣に寄り添うことの積み重ねがそうさせたのではという意味です。

 

また遺族会などの「グリーフケア」もスピリチュアルケアの一つととらえていいでしょう。

 

霊や死後の世界、神様などが話題に上ることもあり、ケア提供者はそれを否定することはありません。

 

そのような話はよく話題に出ますし、それを信じていることが生きる力にもなるということは多々あります。

反対にそのような存在を信じていない方もおられるので、その場合もその気持ちに寄り添います。

 

ターミナルの方にお迎え現象があって、そのために心が安らかになるということもあります。

その場合、否定せずその平安な気持ちに良かったですね、と寄り添います。

 

終末期の現場では死んだら自分の存在はどうなるのかという自分の存在が消えることへの大変な恐怖を訴えられることがあります。

またそれまでの人生で人に対して行ってきた罪を感じて、懺悔の念に苦しむということもあります。

 

このような苦悩に一緒に苦しみ、寄り添うのがスピリチュアルケアです。

 

ケアの仕方にマニュアルはありません。

あくまで相談者の心に寄り添うというスタンスです。

 

 

 

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