同情と共感の違い。グリーフケア・スピリチュアルケアの聴き方。

同情と共感の違いは?

同情と共感、同じ意味ではないの?

どこが違うの?とお思いになる方が多いのではないでしょうか?

グリーフケア・スピリチュアルケアを学ぶ際にまず傾聴することから始めます。

相手の話に耳を傾けながら、自分の中にどのような感情が生まれたか、またそれはどうしてなのかということを見つめます。

話を聴きながら悲しい気持ちになって涙が出た場合、その涙は一体「誰のための涙なのか」ということを自覚する訓練です。

同情は自分の価値観・枠組みの中で起こる

例えば、自分の中に「離婚はかわいそうだ」という思いが元々あったとすると、相手の人が離婚をしたという話をした際に、その相手の感情がどうであれ「かわいそう」「辛い」「悲しい」「きっと大変に違いない」などとという気持ちが沸き起こってきます。

この時相手が自分の思い込みと同じように「大変」「辛い」という気持ちを吐露し、自分の思い込みに当てはめて「やっぱりそうよね」と自分の枠から出ない反応が「同情」ということになります。

自分の価値観・枠組みの中で相手の話をとらえるのが同情です。

共感は相手の価値観・枠組みの中に入って起こる

自分の思い込みや価値観、枠をいったん脇に置いて、相手の気持ちをそのまま「あなたはそう感じるのね」と反応するのが共感です。

自分の価値観や枠に縛られていると、どうしても「離婚は辛いに違いない」という風な思い込みができあがり、その思い込みに相手を当てはめようとする聴き方では、共感はできません。

「離婚してらくになった。今はやる気に満ち溢れている。」

相手が本心から言っている場合、きっと試練を経て一回り成長した感じであったり、未来に対する前向きな思いが感じ取れるのだと思いますが、そのような思いをありのままキャッチできる感覚が「共感」です。

また相手の感情がダイレクトに伝わってきて、相手が楽しそうにしていれば楽しくなり、涙を流せば自分も涙が出るといった反応も「共感」ということになります。