対象者別に4つのカテゴリーがあります。
①悩み・苦しみ。辛い状況
→→→①抱えている傷やとらわれを解放。トラウマ・悲嘆・心の傷を癒す。
②辛いながらも少しらくになる
→→→②自然な感情を取り戻し、心のブレーキ(メンタルブロック)を外す
③内面と現実世界との関係に気づく。心に平安が戻ってくる・気づきが増える
④生きる力がわいてくる。自分ならではの方法で他者貢献したくなる
上の①と②の段階では、分離意識が強い状態。
自分と他人は別の存在だと信じている状態です。他人は自分の内面の投影だなんて思えない状態。
そんな話を聞いて想像しても、実感がわかない状態です。
この段階では自分の内面が変わったら外の世界も変わる、とは思えないことがほとんどです。
外の世界に直接アプローチして、実際に変化していくこともあれば、問題が酷くなる場合もあります。
それも実は内面の反映。
問題が解決したという事実があるとすれば、自覚できない水面化で内面の変化が先にあり、結果外の世界も変化したということなのですが、当人は「外の世界にはたらきかけたから、変化した」と受け取っている段階です。
「潜在意識が変わると外の現実が変わるよ」と言っても実感として感じることが少ないです。
「内面が変わると外の世界も変わる」と信じられない段階ですので、カウンセリングやセラピーが本当に効果があるのか?と疑う場合も多々あるでしょう。
内と外が分離している、心と外の世界は全く別のもの、自分と他人につながりはない、と思い込んでいる状態です。
③、④の段階では自分に全て原因があった、と気づいていくのですが、①、②の段階ではそのアプローチでは自分を責めることを強めてしまうことも大いにあります。
例えば人間関係で傷ついたりと過去に受けた傷によって、被害者意識も強いのではないでしょうか。
被害者であると感じているのに、「あなたに原因がある」と言われたら、言われた方はもう何も言えなくなってしまいます。
カウンセリングのセッション自体が心の傷を広げてしまいかねません。
この段階では、その被害者意識、心の痛みを受け止めることをします。
過去に言えなかった本心本音、自分よりも他人を大事にしなければならなかった時の自己犠牲の気持ち、
など受け止めることのできなかった感情そのものを、一緒に探り、受け止めていきます。
③、④の段階では、分離意識を普段は感じているでしょうが、何となく内面と外の世界の関係がわかってきます。
今ここで生きている瞬間を体験した際には「自他一体」「シンクロニシティ」をしばしば体験します。
④の段階ではより一層そのような瞬間を感じることが多くなるでしょう。
③の段階ではたまにそのような瞬間があり、でもまた分離意識が強まったりしますね。
自身の抱えている問題によって、①や②でのアプローチ方法が役に立つ場合もあります。
③、④の段階では、主に潜在意識に好ましい状態をインプットしていく段階です。
良い気分を保つ、未来になりたい状態を今感じる、など。
この段階では、自分に優しくできることが普通になりますので、人間関係は劇的に良くなっているのではないでしょうか。
癒しが進むことで現実に現れる変化は「人間関係」であることが多いです。
次に仕事やお金でしょうか。
お金の問題は最終段階でもあるようです。
「この世はそもそも安心できて当たり前」という意識で常にいられると、お金の問題は無くなります。
お金を稼ごうとするのは、そもそも「安心できないから」「自分と家族の生活を守らないといけないから」ですね。
守るものなど本当はどこにもないのだ、そもそも安心安全なのだから、という境地にいられれば、必要なお金は入って来ますし、どうにかして稼がないと、と焦ったり不安に思うことも無いのです。
私の場合は人間関係はもうクリアしています。
お金についてはまだ「足らなくなるのでは?」というビリーフを抱えておりますが、徐々に大丈夫な感覚、安心できる感覚が大きくなってきました。
というのは自分でどうにかしようとすることが減ったのです。
不安を感じたとしても、その気持ちに負けて自分でどうにかしようとしないでいると、どうにかなることが増えてきたのです。
ありがたいことにまあ誰かが助けてくれる(笑)。
お金をどうにかしないといけない、という心理は、人を頼らずに自分でどうにかしないといけない、人に迷惑をかけてはいけない、という内面の現れでもあるので、「助けてもらっていい」と思えたららくになるのですよ。
まだクリアはできていないのですが、内面の浄化を続ければこれもクリアできそうです。
後半は自分の話になってしまいましたが、今日もお読みくださりありがとうございました。