引き寄せの法則は、別名創造の法則とも言われています。
自分の心の中にあるものが、現象として外の世界に現れるのです。
このことは生死をさまよった際に「ああ、そういうことだったのか!!」と人生のシンプルさに気づいたのですが、現実に戻るとやはり現実的な考え方が優位になってしまうのですね。
しかし、一度かいま見た真実は忘れられないものとなります。
振り返ってみると、当時の私の気づきと似たようなことを言う人がいっぱい出てきました。
この人もこの人もこの人も・・・・同じことを言ってる!
本屋にはそのような本が普通に豊富にありますし、ライフワークの活動で出会う人も私の思想と似たような人がとても多くなってきました。
自分の好きなことで生きているという理想の生き方をしている人も増えてきました。
あれ?と思ったのですね。
これは外の世界で起こっていることでもあるけど、私の心の中で思っていることが、外で起きているということでもあるのではないかと。
自分の心にあるものが、外に現れる・・・・。
今まで実感してきたのは、自分に優しくなるにつれ、人にも優しくされるようになったので、ああ、これは私が自分にも人にも丁寧に誠実に接しているから、相手も私に対してとても丁寧に大切にしてくれるのかもしれないということでした。
しかし最近さらに思ったのは、引き寄せやら非二元やら、ライフワークやら、このようなことも自分の中で色々と想像し、創造しているから外の現象に現れているのでは?ということ。
それが私だけでなく、同時に色々な人の中で起こっているように思います。
それから経済的な豊かさについても、同様です。
好きなことをして、それが他者の役に立って、自分が豊かさを感じるようになれば、自然とお金も入ってくる。
この考えはずいぶん前から知っていて、きっとそうだと思っていました。しかし肚落ちしているかというと、そう信じたいけれど「ほんとかな_」という疑いも少し抱えていました。
やはりどこか不安は残っているのですね。
でも仕事をして生活していく中で、この仕事じゃないな、という感覚を抱きながらそれでも続けていましたが、次第に心に満たされないものを抱くようになり、私の給料は変わらないものの夫の給料が減ったり、変な出費が増えたりと働いても満たされない状況に出くわしました。
「もしかして、嫌いなことをやっていたら余計にお金が出ていくのでは?」
これが数年前です。
一方、ライフワークに関しては「心からこれをやりたい」「人の役に立ったらとても嬉しい」、このような純粋な動機から上智大学グリーフケア研究所で学ぶことを決意したのですが、その直後に親から結構な額のお金をもらいました(実は他にもここ数年臨時収入めちゃありました)。
「こんなことってあるの?」
本当に、信じられませんでした。
ライフワークで生きていくと決めるとお金が入ってくる、神様のサポートが入るのは本当なんだ。
この考えが強まりましたが、一方では仕事に対する欠乏感も同時に抱いていたので、出ていくお金も相変わらず多く、生活はギリギリでした。
そしてライフワークをしていたら生きていくのに必要なお金は入ってくるというのは真実だと今でも思いますが、ただこのことを「本に書いてあるから」とか「あの人もそう言っていたから」とか、そのような言葉を支えにするものの、あともう一歩足らなかったように思います。
ですので、本当に純粋な気持ちでライフワークをやってはいるもののどこか「ほんとに大丈夫かな」という心配の気持ちがあるのですね。
心は満たされるのですが、それが本当に豊かさに結びついているかは、まだ実感できておらず、疑いの気持ちもあるため、なかなか入ってこず、100パーセント信頼することが出来なかったのです。
なかなか思うように入ってこないという状態からまた別の仕事などもやるようになり、内容的に向いていないことだったのでエネルギーを保つことだけでいっぱいいっぱいになったりもしました。
つい最近になって、さらに瞑想や本などの力を借りて内省し、「やはり外の豊かさは自分の心が満たされて、それが現象化しているのだ」と腑落ちした(と自分では思っている)ように思います。
豊かさを求める前にまずは自分を満たさないと外の世界には現れないぞ、と。
いくら現状が大変なように見えても、その不安や恐怖を消すための行動というのは、動機がそもそも「欠乏」なのでさらにまた欠乏を生み出すのだとわかりました。
逆に少々自分に合わないことであっても、それをすることで豊かな気分になれば、外の世界も変わるでしょうし、合わないと思っていたこともいつのまにか無理なくできているということもあります。
しかしずっと欠乏の感覚を抱いている場合は、その仕事によってお金は入ってくるかもしれませんが、ストレスを感じるでしょうし、場合によってはストレスのため病気にかかり、さらなる出費がかさんでしまいます。
豊かさはお金だけではありません。
お金を得ることはできたものの、別の部分でバランスを取るように、心のエネルギーがダウンしてしまう結果になるかもしれません。「欠乏」ベースの行動は自分を追い込むだけです。
同じ行動を起こすにも「こうすると安心だから」という動機の時に決断したいものです。
何かを決める時には、普段「愛」「平安」な状態で思っていることを続けることが大事で、「不安」な状態のときの決断はうまくいかなので、それは採用しない方がいいのです。
どの決断が自分にとって正しいかは、心が重くなるか軽くなるか、軽くなる決断を選びたいですね。
それから、自分の状態が正常な時の決断であっても、それを実行する時の心の状態が悪いと、トラブルが発生することもあります。
それもまた学びですが、こういったことは行動して自分の感覚で掴んでいくものでしょう。
何かを行う時の心の状態というのは本当に結果を左右するのだなあと学びました。
外に現れる豊かさは、自分の心にあるものが現れる・・・・。
心の深い部分でこの感覚を感じているので、コロナのこともあり、子どもたちの学費のこともあり、現状はなかなか大変ですがずいぶんと気楽でいられます。
無理して合わないことをするよりも、自分が満たされることが仕事なのだ、そしてその満たされた感覚で色々なことに取り組めばいいんだ、と今は思っています。
まあこの先はどうなるかわかりませんが、現象が後、自分が先と心の深いところが納得したので、大丈夫です。
まずは自分の心を満たすこと、そうしてもいいと自分に許可をすることですね。
読んでくださりありがとうございました。