この体験は私にとってとても大切な内容で、
特定の場で、特定の人たちにしか話していません。
別のページにどのように話を聴いてもらったのかについて
書いてある部分も少しはありますが、
詳細はここでは控えさせていただきます。
確かにおなかの中で生きていたいのち。
肉体はもう無いけれど存在は消えないということ。
姿を見ることができなかったけど
あの子の「短いけれど、いのちをかけて私に大切なメッセージを伝えるという生き方」を尊重できたこと。
あの時の助産師さんの関わりは
まさに「グリーフケア・スピリチュアルケア」でした。
その後、生きていく上で大きな支えとなりました。
2012年以降グリーフケア・スピリチュアルケアについて学んだことで
「ああ、まさにあれだったのか。最初からそういう体験を持つことができてたんだ。」
と何年も後になって、実体験としてあったということを再確認したのでした。
2018年5月 追記 上の子二人も大変だった。
プライバシーの関係で子どもたちのことはあまりブログには書かないようにしているのですが、
今回は少しだけ書こうと思います。
1月21日、産院で苦しんでいる最中
肉体の苦しみの中上の子二人のことが気になっていました。
長期入院になってしまったらこの子たちが大変だと。
人に頼るという発想もあるにはあったのですが、
当時幼稚園の年中と年少です。
二人のことが気になって、そのために早く身体をラクにしてほしいと思った記憶があります。
入院して1週間後に初めて子どもたちがお見舞いに来てくれました。
私の前では態度に出しませんでしたが、
帰宅後に二人とも何分も大泣きしたそうです。
その後も何度もお見舞いに来てくれて
そのたびに二人を「よしよし」と抱きしめて(この習慣は赤ちゃんの頃からです。高校生になった今もたまにですがあります。)
時には下の子がベッドの上で私にしがみつき
「ママ~」と大泣きしたこともありました。
上の子はこのことがきっかけで前よりもずいぶんとしっかりとしました。
幼稚園の先生もおっしゃっておりました。
1年後、下の子の5歳の誕生日に
ひらがなで簡単に、でも愛情をこめてメッセージを書いて渡しました。
私としても1年前にこんな大きな出来事があったので、
なんとしてもこの手紙で愛情を伝えたい、
今後この子の心が傷つくような辛いことや大変なことがあっても
この手紙を読むことでいかに愛されているかを思い出してほしいとの思いからです。
5歳向けなので内容はごく普通の誕生日のメッセージです。
下の子の長所と、生まれてきてありがとうということを
わかりやすく、でも心を込めて書きました。
すると次の日、下の子は幼稚園から帰ってきてその手紙を読んで号泣。
「ママ、死んだらいやや~。」と。
たった5歳の子でも、こちらの気持ちを察する
繊細な感受性があるのだということにびっくりしたのと
愛情を感じてくれたのはとても良かったけど、
かえって心配させてしまったのかとも思いました。
◆退院後に初めて亡くなった子の写真を見た時の記事はこちら
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