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⑦闘病記。せん妄様症状も!?次々に浮かび上がる「気づき」と「インスピレーション」

一瞥体験。覚醒体験。神秘体験。宗教的体験。ワンネス。非二元。臨死体験。

2007年1月21日(日)に救急搬送。

1月25日(木)に目が覚めた時

まるで初めて地球に来たかのようなような感覚でした。

 

目が覚めた時に夫が横にいて

私の身に何が起こったのか、いろいろと話をしてくれたのですが、

それが不思議で仕方なかったです。

日曜日に入院し、

血圧などを安定させる薬を投与。

 

月曜日の昼、

その後状態が悪化しはじめ、

このタイミングを逃すと確実に死ぬ

というところで開腹手術

ということになったそうです。

 

強心剤や血液浄化法という治療も実施したとのことです。

血液浄化法というのは、体内の血液を一旦外に出して老廃物を浄化してからまた体内に戻すという方法。

内臓の働きが低下しているため、機械で内臓の代わりをするのですね。

 

産院に入院し苦しんでいる間、水分をいくら摂っても

のどが渇いて仕方がなかったのですが、

おなかに大量の水が溜まっていたそうです。

 

それまで28年間生きてきて、

自分にはどんな家族がいて、

どういう人生を送ってきたか、

頭ではわかるのですが

なんだか別の人の人生のように感じるというか

変な感覚がありました。

 

「ああ、そうか私は今28歳で、

英語を一生懸命勉強してきて

いろんなことがあったけれども、

結婚して、子どももおって・・・

ああ、そうかまだ人生の途中やった・・・」

自分という人間の「役割」をやっている感覚というのでしょうか。

 

ぼ~っとする反面、

どこか研ぎ澄まされた感覚。

知的に考える部分ではぼ~っと力の抜けた感じ、

でも感性やたましいの部分では冴えている。

 

赤ちゃんを亡くしたことも覚えていましたが、

その子の存在も含め、

家族をはじめ今までいろいろな人に支えられてきた

普段は意識することはほとんどなかったけど、

こんなにも自分は愛されていたんだ

支えられていたんだということを

存在の深みで実感し、

ありがたくて仕方がなかったです。

 

赤ちゃんを亡くし、

死の淵をさまよい、

子宮を摘出したことも告げられましたが

こんなにも幸せを感じたことはなかったです。

 

入院中から退院後のしばらくは

あらゆる人に感謝の念と愛おしさがわきました。

考えて出る気づきや結論ではなく、

考えることをしていないのに

勝手にいろいろなことが

「気づき」として浮かび上がります。

 

今思えば

心の奥にあるものが

出てきたのだとわかります。

人間の心は

誰もが「叡智」につながっていて

研ぎ澄まされた際に

たましいの感覚で

いろんなことが「わかる」のです。

大学時代、哲学の授業で学んだことや

仏教、スピリチュアルの知識が

「体感」として

「自分の中にあるもの」

「生きているもの」

として浮かび上がってきました。

 

ああ、そうかそうか

そういうことだったのか・・・。

 

普段瞑想したときにも似た感覚が訪れますが

この時と同じ次元につながっていたのでしょう。

 

続きます。

⑧闘病記。死産して数日後、初めて助産師さんに話を聴いてもらった。

 

入院中のさらに深い宗教的体験の続きは

左メニューの覚醒体験・神秘体験をご覧ください。

 

 

 

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