遺族会にスタッフとして参加、お手伝いする際の服装について
常識の範囲で人に不快感を与えないという点が守られていれば気にすることはありません。
自宅にいる時よりもきちんとする、夫の実家に行く時の服装よりもちょっとかしこまった感じでしょうか。
デニムパンツやジャージですが、スウェットは当然ですが避けます。
グリーフケアを学んだ際に教わったことは
- 全身黒は避ける
- 前髪で目を隠さない
- マフラーNG
- 露出の多い服やミニスカートNG
- キラキラしたアクセサリーNG
- きつい香水NG
- 服装の文字や何気ないキーホルダーに注意
こんなところでしょうか。
1.全身黒は避けるというのは、お葬式を連想させるからです。
2.前髪で目を隠さない。前髪の長い人はまとめておきましょう。目が隠れると話を聴く際に失礼に当たります。
3.マフラーNG。マフラーやボリュームのあるストール、スカーフ類は首つりを連想させることがあると聞きました。
自死遺族の方への配慮でもあります。参加者の目に触れないのであれば遺族会の行きかえりに身に着けるのは大丈夫 です。
4.露出の多い服やミニスカートNG。これは目のやり場に困ったという声があったようです。
5.キラキラしたアクセサリーNG。辛いお気持ちを抱えている人にとって、スタッフがこのような派手なアクセサリーを身に着けていたら浮かれているように見えるからかもしれません。
6.きつい香水NG。これは常識ですね。
7.服装の文字や何気ないキーホルダーに注意。ガイコツとかですね。変なメッセージが入ったものとかも注意です。
何も考えずに身に着けていた服の英語のメッセージなど、何を意味しているのは調べるか、意味がわからないのであればそのような文字が入ってあるものは初めから着ないほうがいいかもしれません。
服装について実際に現場に出て学んだこと
・コツコツ音のするハイヒールNG
これは遺族会を開催している会場の床の素材にもよります。
カーペットが敷かれてある場合や座敷に上がる際は関係ありません。
スタッフの仕事は座って話を聴くだけではなく、お茶出しや部屋への案内などもあります。
動くたびにコツコツ音がなると耳障りになります。
・結婚指輪
これはスタッフの考え方にもよると思うのですが、やっていない人が多いです。
配偶者を亡くし辛く苦しい思いをしている人が、スタッフの結婚指輪を見て余計に辛くなるということも考えられます。
もちろん、人は人ということで平気なご遺族もいらっしゃるでしょうが、私を含め結婚指輪をしているスタッフはあまりいないように思います。
・派手な色、柄の服装、化粧
真っ赤や黄色、ド派手なプリント柄など、自然と目が行ってしまうので避けています。
遺族の中にはそのような服装を好んで着ていらっしゃる方もいますが、遺族の方の場合は大丈夫でもスタッフは避けた方がいいでしょう。
化粧も普段より薄くすることを心がけています。
ネイルはしませんが、する場合は目立たない色が良いでしょう。
・ブランドバッグ・ブランドジュエリー
これは人それぞれ考え方にもよるのですが、私はあまりに高い物はもって行かない、身に着けないようにしています。
ブランド物は多くの人が所有しており、普段から目にすることが多いですが、調べたらすぐに値段がわかってしまいますし、高価な物というのは色々な感情を刺激することもあり、かつての私がそうだったように嫉妬する方が出てくるかもしれません。
あまりに派手&高価なものを持っていく目的もありません。
(遺族会ではないですが、銀行員だった父も同じようなことを言っていた気がします。お客さんの前でそのような物を身に着けるのは避けると。)
・スーツやジャケットでなくてもOK
男性か女性で異なるかと思います。
男性のスタッフの場合はジャケット着用の方が清潔感、信頼感が出るのではないかという考えもあります。
ジャケットではない方が柔らかい雰囲気が出て話しやすいのではないかという考えもあります。
私の場合は男性と話すのが苦手なので、初対面の際はジャケットを着ておいてくれた方が安心します。
同じような人がいるかもしれません。
女性スタッフの場合はジャケット無しで柔らかい雰囲気の服装のことが多いですが、
私はたまにジャケットを着ることもあります。
常識の範囲であれば大丈夫です。清潔感を大切にしましょう。