2012年9月に執筆したものを載せています。
以下原文ママ。
夫に電話して、どうしても話したいことがあるから
なるべく一人でくるようにと伝えた。
前の晩に自分の使命のようなものが見え、
その次の日は朝から意識の状態がおかしいのだが、
これから先にどうすべきかということも
ひらめきのように頭にどんどん入ってくる。
午後になり夫が来るのだが、結局2人の娘を連れてきた。
土曜日だったので幼稚園も休みで仕方なかったのだ。
私に起こった一連の出来事を言ったように思う。
特に夫との出会いは運命的だったとベッドの中で
魂が震えるほど感動したことを伝えたように思う。
だがしかし、夫に会って話そうとすると普段の意識の状態に戻るので、
数時間前はあんなに感動していたのが嘘のように、忘れてしまうのだ。
もちろん起こったことは記憶はしている。
あんなに感動したのに、心が動かないというか、普段どおり淡々としてしまう。
そして、寝不足なのでしばらく夫と娘たちに外で買い物でもしてもらって、
私は睡眠をとることにした。
夫たちが行ってしばらくすると、例の助産師さんが来た。
この助産師さんのケアのおかげで
私は亡くなった子のことで初めて涙を流すことができた。
本当は辛かったということが自分でわかった。
詳しいことはブログには書かないが、
繊細な意識状態になっていたためか「この人、ただものではない」ということを感じた。
(数年後に知ったことですが、死産ケアに尽力されている方で、臨床だけでなく講師としても活躍されています。2011年と2012年に会っていますがすばらしい方です。)
前の晩のことや、意識が変になってしまったこと、
妊娠中のことなど自分でもあれよあれよという間にしゃべっていた。
それもぼ~っとした感じで、
話すつもりはないのに話してしまったのだ。
助産師さんも、国内で1年間に亡くなる赤ちゃんのことなどを話してくれた。
使命が見えたこと、この先の取るべき行動について聞くと「自然にしておいたらいい」とのこと。
この言葉も後に私の興奮状態をクールダウンさせてくれたように思う。
何が何でもすぐに行動に移してしまいたくなるくらい、
自分にはすごいことが起こったと思っていたので。
この時の助産師さんとの会話はその後の人生に大きな影響を与えた。
もっと色々と話したのだが、ブログでは伝えにくいので書かない。
(その助産師さんとの縁で、死産の体験を話す機会もあり、そちらで詳しく話すことにしているので)
どうやら変な意識状態のこともわかっていらっしゃるようだった。
助産師さんが部屋を出た後、昼寝をしようとしたがやっぱり寝られなかった。
その日の夕方は夫の友人の奥さんがお見舞いに来てくれた。
私はいつもよりテンションが上がって色々と話した記憶がある。
夫たちが帰ってから、テレビでドスペ!「母子病棟~壮絶なる愛と別れの記録」を見た。
続きます。13.神秘体験?それとも脳の中の妄想?