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16. 神秘体験 感情が無くなってしまった!抗精神病薬セレネースの副作用。離人症

2012年に書いた記事をそのまま載せています。

体験自体は2007年。

10年たち、読んでみて今になってやっと「そういうことだったのか」

とわかる部分もあります。

記事から「悪魔に取りつかれたような状態」と実感していたようですが、

本当に魔的なものが来ていたと思う。

 

顕在意識、潜在意識、集合無意識やら宗教的修行、

瞑想などで陥る危険なプロセスのことなど探求した結果、

ようやく自分の身に何が起こっていたかを分析して

自覚できるようになりました。

個人の意識から集合無意識へ

「越える前には魔的なものが来る」みたいです。

なので超える恐怖はものすごいですが、

超えたら「大丈夫」

神様、仏様はいるのです。ちゃんと支えてくださっています。

 

あの時は越える手前で引き返し(魔的なものが来たこともあり)、

また鎮静剤という物理的なものが介在していますが、

そのせいで余計に魔の働きが強まったのだと思います。

精神科の薬のせいでおかしくなった人、

自死に至った人などは同じようなことが起こっているのかもしれません。

 

2015年の研修の時も、感覚が戻り越えそうでしたが

ものすごい恐怖というかまさに魔だと思うのですが

やはり越えずに引き返しました。以下体験談です。

ここから

朝起きると頭が働かない。

 

働かないというかなんの感情も沸かない。

 

良いことも悪いことも区別がつかない。

 

昨日まで感じていた辛い、楽しい、嬉しい、悲しい、楽しい・・・という感情の一切がなくなってしまった。

 

 

脚もふらふらしている。

 

かなり歩きづらい状態だったので立ってそのままゆっくり足踏みをしていたが、脚が重かった。

 

後で調べたが鎮静剤「セレネース(ハロペリドール」の副作用だったようだ。

 

離人症という病気があるらしいが、その離人症状の真っ只中にいた。

(離人症については退院してからこの時の自分の状態を調べて知りました。)

 

 

生きている実感がない。

家族がまるで別世界に行ってしまったかのような感じ。

感情の欠落。

 

「あんたは本当はもう死んでいる。」

 

「パパは辛さに耐え切れずに子どもと心中した。」

 

「死んでいる人間が見舞いに来るはずがない。」

 

自分で考えたのではなく、

自分の中のもう一人の誰かがそう伝えてくる感覚。

 

「家に電話しようか。」という考えが頭によぎるも、

「電話しても死んでるから繋がらん。」という自分と別の存在からメッセージが入ってくる。

 

 

私には何の感情もない。

ただ「感情がない」という違和感はわかる。

 

「電話しようかな・・・。でも死んでるんやったら繋がらんし・・・。」

 

感情が無くなるということが

あれほど辛いとは想像すらしたことがなかった。

 

生きているという実感も全くない。

足がふらふらする。 

 

しばらく足踏みをしていると夫の友人夫婦がお見舞いにやってきてくれた。

 

「あれ?生きてたんや、私。」

誰かに会うことができるということは生きているということなのだ。

 

このときも、嬉しいとかびっくりという感情を感じたわけではなく、

ただ頭で理解したという状態だ。

 

 

なんとか「まとも」に映るよう

「普段だったらこう振舞う」という行動を取った。

 

 

外から見ても私はぼ~っとした状態だったに違いないが、

内面はそれ以上に言葉では言い表せないほどだった。

 

 

自分でも何が何だかわからなくて、

行動を変えたえらきっと感情も良くなると思ったのか、

夫に抱きしめてもらうも何の変化もなく・・・・。

 

普通だったら嬉しい感じるのだが・・・。

 

前日に夫の友人の奥さんが持ってきてくれたファッション誌を見ても

何の感情もわかない。

 

「がばいばあちゃん」も、あれだけ笑って読んでいたのに

文字の情報だけが処理され、面白いともなんとも感じなくなっていた。

 

 

夫は看護師さんや助産師さんから、前日私が精神的におかしくなったことを聞いたはず・・・・

そういうことがなぜかわかってしまう。直感でピンとくる。

 

 

どこでどのようなことが行われているかも何となくわかる。

これは「たぶんこうだろうな」と想像するというより、「わかる」。

 

「私に対して普通に振舞うように言われてる」というのも理解できた。

 

 

この鎮静剤の副作用、精神面でもきつかったが、肉体面でもやばかった。

 

一人でいる間、なぜか首があらぬ方向に曲がったり、

白目をむいてしまったりと勝手に体がそうなってしまうのだ。

 

人が入ってきたらどうにか抑えることができるのだが・・・。

 

 

あの姿は誰も見ていない。

入院中、誰にも言わなかった。

 

悪魔がとりついたような状態だ。

 

高いところから飛び降りることも悪いと思わない。

 

数日前、保育器の中の赤ちゃんを目にしたが

その子を窓から投げ捨てることもできてしまうような心境。

しかも何の感情も抱かずに。

 

善悪の判断が全くできなくなったが、

「昨日まで持っていた価値観、倫理観」を覚えていたので行動には移さなかった。

 

 

この日は日曜日で、夫の兄弟家族、親戚たちが来てくれて、

会っている間は「まとも」に振舞うようにした。

 

話す内容も昨日まで感じていた夫への感謝などを話した。

だが、感情そのものが戻ってきたわけではないのだ。

 

とりあえず、普通だったらこうする、という行動をとるのみ。

昨日までの私なら「こう言うだろう」「こうするだろう」と頭で判断し、感情が伴わないが普通を装う。

多くの人にお見舞いにきてもらい本当にありがたかった。

 

 

朝から晩まで、一人のときは体が変になるし、

感情も全く感じない、生きているとさえ感じない、

ただただ不快な状態だったが、

我慢ならなくなり、睡眠薬をもらうことにした。

 

一日、セレネースの副作用で眠ることすらできなかったのだ。

前日の変性意識体験は前半は宗教的体験だったと思う。

しかし後半は存在の深い次元に行かせないようにする「魔」の体験だったようだ。

 

人間の意識というのは、自分でわかっている範囲以上に

何倍も深い次元に広がっている。

通常では表面意識が「ちゃんとするよう」に働いていて深層の次元は出てこないが、

大病や死別、表層意識ではとても支えられないような出来事に遭遇すると

その表層意識の働きがめちゃくちゃ弱まる。

すると深く奥のもの、それこそ集合無意識の近くに存在するいろんなものが出てくるということです。

 

この時鎮静剤で症状を抑えられたのだけど、

もしかしたら

感情のまま暴れさせてくれたら、話を聴いてもらえたら

鎮静剤なしでも朝には通常に戻っていたのではないかと10年以上経った今になって思う。

セレネースを点滴投与されたせいで「魔」が増幅したと私は感じている。

 

 

しかしこの体験から同じような状況にいる人の精神状態が

前よりは自分のことのように想像できるので

誰かの役に立つという面では良かったのかもしれない。

あくまで私の場合です。

 

「明日になったら元に戻る」そう信じて睡眠薬を飲んで寝た。

 

続きます>>>>⑧神秘体験 ほぼ元に戻った 

 

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