色々なことを抱えているありのままを受け止めてほしい
自分ひとりで抱えきれない悩みがあるとき
誰かに聴いてもらいたいと思うことは自然な感情です。
心に抱えるこの苦しみをどうすればいいか
何か答えが欲しい時もあれば
答えが欲しいというより
ただ自分の話に耳を傾けて欲しいと思うこともあります。
そんなとき、思い浮かぶのが
カウンセリングやグループでの分かち合いです。
自分を語り、
また同じような悩みを持つ人の話を聴いて
共感し、なにかの気づきが得られることがあります。
行こうと思った時点でもう半分回復している
カウンセリングやグループでの分かち合いに
行こうと思った時点で
その人はもう半分回復している、
癒しの力が発現しかかっているといえるでしょう。
自分のことをどうにかしたい
この辛さを今後どうすればいいのか
普段はもしかすると意識していないかもしれませんし、
自覚のない場合もあると思うのですが
誰かに聴いてもらいたい
この辛さをどうにかしたい
と思うのは自分のことを大事にしたい
今後も生きていかなくてはという
本能的な欲求がそうさせています。
生きる力が無くなってしまった場合や
生きたいと思う欲が無くなって絶望している場合は
カウンセリングに通おうという発想すらないでしょう。
カウンセリングに実際に通った体験
グリーフケアのトレーニングの一環として
複数回個人面談に通いました。
①スピリチュアルケアの面談と
通常のカウンセリングルームでの
②教育分析です。
教育分析とはカウンセラーのためのカウンセリングです。
今も必要な時に
スピリチュアルケアの面談を受けています。
こちらはやりたいことに背中を押してもらいたかったので
「コーチング」のようなイメージでしょうか。
スピリチュアルケアなので、辛い時であっても
今回のように自分に自信をつけたい時であっても
受けられます。
グループワークでの学び
生育歴などを披露しながら援助スキルを高める
スピリチュアルケアの研修に参加したという経験があります。
本当に辛かった時どうしていたか
本当に辛い時期というのはあったのですが(特に10代の頃)
その辛い時期に通ったことはありません。
ある程度折り合いがつき
気持ちが日常生活に影響しなくなった時に
精神的にも比較的落ち着いた状態で通いました。
しんどいから癒されたいという目的で通ではなく、
ケア提供者として自分自身のトレーニングとして通っていました。
本当にしんどい時に通いたかったと思ったものです。
そういう発想がなかったので。
※しんどい時に通う人もいれば、私のように落ち着いてから心を見つめるために通う場合もありますね。この行為自体も自身のビリーフの反映といえましょう。
カウンセリング(個人面談・教育分析)とスピリチュアルケアのグループ研修に通ってよかったこと
◇辛い気持ちを誰かに相談してもいいんだという認識を得られた
それまでは「相談するに値しない」「援助されるに値しない」
という風に助けを求めることに対して自分に許可を与えていなかったのだと思います。
ある程度折り合いがついて回復している状態で話を聴いてもらったので
本当に辛い時に相談したかったという気持ちになりました。
あの時にこの人がいてくれたらどんなに良かったかと。
本当に辛い時に相談できるということはその人自身の力でもあるのです。
◇自己肯定感が高まった。自分に自信がついた。
否定せずに話を聴いてもらえたという体験は
想像以上に自分にとって大きな意味があったように思います。
幼少期に作られたと思うのですが、先入観がありました。
「誰も話を聴いてくれないのではないか」という。
まさにこれがメンタルブロックですね。
幼少期、例えば友達とけんかした時など親に言っても、
「私の気持ちではなく友達を優先して、もっと我慢するように言われる。」
「こんな考え方もあるんじゃない。」
などと言われる。
また親の理想通りできていないと
そこを指摘されて直すように言われる。
そうすると
親が思う「足らない部分」を埋めるように頑張るようになります。
親の思う「正しい考え」の方に誘導されるのが当たり前だったので
知らず知らずに欲求不満と他者への不信感が募っていました。
書いていて泣きそうになりますが、
親の気持ちを子どもが汲んでいたのですね。
親がそう言いたい、親が自分の気持ちを分かってほしいから
子どもの方が逆に我慢をする。こういう体験してきてる人いっぱいいるはず。
そのせいもあって
話をしたら
「ダメ出しをされるんじゃないか」
「私がおかしいと言われるんじゃないか」
「アドバイスをされて私の気持ちは置き去りにされるのではないか」
「私の話を聴ける人が果たしているのだろうか」
「大したことないと言われるんだろうな」
という気持ちを根本に抱えていたせいもあり、
どん底のときには誰にも話せなかったということなのです。
誰かに話すことによってますます自分を責めてしまうという体験をしていたので。
「話せない」ことも一つの大きな喪失であり痛みです。
※今となってはこの経験自体もまな大きな学びであり、私の恵みだったのだとわかりました。このような体験があったからこそ、今の仕事につながっているのです。
それが個人面談やグループワークで
否定せずに話を聴いてもらえたという体験を経て
「話してもよかったんだ」
「人には言いづらいことでも言って大丈夫なんだ」
「言いたいことを言って受け入れられなかったらどうしようと思ったけど、みんな共感してくれた。」と。
こんな体験を繰り返すうちに
どんどん自分に自信が戻ってくるのを感じました。
最初は過去の辛い話を聴いてほしい、けど言っても大丈夫だろうか
という思いがあったのですが、
そんな不安はすぐに解消。
その後は
自分の本心に従って生きていきたい
↓
素の自分を出したい
↓
大丈夫。素の自分で十分やっていける
という認識で生きられるまでになりました。
この変化は本当にすごいことです。
自分の悩みなんて話しても受け止めてもらえないだろう
私のこんな話、ケアを受けるに値しない
と思っていたのですから。
一人で耐えて自分の力で回復するのとどう違うのか
カウンセラーという他者の力を借りて
自分の心の傷を癒したり、生きづらさを克服していくのが
カウンセリングですが、
実はカウンセラーが力を与えたり、癒したりしているわけではないのです。
自分の中にちゃんと回復する力があり
癒しの力もあり、
悩みへの答えも持っていて
クライアントは自分の力で回復していきます。
カウンセラーという他者に話を聴いてもらいながら
自分自身の心と対話しているわけです。
カウンセリングを通して
自分自身の心を深く見つめることになります。
深く見つめてああだこうだと自問自答するのですが
一人では堂々巡りになったり
こんがらがったりするのを
カウンセラーはそれを解きほぐしてわかりやすくし、
クライアントの「鏡」となって
援助しています。
自己洞察もできて力のある人であれば
おそらく自分ひとりで心の中を探るので
カウンセリングに通わずとも
ちゃんと回復していくでしょう。
しかし多くの場合
自分ひとりでいわば「一人カウンセリング」をやっていても
限界があります。
自分がどうしても避けたい、見たくないというところは
ほったらかしなど
一人で取り組める分、
そこから先に進まないということも出てきます。
カウンセリングは
自分のもともと持っている力を増幅させ、
自分に自信をつけたい場合などは
さらに加速させることもできます。
何かをやりたい、でもどうしよう
自分にできるのだろうか
などと思っている時であれば
カウンセリングで背中を押してもらえれば
ものすごい力になります。
自分ひとりだと悶々としてしまうような状況でも
あのカウンセラーさんがああ言ってたからきっと大丈夫、
自分を信じてやっていける
というふうに自分に対する自信への裏付けができて
ぶれなくなってきます。
「もともとの自分」に戻ること。素の自分で生きていけるようになること
これがカウンセリングに通って得られる一番のメリットです。
一人でできる人もいますが、
素の自分で生きていきたい、
他人の機嫌って疲れるのはやめて本心本音で生きていきたい
そのような想いの現実化を加速するのがカウンセリングです。
いろいろと悩みがあり、
自分でいろいろ考えても
堂々巡りで進まないという方は
個人セッションもやっておりますし、メール相談も承っております。
私のところが合いそうだなと思う方はぜひご検討ください。
※個人セッションは女性限定です。
私のところでなくても、あなたの気持ちに寄り添ってくれるカウンセラーはいるでしょう。
ぜひ相性の良いカウンセラーさんのところへ通われることをお勧めします。