人間関係。怒りの抑圧。私の個人的な体験ですが・・・

15年以上も前のことですが、当時2歳の娘をベビーカーに乗せて電車に乗り出かけた時のこと。

まだお昼過ぎで電車内は空いていました。

片言で娘は歌を歌い始めたのですが、斜めに座っていた読書をしていた50代くらいの男性が「うるさいっ!!」と怒鳴ったのです。

電車内であれば普通に会話をしている人もいますし、それほど大きな声ではなかったのですが、明らかに「自分の方が立場が上」と言わんばかりの攻撃をくらい、腹が立って今思い出してもムカムカします。

どうしてこんなにも腹が立つのか考えてみました。

これがもし異なる状況だったら?

もし家にいて、夫に「うるさいっ!!」と言われたのであればどうだったでしょう?

一瞬怒りを感じるかもしれませんが、日常の光景として、普通に過ぎ去っていくのではないでしょうか?

そこでケンカになったとしても、その出来事を10年も20年も覚えていて「あの時の腹が立った出来事、今思い出すだけでも気分が悪い」などとブログに書くなんてことはありません。

怒りを感じるのは一瞬のことであって、言い返してケンカになったとしても、30分後には何事も無かったように忘れているでしょう。

これは私の場合はおそらくそうなのであって、他の方はまた異なる反応をするかと思いますが・・・。

どうして同じ言葉でもそれを放つ人によって受け取り方が変わるのでしょうか。

 

それは関係性ができているかどうかが大きな理由だと思いました。

夫であれば信頼関係ができており、「うるさいっ!!」と言われたところで腹が立たないかもしれません。

もし腹が立ったとしても言いたいことを言い返すことができる夫婦という立場でもあります。

そして実際に娘がうるさくてたまらないという状況であれば、夫の気持ちに共感し、静かにしようねと注意もするでしょう。

ところが、電車の中でいきなり怒鳴ってきたあの男性というのは、明らかに私たち親子を下に見ていたから怒鳴ったわけです。

奇声を上げたわけでもなく、同じくらいの声量でしゃべっているサラリーマンなど普通に見られる光景ですが、そのような人達には注意できないのだろうなと思います。

人間関係がしんどいと感じる理由の一つに、相手との関係性ができていないのに自分の領域に踏み込まれることが挙げられます。

まさに思わぬ攻撃を受けたという感じで、何年経っても忘れられないのですね。

 

またこういう考えも頭によぎりました。

現実は心の反映だから、これは私の中に抑圧された「怒り」が元々あって、それが他人を通して表出されたのかもしれない、と。

この時も結局怒りを抑圧、つまり我慢して何も言わずに帰ってきましたが、できることなら10倍20倍の迫力で言い返したかったですね。

2歳の子を抱えてたら危険な目に遭わせたくないという思いから反撃するというのは無理ですが・・・。

私の怒りを受け取ってくれる場がなく、そのままにしていたので、未完結の問題になってしまったのですね。

「ちゃんと怒る」ということも私の課題かもしれません。実際にスピリチュアルケアの研修(2015年)でもスーパーバイザーの先生に指摘されました。

このように怒りを抑圧すると、後になって身体に現れたり、あるいはまた怒りを感じるような出来事に遭遇したりと、自分の中の怒りが結局は表に出てくることになります。

(私の場合は夜に寝言でたまに怒っています。怒りを感じる場面が夢に出てきて、「ええかげんにせえよ!!!」などと腹から声が出て目が覚めるのです。)

しっかりと怒ることも大事ですが、なかなか他人に向かって怒りを訴えることは難しいです。

何をされるかわからないという怖さもあるので。

何をされるかわからない、というのもやはりその人との関係性ができていないからそう感じるのですね。

信頼関係が構築されていれば、ちゃんと怒りを伝えることはそう難しくないでしょう。

感情的に怒るのではなく、冷静に自分の受け取ってほしい本心を伝えることができると思います。

でもその信頼関係を作るのが難しいんだよ~と言う声が聞こえてきそうですが・・・。

他者との関係の前に自分との信頼関係が先かもしれませんね。

自分への信頼が増すと、他者と信頼関係を作るのも容易になってきます。

そしてこちらが心を開いて接しても、相手はそうではない場合もあります。

そういう時は信頼関係は築けませんが、それはそれで仕方のないことです。相手をコントロールすることはできません。

そしてそのような人間関係において、理不尽に攻撃されたり、傷つくことを言われたりということが起きやすいのですが、これはもう相手の問題であって、自分が背負うことではないと割り切ることも自分を大事にする上で必要ですね。

日常生活で実際に怒りを出すと、人間関係がどうなるか心配ですし、職場などでは現実的ではないこともあります。

そのためにカウンセラーを活用することはお勧めです。

普段言えないようなことでも、カウンセリングの場であれば制限せずに出していただいて大丈夫です。

疑似的な状況を作り、怒りを表現し、受け止めてもらうことで、心は軽くなっていきますね。

怒りの奥にある本当の気持ちにも気づくでしょう。

 

今日も読んでくださりありがとうございました。

 

 

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