今回もまたふざけたアイキャッチ画像です!
先日の記事 「嫌いな人、苦手な人は「シャドウ」。心のざわつきから隠している自分の欲求がみえてくる」
にも書きましたが、今年は今までよりももう少し、人には言いにくいネガティブ感情、ブラック感情、タブーとされる感情を取り上げてみようと思います。その奥に「本心本音」が埋もれているので。
今年はもっと「ブラックな感情」を言える場、世間では「タブー」とされているような感情を受け止める場としてアピールしていきたいと思います。
ブラックな感情やタブーは、普段はなかなか人には言えず、言ったところで正論で諭されたりして欲求不満になるのがオチ。
でもその感情を通り越した先には、本当に言いたかった本心本音があるのです。
ブラックな感情は自分でも認めるのが怖かったり、隠しておきたいと思うのが普通です。
それで日常生活が送れているのであればいいでしょうが、あまりに抑圧が続くと心身の不調や対人関係の問題に発展することがあります。
本来なら優しく、平安、やる気に満ち溢れているのに、生きづらさを抱えてずっとモヤモヤが続き、うつうつと覇気のない状態が続いたりします。
そのように身の回りにトラブルとなって現れ、未完結の感情が「癒してくれ~、気づいてくれ~」と声を発しているのですね。
その「ブラック」を受け止めて、解放していく作業の一つがカウンセリングです。
というのは、このような感情こそ聴いてほしいのに言うのをためらってしまうことが多いからです。
その奥には本当に受け止めてもらいたかった本心があるのに、です。
どうして言うのをためらってしまうのでしょう?
それは
「こんなことを感じている自分の方がおかしいのでは?」
「相談したって正論を言われて説教されるんじゃないか?」
と思うからです。
どんなことでも聴いてくれる人
どんな黒い感情でも受け止めてくれる人
きっとこの人は聴いてくれるだろう
という人に相談すると思うのです。
それも大変な勇気を出して。
もしかしたら否定されるかもしれない
もしかしたら軽蔑されるかもしれない
そんな不安を抱えるのは当然ですから。
不安を感じつつも、その不安以上に
「この人なら聴いてくれるのではないか」
「理解してくれるのではないか」
と思えて初めて、打ち明けることができます。
そして、カウンセラーをやっている人というのは、多くの場合自らの心の闇、ブラック感情、タブーとされる感情に向き合い、対処してきたことかと思います。グリーフケア、スピリチュアルケアの提供者も同じです。
(まあひょっとしたら中には「お勉強だけ」の人もいるかもしれませんが。)
だから人の気持ちに共感できる。
しかし、その人のHPやブログを見ても
「優等生的なこと」しか書かれていなかったら?
「一般論」や「教科書的なこと」しか書かれていなかったら?
その人にあなたのドロドロした気持ちを打ち明けたいと思いますか?
「この人本当に私の気持ちをわかってくれるだろうか?」
「私の話を枠や形に当てはめられるんじゃないか?」
「はぐらかしや気休めで逃げたりしないで向き合ってくれるかしら?」
と感じて相談しようと思わないのではないでしょうか?
カウンセラー自身はもしかしたら色々な感情体験をお持ちかもしれません。
実際に相談してみたらすごく共感してくれて、助けになるのかもしれません。
しかし、それがHPやブログで伝わっていないとなんとも残念に思うのです。
教科書見たら全部書いてあるようなことばっかりだったら。
組織に属するカウンセラーだったら仕方がないのかもしれません。しかし個人でやっている人であれば、その人自身がHPにいる?ブログにいる?と疑問に思うのです。
やっぱり個人でやっているのであれば、その人がちゃんとHPなりブログにいてほしい。
その人の人柄が伝わってきて欲しいのです。
ブラックな感情やタブーとされる感情こそ、隠したい気持ちがあるのと同時に、それこそ理解されたいのですよね。
このカウンセラーに相談してみたいな
そう思ってもらう、見つけてもらうためには
私自身、過去の感情体験からブラック感情、タブーとされる感情を引っ張り出してきて、
書くときはその気持ちになって書いていこうと思います。
「その気持ちになって」というのは、怒りや嫉妬、憤怒、怨恨などの気持ちに自分を持っていくので、なかなか集中しないと難しいのですが、出来る範囲でやってみます。
まあそんな気持ちの記事ばかり書くわけではないですが、ちょっと挑戦もしてみようかなと。
「この人ならわかってくれる」と見つけてもらいたいですからね。
ネガティブな感情を書いているからといって、私が「聴いて聴いて聴いてーーーーー!!!!」って言ってるわけじゃないんですよ。
私が癒してほしいんじゃないのです。
歌の歌詞と同じです。
特にドロドロな感情を歌っていますが、歌っている間歌手の人はその感情になるけれども、歌手自身は病んでいるわけではありませんよね。
でも感情を同化させて歌っているから心に響くし、自分のことに重ね合わせて涙も出る。
それと同じ。
読んだ人に、「ああ、私も同じ気持ち。わかってもらえた」と感じてもらうためです。
目的はネガティブの奥にある、本心本音を一緒に受け止めるためです。
それが目的。ただただ感情を発散させるのではない。
本心本音に辿り着いて、人生が変わっていきます。
というわけで、ちょこちょこそんなブラック感情の記事も書いていきたいと思います。
今日もお読みくださりありがとうございました。