先ほど、この記事「グリーフケア。私よりあの人の方が辛いのに・・・と自分の悲しみを出してはいけない気がしてしまう」
を書き、「ああ、そうか」と気づいたことがあります。
それは、主に終末期や認知症の方たちの中には、本当に心からのコミュニケーションができる人がいて、こちらも癒されることがあるのですが、理由が明確になりました。
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そのような方たちは、ご自身が危機的状況に陥り、自我の手放しがかなり進んでいらっしゃるのでしょう。
コミュニケーションのパターンは3種類
「攻撃型」
「自己犠牲型」
「良好型」
があるのですが、「攻撃型」「自己犠牲型」はなぜそうなるのかというと、自分の自我、エゴの働きによってですよね。
「良好型」は「今ここ」のコミュニケーションができる状態ですが、それって自分の本心に素直になり、相手のことも尊重できる状態です。
状況は過酷で、お話しされる内容そのものは重いものがあることも多いのですが、コミュニケーション自体は取り繕いがなく、心を開いて本心を言ってくださるのですね。
もちろん全員ではないですが、そのような方が多い印象です。
そして、これは終末期や認知症の方だけではなく、元気な人であっても、自分の本心を大事にして相手も尊重できる方というのは、「今ここ」で関われる人なのですね。
日常生活を送る中、なかなか難しかったりするのですが。
取り繕いやウソを言うのをやめ、心に感じたことを素直に、打ち明けることを続けているとどうなるか。
自分と他人の境界が薄くなり、自分と世界が連動していることが感じられます。
生死をさまよったサイト、スピリチュアルケアの訓練で経験済みです。
今現在は・・・・今も内と外は同じだとはわかってはいますが、実感が薄いでしょうか。
家族に対して、ちょっと黙っていてほしいことを言えなかったり、怒りを感じているのに揉めるのがイヤで我慢してしまったり。