個人情報のことがあるので詳しくは書けないのですが、
終末期にいる方やがんの末期の方と接する機会があります。
病気の症状のため、長い会話は難しいです。
会話は短く、アイコンタクトを大事に。
私のように健康な人のエネルギーによって疲れることも考慮し、物腰は柔らかく、静かな声のトーンで。
生命の危機にある人たちからは、より一層、奥にあるスピリット・たましいが伝わってくる気がします。
交わす視線、短い言葉、表情の一つひとつが「真実」を映し出しているというか。
「今ここ」を生きているんですよね。
状況は過酷で、語る内容自体は辛く苦しいことも多いのですが、それは三次元の目に見える範囲の解釈であり。
そのような状況だからこそなのか、もっと奥にある本質が伝わってくるように感じ、不思議と辛くはなく、神秘を感じるのです。
私も28歳の時に生命の危機を体験し、ぎりぎりで助かったのですが、その際にスピリチュアルな次元に触れました。
一度その次元に触れたら、また感覚は戻ってくるみたいで。
研ぎ澄まされた感覚になります。
そして、その人たちと接する時間がとても豊かであると感じます。
大いなるもの、スピリットと繋がった際に、あるいは本当の自分と繋がった際に、
満ち足りた感覚や幸せを感じるのでしょうね。
「今ここ」を生きているという実感、大いなるものに愛され、本当の自分でいられる喜びでしょうか。
それを求めて、スピリチュアルケア・グリーフケアを続けているのだと思います。
ケアが必要な方の力になりたい、という気持ちももちろんありますが、
それよりも、私は自分自身でいられるから、細く長くスピリチュアルケア・グリーフケアに関わっているのです。
本当は、ケアの場だけでなく、日常もまた澄んだ心でいられれば同じなんでしょうけどね。
お読みくださりありがとうございました。