過去記事に、今という瞬間を喜びの気持ちで満たし、それを「今」「今」「今」と瞬間瞬間続けていけば満たされた気持ちで過ごすことができるという内容を書きました。
⑥今という瞬間しか存在しない。スピリチュアル体験からのインスピレーション
また、不快な気分に振り回されるというのは、「感情が主、自分が従」になっているからであって、内面の浄化が進むにつれ、「自分が主、感情が従」の状態を保てるようになり、いやな感情が浮かんでも「あ、わたし今いやな気分を感じてるん」とちょっと俯瞰して感じることができるという内容の記事も書きました。
感情がある理由。感情のコントロールが外れると感情を道具として使うことができる
しかしそうはいっても、いつもいつもそんならくな状態でいられるわけもなく・・・。
生死をさまよった時の気づきは「状況がどうであれ、常に幸せしかない」というもの。
確かに、当時は肉体はぼろぼろ、過酷な状況の中、満ち足りた幸せな気分を感じていて、それは日常でも同じなんだと気づきました。
なのに、今どうして満ち足りた気分になれないのか。
どんな状況であれ「幸せ」なはずなのに深いな気分、やる気のでない気分を感じてしまうのか。
当時の状況と一体何が違うのか・・・。
当時は肉体はぼろぼろだったけど、肉体以外の次元のは「からだ」、それこそスピリチュアルな次元とよばれる次元につながっている部分がエネルギーに満ちていたのではないか。
このような気づきに至りました。
少しでもいいから心地よさを感じて、ちょっとでもらくになりたい、そんな時に私がやっている方法です。
不快な気分、ネガティブ感情を手放したい時。太陽光と呼吸を意識してみる
不快な気分をちょっとでも和らげたい。
そんな時というのは、自分の中のエネルギーが落ちている状態でもあります。
ヨガの考えでは、人間には肉体を含め複数のからだがあるという説があり、それぞれ折り重なるように異なる次元に属しています。
エネルギーが落ちている状態では、簡単に不快な感情に巻き込まれ、なかなか気分が上がらないという状態になってしまいます。
これが長期間続くと病気になりますね。
簡単にできる方法としては太陽光を浴びるのが良いです。日焼けが気になる場合は日陰でもいいので外に出る、家から出られない場合は窓を開けるなど、太陽や自然のエネルギーを吸収するのです。
また「呼吸」は肉体の次元ともっと深いスピリチュアルな次元をつなぐとされています。
イラストでいうと「プラーナマヤコーシャ」と呼ばれる、東洋医学でいういわゆる「気」の次元。
肉体と割と近い次元に属していて、鍼などはここに働きかけますね。
ヨガのプラーナヤーマという呼吸法がおすすめですが、簡単に説明すると、大気中の「プラーナ」というエネルギーを取り込むということ。かならずきれいな空気のところでやることが大事。
1.息を吐き切る。
2.息を吸う。
3.数秒間息を止める
4.息を止めたままさらに数秒おなかの中から全身にエネルギーをまわすイメージをする。
上記の1,2,3だけでもOK。
詳しく知りたい方はネットで調べてみてください
瞑想をする前に2,3分行うのもおすすめです。
自分をエネルギーで満たしておくこと
不快な気分に振り回されている状態というのは、肉体以外の「からだ」のエネルギーが枯渇しているということ。
ですので、その部分を満たす一つの方法として「太陽光」「呼吸」からプラーナエネルギーを吸収するということを紹介しました。
他にも瞑想をする、宗教家の本を読む、没頭できることをする、などがエネルギーを高めるのにおすすめですが、それらの行動を起こす気力すらわかないというときは「太陽光」「呼吸」がいちばんハードルが低いかなと思います。
自分の中に十分なエネルギーがあれば、多少状況や環境が悪くても「自分が主、感情が従」の状態に持っていけます。
不快な感情というのは本当にいやですね。
感じたくないからといってすぐに状況や環境を変えられるわけでもなく、だんだん自分が枯渇していくのがわかります。
枯渇するというのはある意味自分に合っていないからということかもしれません。
今回紹介したのはあくまで一時的な応急処置です。
エネルギーを保ちつつ、徐々に自分に合った環境や状況、本来の居場所を見つけ、そちらに進んでいけるようにしていきたいものです。