シンクロニシティとは?
シンクロニシティとは共時性とも呼ばれています。
たとえば一緒にいる友人と同じタイミングで同じ単語を発したり、ふと思い浮かんだことの答えが思いもよらないところからもたらされたり。
自分と周りの世界はリンクしているとこのブログでもお伝えしていますが、その感覚が「実感レベル」で感じられます。
シンクロニシティは実は日常でも普通に私たちは触れているはずなのですが、日常の意識というのはどうしても「三次元」「肉体優位の次元」にあり、また頭の考えが邪魔をして、シンクロニシティだと気づくことがとても少ないのです。
ところが、意識の重心が肉体次元中心からたましいの次元も含めて感じられるようになると、そこら中にシンクロ現象が起こる、それが当たり前といった感覚になります。
スピリチュアルケアの研修。どうしてシンクロニシティが感じられるようになるの?
シンクロニシティが感じられるというのは、普段は三次元優位の感覚しか感じられない意識が、たましいレベルの次元も感じられるからと述べました。
それを可能にする方法の一つがスピリチュアルケアの研修で取り組む「自分の感情、今ここで何を感じているかをちゃんと見る、伝えるということ」なのです。
私たちは普段は頭で考えた「思考」優位になっていて、自分の気持ちや感性よりもそっちを優先してしまっていることが多いです。
あれは良い、これは悪いという判断はできるかもしれません。しかし、本心でそれを「良い」と思っているのか、「悪いと思っているのか。
それは今までに学んで身に着けてきた常識だったり、思い込みだったり、社会や世間の考えであったり、そういう周りの「考え」に自分もついつい従っているだけではないのか。
自分がそのことについて本当の本当の本当のところどう感じているか、自分でもよくわからない。このような状態の人は多いでしょう。
研修ではどう感じているのかということに焦点を当て、それを開示します。感情ではなく「考え」を述べた場合は他の研修生がそれを「違和感」としてキャッチしそこからまた内面に深く入っていくというのがスピリチュアルケアのグループワークです。
本来の素の自分に近づいていく。それがスピリチュアルケアの訓練
今なにを感じているか。それを自分自身でキャッチし、正直に丁寧に相手に伝える。
シンプルに「今ここ」で自分自身でいるということ。
自分にも相手にもうそをつかず、ただただ自分が自分でいられることを許す。
それって本来の自分に戻るということ。つまり、意識の重心がたましいの次元にある自分。
たましいの次元というのは、他者や周りの世界とのつながりをより一層感じる次元。
自分の心と周りの世界が連動し、心がそのまま外の世界に映し出されたかのように感じる感覚。
思考優位の三次元は個別、分離の感覚が当たり前。たましい次元はワンネスに近い。
相手の発した言葉がまるで自分が発したかのように感じることが多くなる。
心の中で問いを発すると、どういうわけか周りにその答えが出現する。
他者が発した言葉からかもしれないし、テレビの中の情報からかもしれない。
本やチラシに書かれている「一言」かもしれない。
そして周りとのシンクロを実感として感じるので、意識の広がりを感じるし、必要なことは引き寄せられる感覚になる。
例えばある知り合いに用事があるけど連絡先を知らないという場合でも、出かけ先でばったり会い解決ということも起こる。
シンクロニシティは自分が素の自分でいられるようになると頻繁に感じられるもの。
素の自分に近づくってことは、宇宙の意識に近づいていくということでもあり、それってやっぱり自分と宇宙は一体ということに他ならない。
ですが三次元の思考優位の、人間社会の常識やら偏見やら形式やらにがんじがらめになっているとそういったことが信じられないのが当たり前だし、宇宙と自分が一体だなんて言われても頭のおかしい人のたわごとくらいにしか思えないのですね。
そしてなんとなく生きづらい毎日が続いていく。だってそれは自分が自分でいることを許してないから。
ありのままでいていいなんてとうてい思えず、合わない価値観に無理やり自分を合わせて、本心は「いやだ」って感じているのに聞こえないフリ。そうしないとやっていけないほど疲弊してしまっている。
まずは本当のところ、どう感じているかをキャッチすること。そしてどんな感情もあっていいし、感じていいと理解すること。
そうやっていくことで生きづらさや不自由さが軽減されていき、人とのコミュニケーションもだんだんやさしさに満たされたものになっていく。
今回の話はスピリチュアルケアの訓練によって、「今ここ」で何を感じているかに正直になり、その結果肉体次元よりももっと深いたましい次元につながるからシンクロニシティを感じるだという内容でした。
読んでいてお分かりかもしれませんが、なにも専門職に向けたスピリチュアルケアの訓練をわざわざ受けなくても「今ここ」で自分に正直に、他者にも正直に、自分も他人も大事にするということをやっていると、シンクロニシティ、心と宇宙が連動して物事がうまく進むようになっていくということでもあります。
まあわかっててもそれができないから生きづらいということも理解できるので、
「絶対自分の人生良くしたい、もっと自由に自分らしさを発揮して生きていきたい、でも難しい、でも覚悟はある」という人は、
ぜひこのような訓練を受けたり専門家の個人セッションやセラピーを受けるといいでしょう。
自分自身でいるということ。最も「近い」のにどうしてこれほどまでに「遠い」のか。
読んでくださりありがとうございました。