人に関心があるようでそれは自分にしか関心がないのかも

恋愛の場面ではよくあることかもしれません。

「あの人は私のことが本当に好きなの?」

と不安になったり、相手の気持ちを疑ってしまうことが。

付き合っている恋人であれば何度も連絡をしてしまったり、相手の動向をいちいち把握していないと気が済まなかったり。

私自身も十代の頃はそんな感じで、とにかく相手が自分のことを本当に好きなのかどうか気になって仕方がなかったです。

そしてその証拠集めをしてしまう。

「あの日あんな言葉を言われたからきっと大丈夫」

と。

そして他の女性の影が見えたり(単なる女友達など勘違いの場合でも)、態度から優しさが感じられなかったりすると不安になってしまうのですね。

私のことをずっと好きでいてほしい。

いつも私のことを思っていてほしい。

他の人に関心を寄せないでほしい。

さらには

もっと優しくしてほしい。

プレゼントは友達よりも高価な物を贈ってほしい。

今度は〇〇に連れて行ってほしい。

と欲求がエスカレートしていきます。

 

これでは相手のことを好きというより、自分の満たされない欲求を相手に満たしてほしいという気持ちが勝っています。

また、このような精神状態が長く続くと次第に自分が相手に対して行う行為であっても、結局は見返りを求める動機が強くなってしまいます。

「おいしい夕飯を作ったから喜んでくれたら嬉しいな」

と最初は純粋な優しさだったものが、

「こんなに頑張って作ったんだから、もっと喜んでほめてほしい」という風に、自分が相手から何かを得たいと思うようになってしまいます。

愛を与えているのではなく、「押しつけ」ですね。

 

このようになってしまう心の奥底には

「私は愛される価値が無い」

というビリーフがあるのでしょう。

「愛される価値のない自分」

「いつも満たされない自分」

が恋人を通して叶えられているということ。

 

外の現実は心の反映。

恋人に大切にしてほしかったら、自分の中が満たされるのが先なのですね。

そうはいってもどうやって自分を満たせばいいの?と思います。

アプローチ方法は大きく2つ。

1つ目。

「今ここ」で心を開くこと。相手とのコミュニケーションで「相手のこと」ではなく「自分の素直な気持ち」を打ち明けるのです。

「今日何してたん?どうして連絡くれなかったの?」と相手を責めるのではなく、

自分の気持ちにフォーカスして素直に

「連絡がつかなかったら不安になる。」という風に伝えることで徐々に変化していくでしょう。

また素直に気持ちを表現してもあなたのことを物のように扱い、大切にしてくれない人はいます。

その時はしっかりと自分で自分を大切にすることを選び、別れるという決断もありです。

 

 

2つ目。

相手になかなか素直に本心を伝えられない場合は、自分で自分の気持ちを受け止めるのです。

「何度も連絡してしまう本当の気持ちは何だろう?」

「私の中の何が満たされないのだろう?」

と心を見つめ、本心本音を拾い上げるのです。

 

要は「自己受容」ができていることが、相手からも結果的に大切にされるということ。

自分で自分を受け止めることで、相手からも受け止められるようになってきます。

意中の特定の相手から受け止められるかどうかはわかりませんが、あなたを大切にしてくれる存在は確実に増えていきます。

 

行った行為は返ってくるのか?

「自分がされたいことを相手にもする」という言葉がありますが、それは純粋な喜びの心から行った場合は、結果的にうまくいくことが多いということ。

行為を行う際に、結果がどうなるかということを気にせず行う場合です。

行為そのものではなく、行為の奥の本当の気持ちが返ってきます。特定の相手を通しての場合もあれば、全く別のところから返ってくる場合があります。

気にしないというのは無理でも、気にしつつもどんな結果であれ受け止めるといった感じでしょうか。100パーセント純粋な動機はあり得ないかもしれませんね。どこか利己的なものが混ざっているのが通常ではないかと思います。

どちらの割合がより強いかということですね。

「自分が優しくされたい感謝されたいから、相手にも優しくしておこう」と相手のことよりも自分のことを優先した利己的な動機で行った場合、感性の敏感な相手にはその重苦しさが伝わってしまうことがあります。

「優しくされたのにあまり嬉しくない。うっとうしく感じる」

「あれだけのことをしてもらったからお礼しないといけないな。正直プレッシャーだな」

「親切にしてもらったのに逃げたくなるのは俺が性格悪いのか?」

という風に行為の根っこにある本心「私が相手に優しくされたい、感謝されたい」という気持ちが伝わってしまうのですね。

 

感性があまり敏感ではなく、行為そのものや形にとらわれる人の場合は、動機が伝わるというよりもわかりやすい優しさや親切という「形」の部分で受け取る傾向があるでしょう。

双方が同じようなタイプの場合、自覚のできない無意識の領域ではうまくいっていないのに、表面上はうまくいっているので関係が続いていくかもしれません。

しかし根っこの部分では本質を掴めていないわけですから、人生のある地点で「どうして今まで気づかなかったのか」などと大きな失望を感じ、人生の大部分を無駄にしたような虚無感を感じてしまうかもしれません。

それまで一緒に過ごした生活そのものが「偽物」だったのではないかと、大きな喪失につながる場合もあるでしょう。

「相手のために」という動機の根っこを見つめること。

満たされない自分を満たすため?

自分が満たされて初めて相手からも満たされる。

不満や不安を抱える自分でも大丈夫。

どんな自分も受け入れる。

どんな自分も受け入れられないという自分もあっていい。

結局自分を大切にすることからしか始まらないという内容でした。

今日も読んでくださりありがとうございました。

 

 

 

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