今目の前にある現実は過去に抱いた感情が現実化したもの、と引き寄せの法則で言われています。
過去に心の中で抱いていた波動、周波数がタイムラグを経て現実化するという意味ですね。
ですので、心の状態と良い気分で保つことが、次の瞬間の幸せにつながっていくということになります。
時間は存在しない
これは、真実の視点、たましいの次元の視点からみると過去も未来も「今・現在」の中に含まれているということになります。
「今」しか存在しないのですね。
ところが、人間の視点からみると「時間がある」「過去から現在、未来へと時間は流れていく」と感じて当然なのです。
時間の中に生きていますし、それが当たり前と思い込んでいて、時間が存在しないなどと発想すらしません。
ですので、他人に対しての思い込みも、それまで「この人はこういう人だ」と自分の中で作り上げたものが、目の前にいる他人の態度となって現れます。
この人はいつも私にイヤミを言ってきてイヤな気分になる
一度そんな体験をしてしまうと、どうしても「この人はイヤな人」と強く印象付けられますから、次の現実もまたその人があなたに対してイヤミを言う確率が高くなります。
しかし真実はというと、自分の認識次第で他人の態度も変わるということなんですね。
次の瞬間現れる現実というのは、実は過去となんのつながりもないのです。
過去というのはあなたの思考の中にしか存在せず、真実の次元では「今」しかありません。
人間の思考の中には過去も未来もありますが、真実の次元にはありません。
人間の意識の中に過去の体験というものがあり、それによって培ってきたビリーフが次の現実を作り上げています。
ですので、引き寄せで願望実現がうまくいかない、という場合は「うまくいかなかった過去の感情」が再現されているということですね。
今の現実と、過去の出来事は、本当は繋がっていないのですが、「あの時うまくいかなかった」という思い込みが再現されているということ。
次の瞬間というのは、過去からの連続ではなく、全く新しいものなのです。
他人も同じで、瞬間瞬間、初めて出会っているのですね。
昨日のあの人と今日のあの人は本当は全くなのですが、人間として生きている限り、個人の人格もまた過去からの連続しているものとして、受け取ってしまうというだけです。
本当に不思議です。
人間の意識の中だけに「過去・現在・未来」という時間が存在します。
そして、私たちは人間として生きていますが、それもまた壮大なる思い込みなのですね。
今日も読んでくださりありがとうございました。