精神世界やスピリチュアルな教えなどでよく言われるのが「ワンネス」ということ。
私たちは個別で一人ひとり存在しているように見えますが、実は深い次元ではお互い繋がっていて、一つのもの。
言葉で表現するものの、なかなか普段そういった感覚を抱くことはありませんが、
私自身、神秘体験の中「ああ、そうだったのか」と実感として感じました。
例えとしてよく言われているのが、手の指。
私は親指、あなたは中指として生きている。
普段は親指も中指も別の存在だと思っている。
でも、同じ「手」なので繋がっているのです。
さらには「私」という人間の一部になりますね。
大きな「私」。
大きな「私」というのは神や仏、宇宙ということになるでしょうか。
親指が中指のすることに腹を立てて中指に攻撃すると、同じ手であるため結果親指である自分も「痛い」思いをします。
私たちは生きていると自分と他人を区別しながら過ごしていますが、実はこのように根っこでは繋がっているので、誰かを傷つけると自分に返ってきますし、優しくすると人から優しくされるということです。
誰かを傷つける、人に優しくする、それは結果的には自分が自分自身に行っているということになります。
幸せな気分で生きていきたい、だけど許せない人がいたり、自分にないものを持っている人に嫉妬したり・・・・。
3次元、この世界は自分と他人は別な存在という認識でいるのが当たり前なので、そう感じてしまうのは仕方のないこと。
自分と他人は究極的には同じ根っこで繋がっていて、一つのものなのだということをどこかで意識して過ごしたいですね。
そしてまずは個としての自分自身に優しくなること。
他人に対して悪い思いを抱いてしまうというのは、それだけ傷ついているということでもあります。
怒りや悲しみ、許せない思いの奥に、本当の望みがあるでしょう。
本当はどうしたかったのか。
本当はどうしてほしかったのか。
それが叶わなかった、気持ちを受け止めてもらえなかった、大切にされなかった、解決していない思いがあるかと思います。
誰かに話を聴いてもらったり、一人でその思いに向き合ったり、時には感情が揺れてしまいますが、そうやって過去の満たされなかった思いを受け止めて、自分に優しくしていくと、だんだんと周りの世界も変わっていきます。
自分に優しくする、自分を大切にすると、他人からも大切にされることが多くなってきます。
これもまた「つながっているから」。
自他は分離しているのではなく、一つのものだからです。
そして大きな私=神や仏、宇宙意識にいつも愛され、見守られています。
今日も読んでくださりありがとうございました。