トラウマや生きづらさの原因はアダルトチルドレンだった過去にあるかも
西尾和美先生の本「アダルト・チルドレン 癒しのワークブック―本当の自分を取りもどす16の方法」を参考に、NPO法人虐待問題研究所でのトラウマケアのプランを作成しております。
アダルトチルドレンと自覚している方、自覚のない方、またはそれほど心の傷は深くないけれどなんだか生きづらい、もやもやするなどの感覚を感じている方も以下のチェックリストが自分のことを見つめるうえで役に立つかと思います。
以下、本からの引用ですが、結構明確に自覚できるかと思いますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
アダルトチルドレンのチェックリスト
- ものごとを最後までやり遂げることがむずかしい
- 自分に自信がない。自分はダメだと思う
- 自分に対して過酷な批判をする
- 自分は生きている価値がないと思う
- 人生を楽しむことが下手である
- 他人と親密な人間関係を持てない
- 白黒をはっきりさせすぎ、ほどほどにバランスをとることができない
- 何かあると反射的に反応する、またはなんの反応もしない
- 必要のないときにもつい嘘をついたり、ごまかしたりする
- 必要以上に相手に忠実である
- 何が正常で何が異常かわからない
- 他人からのほめ言葉を受け入れにくい
- 他人から助けを得るのが下手である
- 自分は他人と違っていて居場所がなく、孤独に感じる
- 自分でコントロールできない状態が起きるとパニックを起こす
- 他人から認められたいという気持ちが強い
- 理由もないのによく頭痛や腹痛などがあり、からだの調子が悪い
- 摂食障害を起こしている(拒食症、過食症、過食嘔吐など)
- アルコールや薬物(医師からの処方薬剤も含む)の依存症になっている
- 非行に走ったり、自暴自棄になって暴れる
- お茶目で他人の気をそらす
- 目立たないようにスーッと消える
- きまじめで他人の言うとおりにする
- いつもせかせかと衝動的に行動する
- 何か起こるのではないかと常に恐れる
- 他人の目が気になる。被害妄想に陥りやすい
- なにごとも完璧でないと気がすまない
- 顔やからだに表情がない
- 何かが変わることに対する恐れが大きい
- 抑うつ状態に陥る
- 離人感や解離で自分が自分でないような気がしたりする
- 自分の感情が鈍磨していたり、からだから出るメッセージに気がつかない
- 怒りが爆発したり、いつもイライラしている
- 権威ある人の前に出ると過剰に委縮する
- 記憶力が鈍ったり、または反対にイヤな記憶に悩まされて胸がドキドキしたり、悪夢を見たりする
- コミュニケーションの技術に乏しい
- 自分はいったい誰で、どんな人生の目的を持っているかなどわからず、自己が確立していない
- 対人恐怖があったり、ひきこもりをしている
- 共依存的な行動に出やすい
西尾先生によると、10以上の項目がいつも当てはまるのであれば、アダルトチルドレンの可能性が高いとのことです。
カウンセリングセッションや癒しのワークを行う前に、このようなリストで自身について振り返ってみることで、改めて思い出すこともあるでしょうし、問題が明確になって、その後の癒しのプロセスに移行するのがスムーズになるかと思います。
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