骨格のゆがみが精神状態に影響する
精神世界についての探究を始めたのが2007年。
見えない世界の存在をありありと感じたことがきっかけです。
グリーフケア、スピリチュアルケアに興味を持ち、まず知って驚いたのは「ありのままの感情を感じていい」ということでした。
それまでは世間の価値観・倫理観を自分の感性よりも上に置いていたので、
「社会的に正しい」とされる言動・行動を取ることが、いわばエゴや自我から離れた、利他の心を実践することだと思っていました。
しかしエゴ・自我を抱えたままの自分
つまり自分の心が満たされていないにもかかわらず、無理に人に与える行為は、利他ではないとわかりました。
まずは自分を満たすことが大切だと。
その第一歩が「ありのままに感じていることを見る」ということ。
それまで社会的に正しいとされる価値観を優先してきた身にとってみると、「感じる」ことすら難しいのですね。
頭の声の方が大きくて、心の感性が背後に追いやられ、どう感じているかわからなくなっているのです。
自分のことなのに。
人と話をして、
あるいは何らかの出来事を体験して感じる
「違和感」
その違和感の奥に本当の感情、満たされていない感情が隠れていることが多いのですが、
スルーしたり、この程度のことだからと我慢してしまうことで、感情を抑圧してしまうのですね。
まずは違和感に向き合って、感じてみること。
その奥には
「〇〇したい」
「〇〇したくない」
「〇〇してほしい」
「〇〇してほしくない」
などの欲求が隠れています。
このように感情を拾い上げるプロセスがまず一つ。
今までこのブログではありのままの感情を感じ、そこから心の奥底にある、まだ癒されていない心の傷やメンタルブロックを解放していくということを書いてきました。
ここ一年くらい、最近になって大きな気づきがあったのですが、それは身体から整えていく方法もあるということ。
心と身体、同時にアプローチしていくと良いのではないかと気づきました。
というのは、身体状況が感情をコントロールしていることが多いにあると知ったからなのですね。
また、心の状態も身体に影響している。
心と身体、相互に影響しあっています。
例えば、うつやパニック障害というのは、精神的なものを抱えていると同時に
背骨のゆがみも関係しているという説があります。
このことに関しては、尊敬する本山博先生の著書でも、何度か読んだことがあったのです。
頸椎〇〇番が来るっていると変な夢をみるとか、書かれてあったことを思い出しました。
しかし今学ぶタイミングが来たのでしょうね。
体液の流れや脳内のホルモンバランスが感情にも影響するようです。
実際骨格のゆがみが定着してしまうと、その神経の先にある内臓や関節などに十分な体液循環が成されず、その部分の病気へと繋がります。
また逆に、精神的ショックが骨格を歪ませ、筋肉に記憶を蓄積させ、痛みや病気の状態をつくります。
例えばこんな本もあります。
「身体はトラウマを記録する――脳・心・体のつながりと回復のための手法」
度重なるストレスが内臓を疲労させ、病気の原因になることは認知されていると思います。
自分らしい人生を生きていくには、
心と身体、両面からアプローチすることが効果的でありましょう。
スピリチュアルなことや精神世界を探求している人は、どちらかというと心の面により多くフォーカスしがちかと思いますが、
身体からもアプローチすることで、変化も感じやすいかと思います。
心が癒され、変化すると人間関係や経済状況にも好影響があり、もちろん身体も変わり健康にもなっていきます。
逆をすることで、例えばいつまで経ってもうつ状態を繰り返す、無気力になるといった状態が、
身体が整ってくると感情も自然と良い気分を感じる時間が増えてきます。
心の面オンリーの取り組みだと、抱えている真相に辿り着くまで結構長くかかることもありますね。
心を見つめて、見たくない真相に辿り着くというのは、エネルギーのいる作業でもあります。
そして、何度も何度も気づきを得るなかで変わっていくのですが、気づきを得て良い状態になったかと思っても、またネガティブな感情が起きてきたりします。
何年もそれを繰り返して、ちょっとずつは良くはなっているんだけど、なかなか思うように進まないという方も多いかと思います。
感情が安定しない、波動が安定しないからです。
しかし身体が整ってくると、感情の安定化が可能になります。
自分らしく生きたいし、そのために取り組んでいるけどなかなかスピードアップしていかないというのは、身体がまだ追いついていないからかもしれません。
昨年、ぎっくり腰になった経験から、整体に関する本やブログを複数読むようになりました。
身体にはちゃんと自然治癒力が備わっている。
薬で無理に症状を抑えると、かえってそれが鈍り、ますます病気になりやすくなっていきます。
カウンセリングもそうですが、カウンセラーやセラピストがクライアントさんを「直す」のではなく、クライアントさん自らが心に向き合い、良くなっていくのです。
クライアントさん自身に力があるのですね。
身体の健康も同じで、正しいやり方を学び、整えていくのは自分自身にほかならない。
他者に依存い、治してもらうのではなく、治る力を持っているのは自分自身。
カウンセリングのみよりも、同時に身体のゆがみにアプローチした方が、変化は早いと思います。
また心の問題を抱えていなくても、ゆがみを整えることは病気予防にもなり、健康にも繋がりますので、おすすめです。
整体に関する本やブログです。
整体の世界では「野口整体」「二宮整体」が二大主流と言われているようです。
「野口整体」の考えがベースの本やブログを紹介します。
これらの本に書かれている体操を続けて約1年。花粉症の症状がずいぶん軽くなりました。
上記の著者もそうですが、風邪や病気に対する目からうろこの考えにびっくりです。
それから、私が最近はまっているブログです。
整体のことを調べている時に見つけ、惹きこまれて何度も読んでいます。
吉田直樹さんという方の「『自分と家族の健康は、自前で築く』整体カウンセラーのブログ」
吉田直樹さんの経営する「セルフ整体道場・新宿天心會」
思えば昨年ぎっくり腰にならなかったら骨格のゆがみなど気にすることもなかったのです。
整体の奥の深さに今はまっております。
今日もお読みくださりありがとうございました。