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ありのままを受け止めるのと他人の攻撃にしぶしぶ従うのは違う

ありのままスパイラルに注意

生きづらさから解放されて、ありのままの自分を取り戻したい。

自己受容。

そのプロセスで大事なのが、ありのままの感情を受け止めることです。

醜い感情を抱く自分がいやという人もおられるでしょうが、あるのに見ないふりをしているとずっと抱えていくことになります。

そういった感情をちゃんと受け止めて、解放していくことで本来の自分が戻ってきます。

 

怒りや嫉妬、他人を許せないといった感情をありのままに受けとめることで癒しが進むとずっと言ってきているのですが、それは直接人を攻撃するのとは違うのですね。

本心に気づいていく途中で、怒りや嫉妬など「醜い」とされる感情が現れるのですが、

その途中の感情をぶちまける人がいます。

そういった感情が現れるのは自分の中に癒されないものがあるからにほかならないのですが、人を攻撃する人がいるのですね。

自分に正直といえば正直なのですが、人を攻撃したり、または愚痴どまりのまま繰り返しているだけでなかなか本心にたどり着けないのでいつまで経ってもイライラ、モヤモヤした気分が抜けきらないということになります。

聞いた相手は当然気分が悪くなりますし、感情をぶつけられたという「はけ口にされた」という害を被ることになり、人間関係も悪化していくことでしょう。

ありのままの気持ちを認めることは大事ですが、それを相手に伝えるかどうかは別です。

人の話を聴く専門家であれば適切な対応ができるのですが、普段の人間関係でそういった対応ができるのは何を言ったとしても心から信頼してくれる人くらいです。多くの場合「もうこの人とは関わりたくないな」と思われ、人が離れていってしまいます。

例えば銀行のATMに長い列ができていて、一番前の人が時間がかかっていてなかなか終わらないという時。

「お前!はよせえや!!」と罵声を浴びせる人がいます。

その場にいる人全員にダメージを与える行為ですね。

ほかにも例をあげると、

スーパーのレジで並んでいる時に、並んでいるということが認識できなくてたまに割り込んでくるお年寄りの方がいます。

故意ではなくてです。

その人に向かって

「何やっとんじゃぼけえ!!」と怒鳴る人。

「すみません。」ってちょっと注意すれば済むものです。

自分の怒りをぶつけたとしか思えないのですね。

元々怒りのあるところにたまたま自分の気に食わないことをする人が現れただけ。

ターゲットとなるような人や行為を見つけて怒りの発散をしているようにしか思えないです。

ATMで手間取っていたり、列に割り込んだりする以上に、自分の不機嫌・怒りをぶちまけるほうがよっぽど人の害を与えていると思います。

言われた本人、それからその場にいた人たちの気分が大きく害され、そのしばらくモヤモヤした気分を引きずることになります。

まあ、このブログを読んでいる人は逆のタイプが多いでしょう。

人がどう受け取るかを考えずに振る舞う人はこのようなブログを読まないと思います。

このブログを読むのは相手の気持ちやその場の空気を大事し、優しすぎるがゆえに我慢しすぎて苦しんでいるという人が多いと思うので。

(人間なのでたまには上に挙げた例のように人に感情をまき散らしてしまうことがあるかもしれませんが、後になって心から謝れば伝わります。直接謝れない場合も心の中でごめんなさいと言うことです。)

自分はそのようなことはしないけど、逆に上記の例のように攻撃されたり、ただ感情のはけ口として都合よく利用されたりということがあるかもしれません。

自分の感情を何でも感じているままありのまま受け止めたらいい、と理解ができると、今度は他人のそういった感情も「ありのままに受け止める」ことが重要なのだとわかってきます。

理解が進んできたところで上記の例のような誰かが不機嫌をぶちまけているような状況に出くわすと

「ありのままを受けとめることが大切なんだ」という思考が出てきて、

「被害を受けているのにまた我慢してしまう」のですね。

「ありのまま」といいながら全然ありのままじゃない方向に行ってしまう・・・。

「ありのまま」を思考の枠に入れてしまうともはやそれはありのままではありません。

不機嫌をまき散らしているのが赤の他人であれば何もできないかもしれません。

しかし、これが会社の同僚や友人、家族になるとどうでしょうか。

「ありのままを受け止めることが大切なんだ」という新たな思考を採用することによってずっと被害者であり続けることになります。

他人のありのままの気持ちを受け止めることは、自分を抑えてただ言うことに従う、嫌われないようにする、気に入られるように振る舞うことではないのですね。

こういった現象も自分の尊厳を守るために出てきているので、時には対抗することも必要です。

毅然とした態度で自分を守る。

家族や友人がこのような態度を取った場合本当に信頼していればタイミングを見て、注意できるはずです。

それができない場合は相手への信頼も自分への信頼も揺らいでいるということでしょう。

※DVやモラハラなど自分の力が大きく奪われてしまい、何もできないことがあります。自分ではもう対処ができないという場合は第三者を頼ることが必要です。

 

「あなたのこういう所が悪い」と相手にダメージを与えて変えようとするのではなく、

「自分はこのような辛い気持ちになった」「今度からはもっとこうしてくれたら助かる」

という風に自分にも相手にも愛を持って接することです。

自戒を込めて(笑)。

生きてたら色々ある。

読んでくださりありがとうございました。

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