私たちは普段、自分の中にさまざまな感情がわき起こっていても、それをスルーする癖がついてしまっています。
そのため、感情がわき起こっているにも関わらず、そのことすら気づかないことが多いのです。
自分を抑えて我慢をし、周囲に合わせることを続けるうちにそうなってしまうのですね。
(→この場合は感情を抑えている)
あるいは逆に、「うわずみの感情」に翻弄され、自分を守るために周囲に怒りをまき散らしたり不機嫌な態度を取ってしまったり・・・。
(→この場合は上辺の感情にコントロールされている)
いずれも、奥にある本当の思いに到達しないので、それを続けている限りいつまで経っても気づきも癒しも訪れません。
安心、安全、自由、自分と他者への愛と思いやり、ユーモア、信頼、感謝などの状態でいられる状態が、私たちの本来の姿とも言えるでしょう。
自己受容が進めば、このような平和な状態でいられる時間が増えてきます。
素の自分にOKを出せるので、とても生きやすく、他者に対しても信頼を感じられる状態です。
しかし、上記の状態とはかけ離れていると生きづらく、あらゆる行動が「失敗しないため」「怒られないため」という風になってしまい、目の前のことを楽しめるどころか、エネルギーを消費してとても疲れてしまいます。
幸せや生きがい、充足感を感じることもありませんから、なんのために生きているかわからなくなります。
本来の自分にOKを出し、自然にらくに、力を抜いているのに、生き生きとした充足を感じる生き方がしたい・・・・。
そのためには、それを妨げている「思い込み」を解放し、自由を取り戻すことがカギになります。
思い込みに気づくとっかかりとして、「感情に気づく」ことがまず第1歩。
今まで見ないようにしてきた「感情」。
その感情の奥には、「思い込み」「価値観」「信念」といった「ビリーフ」が存在しています。
ビリーフに辿り着くためには、わき上がってくる感情から紐解いていきます。
ご自身の感情に敏感になると、放っておいていい感情と、生き方に大きく影響している感情の違いがわかってきます。
また、感情が揺れた時も、自分のビリーフが元となった感情なのか、相手の感情を感じて揺れているのか、ということもわかってきます。
感情を知ることで、セルフカウンセリングの力がついてきます。
専門家にカウンセリングやセラピーなどを受ける際にも、自分の感情をより的確にキャッチしている方が変容も癒しも早く進みます。
問題の核心がより掴みやすくなるためですね。
宣伝になりますが、カウンセリングルーム「千の花」では感情に焦点を当てた2時間のミニ講座も開催します。
カウンセリングや本格的な講座はハードルが高いという方や、スピリチュアルケアの学びに興味があるけどまずは体験してみたい、という方向けです。
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