感情は自然にわいてくるもの。態度は自分で変えられるもの
このブログを読んでいる人というのは、心の探求を一生懸命やっている人が多いのではないかと思います。
生きる意味とか、どうすれば今のしんどさが軽くなるのか、とか、外の世界をコントロールして変えることよりも、自分の心を癒し、浄化していくことにどちらかというと興味がある人が多いのではないかと思います。
なぜそういうことに興味があるのかというと、今の生活が本当の意味で満足いくものではないから。
お金に困っている人、病気に苦しんでいる人もいるかもしれませんが、そういった「外側」に問題がなくても、なんだかむなしい、他人から見たら順風満帆に見えるかもしれないけれど、「これじゃない」って思っている人など。
今、何がやりたいか。
「今」に焦点を当てると色々見えてきます。
「本当は仕事に行きたくない」というのだったら、「行きたくない」が今やりたいこと。家にいたい、休みたい。
仕事自体は休める状況ではないかもしれませんが、心の声を自分で受け止めることはできます。
「行きたくないな」という気持ちを受け止めつつ、仕事に行く。
(本当はここで「休みます」と言って休めるのが良いのでしょうが、それができないからこのようなブログを読んでいるのだと思います。自分に正直に振る舞えすのであればこのようなブログを読まなくても生き生きと生きているということだと思いますので。)
しんどくなってしまうのは「本当は行きたくない」という正直な気持ちを自分自身でも抑え込んでしまう場合です。
「お金をもらっているんだからそんなこと思ってはいけない」
「仕事があるだけまだ良いほうなんだからありがたい」
などという理由をくっつけて、「しんどい」という気持ちに自分で自分にうそをついていないでしょうか。
心でそれを感じることを許していないと、身体がそれを言うようになります。
言葉で言えないから色々な症状になって現れます。
人によっては「行動」に現れます。人を責めたり攻撃したり、依存症になったり。
人目が気になりますし、生活のことも気になるでしょう。
急に行動を変えられませんよね。
「行きたくない」「ほんとはイヤ」
感じている自分を見るのは最初は抵抗が起こるかもしれません。
「そんなこと感じたらダメなのに、感じてしまっている自分はダメだ。罪だ」と自分を責めてしまうかもしれません。
しかし、「今何を感じているか」ありのままに見るということからスタートです。
そして何を感じていてもいいのです。
感情は勝手に生まれるもの。
こんな感情を感じている自分は見たくないな。
これも感情ですね。
「逃げたい」
「良い人でいたい」
「自分の本当の気持ちに向き合うのが怖い」
「こんなしんどい思いするくらいだったら臭いものに蓋をして、知らんふりして仕事をするほうがマシだ」
「やっぱり我慢をする方を選ぶ」
そして慢性的な低空飛行を続ける。
多くの人は結局ここに落ち着くのかもしれません。
強い不安を感じていて、なによりもその不安を消したい、となったらやっぱり今までの行動は変えないという選択もありです。
不安でいたらますます不安になるようなことが起こるので、それを避けたいと思うのは当然のこと。
怖いですもんね。この状況もまた「極」までいくと反転しますが、そこに至るまで耐えられない人がほとんどでしょう。
で、その「慢性的な低空飛行」の状況がもうイヤだ、となったらやっぱり自分の正直な気持ちを受け止めることです。
状況は急には変えられないかもしれませんが、自分の態度は変えられます。
不安を感じていたらその自分を認める。
態度というのはこの場合「色々な気持ちを感じている自分を認める」こと。
感情は自分では生み出そうとしなくても勝手に生まれてくる「屁」のようなものです。コントロールのしようがない。
態度は、感情を認める、知らんふりする、と自分で決められるものです。
知らないうちに「知らんふりする」態度が身についているのであれば、今後は意識して感情に目を向けてみてください。
「本当はイヤだ」をまず受け止め、「イヤだけど今こんなことしているんだ」と意識する。
それを繰り返す際に確かにしんどいのですが、どうすれば本当の気持ちに合った生き方ができるのか、自分でわかるようになってきます。
本心、本音に近づくには、まずは今何を感じているか、ちゃんと感じることが入口です。
気持ちと行動のずれを少なく、気持ちを変えるのではなく、行動を変えていく。
自分の気持ちに合った生き方はどうすればできるようになるのか。
できる方法を考えると結構アイデアがわいてきます。
今日も読んでくださりありがとうございました。