数年前からヒーリングに興味を持っていて、いくつかの講座を受けたりもしてきました。
そして来月からヒーリングの一種である「レイキ」を学ぶことに。
レイキのことを調べていると、長年関わってきたスピリチュアルケアとの思わぬ共通点があるということがわかりました。
レイキとは、宇宙に遍在する癒しのエネルギーを、手を通して流すヒーリングの一種です。
エネルギーをが流れるようにするためには、一般的に「アチューンメント」と呼ばれるレイキが通る回路を開く儀式のようなものが必要と言われています。
※人によって元々回路が開いている場合もあるそうで、絶対に必要というわけでもなさそうです。
まずはレイキについて基礎的な知識を得るため、以下の本を参考に。
仁科まさき氏の「レイキのレッスン、始めよう♪: 独学で身につけるレイキセラピー」と矢尾こと葉氏の「レイキで心と体を浄化する本」が初心者向きだと思います。
上記の本で予習し、首や腰などが凝っている時はセルフヒーリングが作用するかどうか実験もしています。
レイキとスピリチュアルケアの違い
アプローチの方法が違う
レイキの場合
・患部に直接手当てする
・遠隔でエネルギーを送る
レイキを流す準備ができたらただ「手を当てる」「エネルギーを流す」のみ。自分で流そうとしない。悪いところに必要分が勝手に流れていくので。
スピリチュアルケアの場合
・対話を通して行われる
・広義の場合は言葉を交わさずとも、場を共にすることなども含まれる。人間同士の関わり。
・感性を研ぎ澄ませ、まっさらな気持ちで聴く。
目的が違う
レイキ
・身体の痛みの緩和や、気力を補う目的
スピリチュアルケア
・たましいの苦悩に寄り添ってほしい、話を聴いてほしい時など
・生死に関わるような重大な決断の際など
レイキとスピリチュアルケアの共通点
パイプになるということ・道具になるということ
「レイキを出そうとしないこと」
「レイキは出るもの」
レイキを行う前の準備は必要なものの、「癒してあげたい」「手からエネルギーが出てるイメージをしよう」などと思わずに、ただ手を当てるだけで、必要な分レイキが流れるということです。
健康体で必要でなければ変化は感じられないこともあり、悪い箇所の方が変化を感じやすいとのことです。
どこにどれくらいレイキが流れてほしいな、などという希望を持ってしまうかもしれませんが、それもまた委ねておいたら必要な分だけ流れるというわけで、手を当てる人間はそれらを繋ぐパイプなのですね。
スピリチュアルケアでは、相手の鏡になるという言い方がされたり、神様や仏様がケア提供者を通して相談者にはたらきかけるなどという表現がされます。
そのようにできるためには、自分の力でどうにかしよう、何か役に立つことを言ってやろう、という自分の考えから自由になることが必要です。
「もっとこうした方がいいんじゃないか」など自分の価値観に誘導するのではなく、相手の価値観、相手の世界観の中に入って関わります。
個人的な考えを混ぜることなく、その場で出てくるものに委ねること。
神や仏、大いなるものの道具となり、対話を通してその場で相手にとって最も必要な関わりを行うということです。
良かれと思って自分の我を混ぜて余計なアドバイスをしたりしてしまうと、相手が不快な思いをすることがあります。
自分の力で人を癒そうとしないこと。
良い教えや役に立ちそうな方法を教えたいからといって、余計なことを言わないこと。
また複数の人が参加する分かち合い(グループワーク)では、司会進行を務めるファシリテーターは「交通整理」の役割と言われています。
自分でどうにかしようとするのではなく、グループの参加者同士の相互間のやり取りそのものが、結果的に個々人の気づきや癒し、学びに繋がります。
良くなっていく力というのはすでに相手が持っていて、ファシリテーターはその表出を促す役割にすぎません。
自分の訊きたいことではなく、相手が話したいことを話してもらうので、自分でどうにかしようとコントロールしなくて良い分、自我から離れて進行が出来ている時はらくにスムーズに感じます。
自我でどうにかしようと頭で色々と考えてしまうと、エネルギーを消費し疲弊してしまいますし、相手にとってもなんだかモヤモヤする、なんか引っかかるという結果に繋がりやすいように思います。
相手を良くしたいという思いよりも、自分の力を発揮したいのではないか、という自分の本心が隠れていないかが問われます。
レイキもスピリチュアルケアも、相手が持っている本来の力を信頼するということが共通していますし、それにはたらきかけるのは自分の個人的な自我ではなく、レイキの場合は宇宙のエネルギーですし、スピリチュアルケアの場合も色々な呼び方がありますが、神様や仏様、宇宙や大いなるものということになります。
私の体感
レイキはまだ未経験。ヒーリングやエネルギーワークを受けたのも数回。
エネルギーがわかるのかどうかについてですが、直接身体で感じることはほとんどありません。
ほんの少し温熱を感じたり、ピリピリするという感覚を感じたりはありますが、それがエネルギーワークによる感覚なのかを識別できない状態です。
エネルギーを送ってもらっても、それを身体で感じ取るのが難しいです。
一方スピリチュアルケアの場合は(こちらは私がケアをする側のことが多いですが)、心の中の感情の動きで、相手の中でどのようなことが起こっているかが伝わってきます。
相手の中で癒しが起こった時は感覚でわかります。
そして時々ですが頭のあたりがピリピリしたり、身体的な感覚を感じることがあります。
私の場合は身体的な感覚よりも、心の中の感覚を頼りにしているのですが、ヒーリングを受けた際はいつも瞑想時に見える「丹光」が見え、軽い瞑想状態でもあり、またスピリチュアルケアの際も瞑想状態になるので、きっとレイキを身に着けるのも早いのではないかと。
そして必ずしも身体の感覚で感じるわけではなく、レイキのエネルギーもまたスピリチュアルケアの時と同じように心の中で感じるのかもしれないなと思っております。
今日も読んでくださりありがとうございました。