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他人に優しくされたい・受け入れられたい場合は・・・

他人との対話は自分との対話

例えば、他人に変わってほしいという思いを抱いている時がありますね。

旦那さんやあるいは恋人、友人とトラブルがあってあなたが傷つく体験をしたとします。

「あなたのこういう所を直してほしい」

「あなたが言ったあの言葉、傷ついたから謝ってほしい」

という思いを抱くことがあります。

そしてその相手に思いを伝えようとしてもうまくいかないことってありますね。

正直に言ったつもりが、逆に相手を怒らせることになったり、あなたのこういう所が原因だから仕方ない、変わらなければならないのはあなたの方じゃないか、などと説教されたりして、言いたいことが伝わらないことがあります。

このような場合もあなたのあなた自身に対する態度が変われば、相手の反応も変わります。

「あなたのこういう所を直してほしい」

「あなたが言ったあの言葉、傷ついたから謝ってほしい」

相手の態度によって、あなたは傷ついたのですが、実は相手があなたを傷つけたのではないのですね。

相手の言葉なり態度なりがまさにあなたが自分自身に対して深層で思っていることであり、それが相手の言動で浮上したということです。

自覚はなかったかもしれませんが、心の奥の「癒されたい」と部分が表に出てきたのですね。

自分で自分を責めていたり、卑下したり、否定しているから、相手の態度がそれを証明してくれるのです。

そして自分が自分の訴えを真の意味で受け止めていないので、相手に「傷ついた」と訴えても、同じように受け止めてもらえないということなのです。

特に夫婦や恋人、家族、友人といった近い関係の場合は、お互いに相手の「傷の部分」を映し出す場合も多いです。

人間には色々な面がありますが、接する人によって、その多面体の一部がお互いに鏡のように映し出されます。

カウンセラーやセラピストの役割は、主にその人の最も深い部分を映す役割を持っています。

本当に心の奥底で感じていることを、本人もセッションを受けるまで「なにかわからないけどモヤモヤする」という感覚だったのを、「これが原因だったのか」と深いところからの気づきに繋がったりします。

傷を抱いている本人が、自分の心の中で癒しが進み、自己受容が深まっていくと、他人の言動によって傷つくということがぐんと減ります

同じことを言われても、気にならなくなったり、スルー出来るようになるのです。

また傷ついたとしても、自分の心の声を自分でまず聴いてあげて、本当はどう感じたのかということを受け止めると、その後相手にも伝わりやすくなります。

相手があなたの気持ちを受け取ってくれる、気持ちが伝わるというのは、実は自分が自分で受け止める段階に入っているから、外の現象としてそれが起こるのですね。

自分で自分をどう扱っているかという自己認識が、他人を通して表現されているということです。

「酷い現象が起こったのはあなたが原因だ」と責めたり、欠点を直すべきと言っているのとは全く異なります。直す欠点などなく、そのままで素晴らしい人間だということを現象が訴えているのですね。自分自身を素晴らしい人間だと認めていないから、それを証明するような出来事が起こるというわけですね。

このような話はデリケートで、どの次元に意識の焦点を当てて見るかによって解釈が異なってきます。

3次元の社会的な常識に意識の焦点を当てた場合、例えばDVを受けた際などは、まずは逃げること、支援を求めることが先で、法的な措置も場合によって必要になってくるでしょう。

身体に危害を与えられている場合などは、まずは現実的な対処法を取ることが必要です。

心のケアについては身の安全を確保した上で、信頼できる機関に相談することです。

相手が変わっても同じような被害に遭うという場合、やはり本人の心の問題が影響しているのですね。繰り返し被害に遭うという場合は、心の次元に意識の焦点を当て、自分を癒していくことが大切になってきます。

自分自身を責め、傷つけているから、他人に傷つけられるということが起こるので、自分が自分を大切にするようになれば他人からも同じように大切にされることが多くなってきます。

潜在意識が外の世界の作用しているので、3次元的な現実的な対処方だけでは限界であり、やはり心に向き合って、自分自身を愛せるように、どんな自分でも受け入れられるようになっていくことで、外の人間関係は変わってきます。

「そうはいっても、自分のことを大切な存在だなんて思えない」

「どうすれば自分を愛せるようになるのでしょう」

あなたが、ある程度自己受容が進んでいる場合は好きなことや心地良いこと、自分を喜ばせることで心を満たしていくことで、外の世界も変わってくるでしょう。

人によっては心地よくなる本や、ブログを読むことで十分心の安定を保てる場合もありますね。

自分を愛している、大切に思えるという実感がなくても、深層でそう思っているのであれば現実もまた優しいものになります。

一方、あなたが過去に辛い目に遭っていて、その傷が癒えていない場合は、心を心地よい状態で保つことが難しく感じるかもしれません。

日によって調子の良いときもあれば、ずどーんと下がる時もあるかと思います。たいていの場合は大きなトラウマを抱えているか、今現在我慢ばかりの生活を送っているかのどちらか、あるいは両方かもしれません。

このような場合は先にその原因に向き合い、癒していくことで徐々に自分に対する認識が変わってきます。

例えば、心に深い傷を抱えているがためにいつもそのことが気になってクヨクヨしたり、周りの人に対して過剰に気を遣ったり、他人を信頼できなかったりと、本当にしんどい思いを感じながら過ごしているという場合。

「こんなこと誰にも相談できない」と思いを抱えているかもしれませんね。

他者との深い交流ができないので、孤独を感じながら過ごしておられるかもしれません。

しかし、あるタイミングになると「ひょっとすると受け止めてくれる人がいるかもしれない」という思いを抱くことが出てきます。

カウンセラーやセラピスト、あるいは信頼できる知人友人に相談するという行為は

「もう自分で自分の傷を受け止める時期が来た」

「心の傷が癒される時期が来た」

という内面の反映でもあります。

結局すべて自分なのですね。

今回は「他人に優しくされたい・受け入れられたい場合は・・・」という内容でした。

人間関係の悩みは、生きていたらどんな人でも多少は抱えているもの。

しかしあまりに辛い場合、それは過去の傷が癒えていなくて、その癒えていない感情体験の繰り返しということがあります。

本来のありのままですばらしい自分を取り戻すための現象でもありますが、逃げているとまた繰り返されます。

カウンセリングは、心の抵抗とのバランスを見ながら、

「本当はなにを訴えているのか」

「本当に言いたいこと、受け取って欲しい思いは何なのか」

一緒に心の深いところに降りていき、本心を拾い上げるお手伝いをし、自己受容が進むようにはたらきかけていきます。

読んでくださりありがとうございました。

 

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