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自己肯定感が低く、自己否定が強い

心の奥で抱いているセルフイメージによって人からどう扱われるか決まってきますね。

外の世界は心の反映だからです。

今でこそ自己肯定感は高く、出会う人に恵まれていて、心の癒しに取り組んできたからこその結果だと思っています。

昔は外の世界と自分の心が関係しているなどという発想すらなく、人に対して攻撃もしていましたし、存在を否定していた人物もいました。

 

子ども時代とか十代の頃とかの話です。

今、私が最も大切にしていることの一つが「機嫌よくいる」ことなのですが、昔は難しいことも多かったです。

機嫌よくいられる状態というのは自己受容が進み、外の条件に左右されない状態でないとなかなかなれませんね。

それから、日によって気分が異なりました。

 

自分のことや努力して培ってきた能力、人間関係で経験したことなど、今では肯定的に捉えることができています。

しかし十代、二十代の頃、自分を振り返ってみて「なかなかやるじゃない」と肯定的に感じることもあれば、

「なんで私ばかりこんな目に?」「何をやっても報われない」などと自分を否定する時もありました。

どちらかというとどんよりと曇り空のイメージが多かったでしょうか。

日によって気分が違うのは、おそらく天候などの影響もありますし、生理周期やホルモンバランスの影響もあるでしょうね。

表面的思っているよりもずっと自己否定が強かったのだと今になって思うのです。

大学時代に数か月間付き合っていた男性がいたのですが、実はデートに行ったことが無く、その理由を訊いたことがあります。

「俺はどこの誰が見ても『ええ女』っていう女しか連れて歩かへん。」

これはギャグではなく、本当に言われたことです。

彼が私とデートをしない理由はうすうすはわかっていたのですが、それでも言われた時はショックでした。

その後も時々アパートにやってくるのですが、辛すぎて帰りぎわにに「もう来んといて」と泣きながら言っていたのを思い出します。

数か月後に別の人との出会いがあり、その彼とは別れることになりました。

しかし辛い状態が続いたためか精神状態がうつっぽくなってしまい、新しい彼氏とつきあっている最中も実は調子が良くなかったのですね。

結局その彼とも9か月くらいで別れることになりましたが、その際に手紙が送られてきました。

その手紙の内容があまりに衝撃的でした。

私の欠点がたくさん書かれてありました。

読んだ瞬間、心臓がバクバクし・・・・。

それまでもなんとな~くのうつ状態でしたが、一気にどん底に。

それから数か月間は立ち直れないくらいの精神状態を経験しました。

死んだほうがいいと思っていました。

1998年、20歳の頃です。ちなみにその彼は31歳でした。

言葉が人を殺すほどの力を持っていることは、この時に深く心に刻まれました。

今回書いたことの背景には書き切れないくらいもっと色々あるのですが、簡単に言うと上記のようなことがあったのです。

 

特に手紙の件は2012年にグリーフケア研究所の学びの中でケアされました。

14年経ってやっと人に言えるようになりました。

いや、当時も友人やその後すぐに出会った夫には話したことは話したのですが、「情報を伝えた」という感覚で、辛いという感情にフタをしたような打ち明け方だったと思います。

そしてグリーフケア研究所を修了した後、臨床スピリチュアルケア学会の実習を受けたのですが、その場でも当時のことを開示し、より深くケアされ、自分でも受け止めることができました。

しかし、存在の深みから癒されたのは、28歳、2007年のあの3人目の赤ちゃんを失い、私自身も生死をさまよう体験の時です。

22歳で結婚していますが、20歳の頃からの傷は癒えていなくて、だましだましやってきていたのですね。

28歳の時の体験で「ああ、あの時の自分に向けた殺意がこうやって返ってきたのか」と大きな気づきがあったと同時に「本当は多くの人からずっと愛されてきたんだ。でもそれに気づかなかったんだ。」心の底からありがたいなと思いました。

ありがたいと思ったのは彼たちのことではありませんよ。

親や夫、子どもたち、家族、夫の家族、友人、親身になって世話をしてくれる医療者の方々、見知らぬ人々に対してです。

それから、どん底だった頃自分の心に否が応でも向き合わざるを得ない状態で、気づいたことは「彼氏に言われたから傷ついたのだけど、それって実は自分が自分に対してそう思っているからなんだ。自分が自分のことを否定しているから、それが辛いんだ」と。

自分が自分の存在を傷つけていること、これがどん底状態の原因でした。

これとは別に、わざわざ手紙に欠点を書いて意図的に傷つけてくる行為に対しては、何年経っても怒りが消えませんでした。

人間関係で傷つけ合った体験はこの他にも、もっと過去にあるのですが、地元のことだったりするのでもし当事者に伝わってしまった場合気分を害すると思うので書きません。

 

自覚のできない潜在意識の領域で、自分のことをどう思っているか、が他人を通して知らされるということ。

どうしてあんなに自己否定が強かったのか、十代以前の幼少期にその根っこがあるのですが、もしかしたら出生の時に何かあったのかもしれませんね。

それから今となっては自己受容も進み、自己肯定感が高まりましたが、これもちゃんと過去に根っこがあるはずです。

人間なので両方持って生まれてくるのでしょうね。

ご自身の中に優しさも癒しも、叡智もあります。

 

今日もお読みくださりありがとうございました。

 

 

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