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「着飾るのは人格が低いからだ」メンタルブロック 女性らしくあってはいけない 体験談②

着飾るのは相手に失礼という思い込み

前回の記事

毒親あるある?「ロングヘア禁止」。メンタルブロック 女性らしくあってはいけない 体験談①

の続きです。

今回は10代半ばから20代前半までの話になります。

 

親の育て方の影響で、私自身10代の頃には「着飾るのは人格が低いからなのだ」という思い込みを抱えておりました。

「自分を良くみせたいから化粧をする」

「綺麗と思ってもらいたいからおしゃれをする」

これらはエゴを満たす行為であって、人格者は外見ではなく、内面こそ磨くべきなんだと思っていました。

 

しかし矛盾するようですがファッションへの興味も強く、綺麗で可愛くなりたいというのが本音。

頭では「外見に気をつかうのはNG」という観念をいだきつつ、本心は違ったのです。

 

同時に「他の人も同じ考えだろう。特に人格者は外見ではなく内面を大事にするはずだ」と思っていました。

見た目を綺麗にして男子に好かれている子を見ると腹が立ちましたし、綺麗な子が好きな単純な男子に失望を感じておりました。

 

ですので、男子や男性と接する際にはわざとボーイッシュな格好をしていきました。

好意を抱いている男性の時も苦手な男性の時も同じです。

 

好意を抱いている男性の場合

「私が可愛い格好をしていったら「可愛くなりたい」「可愛い自分を見て欲しい」という気持ちがばれる。

それにこの人は人格者で人の内面を読み取るのに長けているはずだ。

外見を取り繕う態度は「あなたも女の体が好きなんでしょ」と相手を軽蔑している風に受け取られるかもしれない。むしろ失礼にあたる」

 

と、勝手に「仏のような男性」を想像し、その想像に相手を当てはめていました。高校生の時から20歳くらいまでこんな考えを抱いておりました。

メンタルブロックを抱えると同時に、男性に対する期待も大きく、「きちんとした男性は色気を感じさせない女性が好きなはず」

「仏であること」を求めていたとも言えましょう。

 

逆に苦手な男性の場合

「私が可愛い格好をしていったら「可愛いくなりたい」という気持ちに感づかれる。

いや、というより「可愛いと思われたいのだな」、と勘違いされては非常に困る。

そんなことは全く思っていないのに。

好きでもない人に「この子は俺に気がある」とか「この子にもオンナの部分があるのだな」と思われるのはわたしにとって迷惑極まりない。

着飾った姿を見て「彼氏できた?」とか訊かれるのもうっとうしいし気持ちが悪い」

 

と、苦手な人とは交流すらしたくなかったですし、私に興味を持ってほしくありませんでした。

心を閉じていることを暗に表現する手段として「ボーイッシュな格好」をしていました。

 

しかし相手にしてみれば自分が好かれているのか嫌われているのか、私の格好からは判断がつかないですね。

 

「好きな人の前でも自分を偽るんかいな?だったらあなた、本当にしたい「女性らしい格好」はいつするの?」

となりますよね。

それは女友達といる時です。

もしくは男性と会うにしてもおじいさん(高齢の先生とか)、「男を感じさせない男性」の場合だったらあれこれ気にせずに好きな格好ができました。

 

大学時代に変化が

好きな人、付き合う人にも同じような態度でおりました。

「外見よりも中身でしょ」

「相手はちゃんと中身を見る人。なのに他の男子と一緒にして、着飾るのは失礼だ」と。

 

すると当然、がっかりされるのです。

「女の子にはスカートを履いてほしい。可愛くいて欲しい」

と。

 

私自身、実はそうすることが本心本音でやりたいこと。

付き合っている人の前では堂々と女性らしい格好ができるようになりました。

18歳から20歳くらいの時です。

この時に「女性らしくしてはいけない」というメンタルブロックの半分が解除されました。

 

「好きな人がそうしてくれっていうから堂々とできる」

幼少期から女の子らしい格好をしたくてもできずにいたので服を買いに行くのが楽しかったです。

 

男性に「仏像」を求めていましたが、その気持ちも徐々に薄れていきました。

 

しかし、投げかけたものは返ってくるのです・・・・。忘れた頃に。

 

男性に求めていた「仏像」

なんと、夫がそれをちゃんと受け継いでいたのです。

人と人は潜在意識で繋がっているのですね。

 

出したエネルギーは返ってくるのですよ。

 

結婚当初、夫は綺麗に着飾った女性ではなく、質素で髪振り乱して家事に育児に奔走しているお母さん像が好きだったようで。

おそらく子ども時代、義母の姿がそのように映っていたようです。

※実際、若い頃義母は派手な格好が好きでメイクもばっちり。証拠写真もあります。しかし子どもの夫はそうとは感じなかったようです。

 

「化粧なんかせんでええよ」

「主婦にブランド物いらんやろ」

「中身が大事や」

 

今度は夫から「外見ではなく、中身を大事に」と求められることになってしまいました。

シャツのボタンを空けて小顔効果を狙うおしゃれワザも「ボタン留めとけ」と言われますし。

 

私が「〇〇(ブランド名)が欲しい」とか言うと、

「そういうのは見栄で欲しいだけや」

などと返ってきます。

 

そしてまた幼少期の体験が焼き直されて繰り返されることになりました。

「髪の毛伸ばしたい」という願いは

「ブランド物が欲しい」

「高級ジュエリーが欲しい」

と。

その根底には

「可愛い女性として扱って欲しい」

という気持ちがあり、その気持ちをわかってくれさえすれば、物自体が手に入らなくてもある程度は満足できるのです。

 

「あの女性は可愛い女性として扱ってもらってるやん。なんで私はあかんの?」

幼少期に感じた

特別なことをしていないのに髪を伸ばせる子に対して恨みの感情も抱いておりました。

「特別でもないし何もしてないのになんで髪の毛のばせるんや?」

これがまた再燃ですよ。

関連記事:毒親あるある?「ロングヘア禁止」。メンタルブロック 女性らしくあってはいけない 体験談①

 

「女性らしくあってはいけない」のシリーズはまだ続きます。

今日もお読みくださりありがとうございました。

 

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