恐怖や心配。
「〇〇ということになったらどうしよう?」
まだ起きていないことを「起きた未来」に焦点が当たってしまっている。
するとの恐怖が現実化しやすい。
起きてもいないことを起きたという前提に波動がなってしまっている。
それこそが自我のしわざ。
ワナ。
「人生がうまくいかない」という人は
そうやって今まで恐怖や心配を「現実化」してきたのでは?
願望実現や引き寄せの法則では
自我は目指す方向を指し示す役割。
潜在意識はそれを現実化させる役割。
と言われています。
今までの問題への取り組みかたを振り返ってみよう
生活していると、さまざまな問題に直面します。
中には「すぐに解決して、もはや思い出すこともない問題」
もあれば
「解決したと思っても再度繰り返される問題」
があるでしょう。
問題というのは、言い換えると「自分にとって都合の悪いこと」です。
病気を例に挙げます。
風邪を引くと熱が出て身体はしんどくなるし、仕事を休むことになるため他の人に迷惑がかかる。
だから風邪を引くことは問題だ、というとらえ方をしている場合。
風邪そのものよりも、一時的にしろ身体がしんどいのはイヤだ、他人に迷惑をかける、つまり「嫌われたくない」だったり「人に頼りづらい」というビリーフ・思い込みを抱えているから風邪を引くことが問題となります。
風邪を引いても会社を休まずに出勤するという場合でも、「本当は休みたいのに、しんどい中やるべきことをきっちりやらなければならない」「人に迷惑をかけてはいけない」というビリーフが根底にあると、風邪を引くことは問題だというとらえ方をするでしょう。
逆に、風邪を引くことで潜在的な身体の歪み・偏り疲労が解放される(これは「風邪の効用 (ちくま文庫)」を参照)から、一時的にはしんどくても、風邪を引いてきちんと休み、対処することで健康に近づくというビリーフを持っている人には風邪は問題ではなくなります。
むしろ健康状態を改善してくれるありがたい現象です。
それから、人に迷惑をかけることは仕方ない、誰かが風邪を引いた時は私もその人のフォローをする、困った時はお互い様というビリーフを持っている場合は遠慮なく休めます。
その人にとって風邪は問題ではありません。
これが風邪ではなくもっと重い病気や、あるいは経済的な問題だったらどうでしょう?
本当にこの治療法で治るのか?
支払いに追われている、借金を返さなければならない・・・・。
そのような状況にあると気分が重くなる人がほとんどだと思います。
経済的な問題の根底にも色んなビリーフがあるかと思います。
「これ以上収入が上がる見込みがない」
「限られた収入の中払えない」
と決めていたり。
これは自分自身の「枠」「制限」を無意識に決めてしまっているからそれが収入にも現れるのですね。
他には
「私がどうにかしなきゃ」と人を頼れなかったり。
「支払い、ちょっと遅れそうです」と言えない自分がいたり。
社会的にきちんとした人でないといけない
自分で無理してどうにかしないといけない
と自己犠牲の精神でずっと頑張ってしまう・・・
そして、自力で頑張ろうとする動機の根底には
「うまくいかないんじゃないか?」
「大変なことになって取返しのつかない状況に陥るのでは?」という恐れがあり、人生を信頼できない気持ちがあるのではないでしょうか。
反対に、同じように支払いが難しい状況にあっても平気な人もいます。
「どうにかなる」
「誰かに借りればいい」
「追いつめられたらどこかからお金が入ってくるだろう」
と、厳しい状況にあっても楽観的でいられ、自分一人で抱え込もうとしない人はストレスも少ないです。
どうして一人で抱え込もうとするのでしょうか?
それは、先ほども述べましたが、
問題が起きたとき「どうにかなる」と思えないからです。
「自分を超えた力が助けてくれる」
と信頼できないからです。
問題解決や願望実現は、自我がやっているのではなく、背後にある大いなるものの力がやっています。
自我には問題を解決する力はないにも関わらず、自我で無理して状況を変えようとするからしんどいのですね。
背後にある大いなるものの力、ハイヤーセルフ、普遍意識、他力、呼び方は色々ありますが、それらがうまくやってくれるのです、本当は。
でも信じられない。
なぜ信じられないか。
今までそのようなことを経験しているにも関わらず、実感がないから。
本当は助かったことなんていっぱいあるにも関わらず、取りこぼしているからです。
なのに自力でどうにかしようとしたことの方がインパクトが強いので記憶に残るのですね。
どうにかしようとする行為はストレスがかかります。
エネルギーもいります。
しんどい思いをするので、余計に記憶に残りやすい。
今まで、多くの場面で「どうにかしなきゃ」といつも無理して自己犠牲の精神で頑張り続けてきたから、自分の力でどうにかできるのでは?ストレスマックスだけど・・・・となるのです。
そのような「波動」でいるとそれがまた現実に反映されますから、自分に厳しい波動が自分に厳しい現実をつくることに繋がります。
ではどうやったらこのループから抜けられるのでしょうか?
一つは、心の傷を癒す方法です。
なぜうまくいくと信頼できないか?
それはうまくいかなかった時の記憶が影響しています。
思い癖というのは、たいてい過去のトラウマや生育歴が影響しているので、大元になっているインナーチャイルドの傷を癒す方法です。
一人で内観してもいいですし、カウンセラーなどのプロの手を借りて加速させるのも良いでしょう。
もう一つは日々、潜在意識にしみこませていく方法です。
小さなことから、思いが現象化しているのだな、心が外に反映しているのだな、と確かめていきます。
人によって「この点は恵まれているな」という部分は異なりますが、その恵まれている部分を文字で書いてみます。
取りこぼしを少なくし、ちゃんと意識化するために文字にするのです。
・健康
・人間関係
・お金
・容姿
・能力
・仕事
・勉強
・恋愛
・環境
おおまかにざっと挙げてみましたが、例えば「環境」であれば
- 住まいがある
- 水道がある
- エアコンを使える
- 治安がいい
- 好きな物に囲まれている
- インターネットが使える
- テレビが見られる
- 駅まで近い
- スーパーが近い
- 綺麗な景色が見られる
- 友達の家が近い
- 保育園が近い
- 適切な医療が受けられる
人によって恵まれていると感じるポイントは異なるでしょうが、「あるのが自然で当たり前なこと」を挙げてみます。
潜在意識で「あって当たり前」と設定しているから、ネットも使えるし、水にも困らないのですよね。
これって自力でできていることではありません。
本当にすごいことなのです。
国や地域が異なれば日本のように安全ではなくなりますし、医療費も高額になったり、そもそも適切な医療が受けられなかったりします。
そして、自我の力で頑張って手に入れたのではないですよね。
恵まれている面を挙げてみることで、「これは自分の力で叶えたことじゃないんだ。大勢の他人の力や、ハイヤーセルフ、大いなる力によって叶っているんだ」と意識化することができます。
こうやって、意識化して潜在意識にしみこませていくことです。
インターネットの仕組みを一から作り上げたのではありませんし、コンピューターの部品を金属を加工する時点から自力で作ったのではありません。
でも、
「〇〇について知りたい」
「外出先でも遠くにいる家族や友人とコミュニケーションを取りたい」
「家にいながらにして自分の思いや体験を文章や動画で表現したい」
このような願いがいとも簡単に叶う時代です。
数十年前までは、こんな願いを抱いたとしても、難しかったですよね。
「〇〇したい」という願いを放つのが「自我の仕事」です。
私も、自分の思いや体験を文章にして表現したいといい願いを抱いていて、それをブログを通してやっています。
30年前だったらこんなことはできませんでした。
自我の力で頑張るというのは、極端に言うと
「文章をネットで表現したい。そのために一から金属を加工して、コンピューターの部品を用意しよう。えっと、アフリカにいけば金属の採掘は可能かな?そうだ工場も必要だから土地を買わねば。それからネットの仕組みそのものも自分が作ろう。」と頑張るようなもの。
おかしいですよね。
それをやってしまっているのが「問題を解決しよう」とする無理な頑張りです。
「自力でどうにかしようとしているな」と自分で自覚できたのなら、しようとしていることをやめることです。
「文章をネットで表現したい」という願いはスマホやPCがあれば今や叶うことが当たり前です。
引き寄せや願望実現は、思いを叶えたいと意図を放つことで、周りの条件が徐々に整い、やがて実現することになります。
周りの条件が整うのですよ。
タイムラグはありますが。
自力でどうにかしようとしなければ。
周りの条件が整うという実感、つまり願望が実現しやすくなったと実感するのは、第4チャクラ(ハートチャクラ)の力が使えるようになった頃だそうです。
チャクラの話はまた別記事で。
今日もお読みくださりありがとうございました。