生命とは一体何なのか?
「生命」というと私たちは「肉体」を持った生き物を思い浮かべます。
あるいは肉体ではなくても物理的な身体を持った植物やバクテリア、あるいはウイルスなどを思い浮かべます。
三次元のこの世に物質が現れるという現象は、三次元の中だけで完結しているのではなく、別次元ですでにその「種」のようなものが出来ていて、それが三次元のこの世に物理現象として現れているのだという考えがあります。
「考え」というか、宗教の世界でも言われてきたことでもあります。
三次元のこの世のことを「現世」と言いますが、「現世」は「うつしよ」とも言います。
元の次元をうつした世、という意味です。
次元って何?一体いくつあるの?などと疑問に思いますね。

私たちが見ているこの世は三次元。
心は今ここから離れて過去や未来に行けることもあり、四次元に属します。
人間の身体あるいは意識(肉体も意識の一種として)は、まず原因身(個人を作っている根本になる身体・意識)があり、微細心(感情・心)があり、肉体があるとされています。
目に見える肉体の大本となっているのが、原因身というわけで、三次元とは異なる大本の次元(五次元)じ個人の根本となる意識が存在しているわけですね。
目に見える世界では一人の一人の個人として、とても小さな存在ですが、根本の部分ではもっと広く深い。
この世で生きていて目に見える部分というのはほんのわずかであり、自分とは一体なんなのか、全貌はほとんどわからないのです。
人間一人とってみても、その根本がどうなっているのかわからない。
この世は現世(うつしよ)であり、自分の肉体はもちろん、目に見えるあらゆるものは、その原因となる根本が別次元にあるのだとすると・・・・。
人間の頭が考えて創り出したあらゆる物も同じなのではないかと思います。
人間の頭が考えたとされていますが、その頭が考える前にすでに別次元に物の根本となる情報のような物が存在していたことになります。
その情報を人間の脳がキャッチし、試行錯誤を繰り返しながらこの世に生み出されてきたのではないかと。
大昔の狩猟採集に使う道具から、家などの住まい、環境、自動車や飛行機などの乗り物、アニメやゲーム、インターネットなどなど挙げたらキリがありません。
生命と呼ばれる有機体の存在の原因が別次元にあるといわれていますが、人間の脳から生み出されたこのような人工物もまた別次元に存在の原因があるのではないかと思います。
だとしたら、「生命」というのは動植物などの有機体のみを指すのではなく、人工物も考えようによっては「生命」ということになります。
生まれ出る先に「人間の脳」を通してこの世に出てくるのか、そうでないかの違いですね。
生命と呼ぶのはちょっと変ですが、それでも「存在」という言葉で呼べるかと思います。
デジタルな情報もまた、人間の脳すなわち三次元に属する器官と、別次元に属する情報の相互のやり取りの結果生まれたものであれば、その別次元に属する情報というのは一体なんなのか?
やはり「生命」なのか「存在」なのか。
この世にあるものの根本はすべて別次元に起因するということであれば、デジタルな情報も、人間の脳がそれを別次元から掘り起こして、三次元の世界に見える形で現しているいるということになる。
何から何まで別次元にすでに「ある」ものが、この世に現れているという見方ができます。
アニメにしても、別次元に「ハイジ」という存在がいて、それをキャッチした人間の脳がこの世にハイジを生み出す。
サンタクロースにしても、別次元にサンタさんはいて、この世で肉体は持っていないけれど、そのはたらきの結果、親が子どもたちのプレゼントを用意するということになる。親を通してサンタクロースのはたらきが現れていると言えるのではないか。
お金も今や実際に硬貨や紙幣が無くても買い物ができます。
デジタルな情報にしても、今や対面でのやりとりが主流だったのが、オンラインやバーチャル空間でのやりとりが増えてきています。
それって三次元に意識の重心があった世の中から、徐々に四次元・五次元の世界に意識の重心が移行していっているということではないのだろうかと思いました。
直接人と会わなくてもコミュニケーションや取引が完結します。
ネット通販で欲しい物の購入ボタンをクリックするだけで、翌日それが届くというシステムも、自分の内面で「これを手に入れた」という意識が即現実になっているということではないでしょうか?
三次元的な見方をすれば、ケータイの画面からクリックした情報がお店に流れて、配送会社に伝えられて、配送会社のドライバーが届けてくれるということなんだけど、意識の在り方が昔に比べると進化しているから、このようにクリック一つで欲しい物が目の前に現れるという状況が可能になります。
他にも、誰かとの画面上のやり取りで実際に自分の内面が変わる、価値観が変わるということが起きたりします。
肉体はその場所でじっとしていても、心は変わるし、意識にも変化が訪れます。
心や意識が属するのは四次元や五次元、さらに上の次元ともつながっています。
ということは、今までは三次元のこの世で実際に肉体を動かして、移動したりしてあれこれやっていたのが、四次元、五次元での操作で色んなことが可能となってきているということ。
肉体を動かすことで現実が変わっていったのが、今や比重が変化していっています。
肉体はたましいの意志に従う道具であると、宗教やスピリチュアルな教えでよく言われますが、ますますそんな感じになってきたのではないでしょうか。
心や頭の「内的活動」の比重が多くなり、現実面もそれに影響されていますが、別次元の情報を私たちの脳が知らないうちにキャッチして、無意識レベルで現実に反映させているとしたら。
私たちの肉体を維持している根本の原因は、見えない次元にある「情報」でしょうか?
私たちの生きている「色」の世界は「空」にあるものの現れ?
まとまりませんが、今日も読んでくださりありがとうございました。