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死別や喪失の悲しみ・苦しみに向き合う「グリーフワーク」

死別や喪失の悲しみ。グリーフワーク

グリーフワーク・喪の作業

喪失体験は死別以外にも人との離別や環境の喪失、

身体の一部の喪失、身体機能の喪失など他にもありますが、

ここではおもに死別による喪失とその「グリーフワーク」について説明しています。

 

グリーフワーク・喪の作業は自分の心の中で行っていくもの

 

大切な人を亡くした後の悲しみや喪失感を自分でどう折り合いをつけるか

深い悲しみの中、日常に適応していくプロセスを

「グリーフワーク」や「喪の作業」といいます。

 

個人によってそのやりかたは自由ですが、

宗教的な儀式などもその一役を買っている部分もあります。

例えば、仏教徒であれば初七日や四十九日、初盆など

故人のいない日々を過ごす中で

遺族が個人と向き合う行事が訪れるので

自然と自身の心に向き合うことのできる人もいるのではないでしょうか。

 

一方、そのような宗教的儀式が単なる形だけのものとしてしか

機能しなくなっている面もあり、

中には大切な人を亡くした悲しみ、苦しみが

とても長く続いてしまうこともあります。

 

特に予期していなかった死や

若くして亡くなった場合、

暴力的な死を遂げた場合など

悲嘆もより深く、長引く傾向にあります。

 

残された遺族自身の

それまで生きてきた中で培った「ビリーフ」も

死別後の心の持ちように影響します。

 

しかし、大切な人が亡くなってとても悲しい、苦しいという感情は

当たり前のものであり、

生きていれば誰でも体験するものです。

 

どのようなグリーフワークがあるのか

これは遺された遺族が

自分の好きなようにやりたいように

故人のことを語ったり、心地いい場所で自分の心のケアをしたりと

遺族の数だけ、悲しむ人の数だけグリーフワークは存在します。

 

その中でもどのようなことが

辛い心を癒すことや、新たな気づきにつながることが多いのか

遺族の体験でよく語られるものを挙げてみます。

 

自分ひとりでできるもの

◇心の中で何度も思い返す

◇自分の想いを書く

◇故人への手紙を書く

◇手作りのものを作る

◇仏壇やお墓、遺影に話しかける。お供えする

◇思い出の場所に行く

◇故人のやりたかったことを引き継いでやる

◇同じような体験をした人の体験談を読む

◇グリーフケアについて学ぶ

 

他者とともにするグリーフワーク

◇同じような体験をした遺族との語らい

◇遺族会のような場での分かち合いに参加

◇ボランティア活動など

◇一時的に忘れられる活動を行う(仕事、趣味)

◇宗教的儀式を行う

◇霊感のある人(ミディアムやイタコ)から故人のメッセージを聴く

 

遺族会などの「グリーフケア」は

遺族の「グリーフワーク」をサポートするものといえるでしょう。

 

このように一人で取り組めるもの、他者とともに行うものがあります。

いずれにせよ、何度も何度も大切な人のことを思い、

時にはちょっと気晴らしもしつつ、

ゆっくり丁寧に悲しみに向き合うということに変わりはありません。

 

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