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カウンセリングで人の話を聴くテクニック

パートが少し落ち着いてきたこともあり、聴く力を養成する講座をやろうかなと思っています。

聴く力を身に着けることはカウンセリングの仕事をしていなくても、日常での人間関係が良くなります。

セルフケアの方法もセットでお伝えしたいと思っております。

コロナの状況があるので、まずは1名か2名対象に開催。

少人数のため時間は2時間~3時間くらい。参加費は3000円前後で。

対面での開催です。Zoomは接続状況が悪いのでやっておりません。

以前NPO法人で何回もやったものをアレンジしようかと考えております。

関連ページ:講座を受講いただいた方の声

コロナの状況次第ですが、決まりましたらお知らせいたします。

 

カウンセリングで人の話を聴くテクニック

カウンセリングや傾聴の勉強をしていて、「聴き方のテクニックを知りたい」と思う人は多いです。

私も最初は「通用するテクニックや技術を知りたい」と思ったものです。

確かに、聴き方にはテクニックがあります。

「オウム返し」「ミラーリング」などは有名ですね。

他にも、「Yes / NO」の答えを導き出すクローズドクエスチョンや、具体的な答えを導き出すオープンクエスチョンなどがあります。

しかし、テクニックを習得するよりもその前に「あり方」ありき。

まずは目の前の人の話を聴きたいか、この場を共にしたいかどうか、が問われます。

目の前の人に関心を持ち、全身全霊で、耳を傾け、言葉になっていない情報や心の奥にあるメッセージをキャッチします。

それができて初めてテクニックが役に立ちます。

テクニックはあくまで「道具」なのですね。

また「あり方」がしっかりしていればテクニックはいらないといっても過言ではありません。

それはいのちの危機に直面している人や大きな苦しみ悲しみを抱えている人は、感性が非常に敏感になっていますから、小手先のテクニックをつかってもそれが自分の物になっていなければ伝わってしまいます。

テクニックでどうにかしようとしている姿勢、「ハウツー」で誰にでも通用する法則を当てはめようとしている不自然な姿勢が伝わってしまうのです。

実際に私が学んだ上智大学グリーフケア研究所でも、テクニックを教えてもらうことはありませんでした。

徹底的に「あり方」を問われるのです。

テクニックは「あり方」があってこそ、なのですね。

非常に有効ではあるので、使える「駒」として習得しておいて、それが「自然に出るような」状況で使ったら良いですね。

聴く際の「あり方」を身に着けるには?

目の前の人に徹底的に寄り添った聴き方をするのですが、そのためには「共感」することが必須になってきます。

相手の発言内容に同意をするわけではなく、それを発した気持ちに「共感」するのです。

例えば「あいつは嫌いだから今度殴りに行きたい」と言われたとして、

「殴るなどという暴力はダメ」という思考が浮かんでくるかもしれませんが、それはそれで脇に置いておきます。

「殴りに行きたいくらい腹が立っているんですね」と相手の感じている気持ちを受け止めます。

慣れていない人は「殴りに行きたいなんてそんなことは言ったらだめ!とんでもない」「人のことを嫌いなんて悪口を言うもんじゃない」という対応をしがちです。

特に家族での会話だと顕著になるかもしれません。

カウンセリングなどの相談の場では、どんな発言も許されます。

ありのままの気持ちの奥に、本当に言いたい「本心本音」が隠れているので、まずはうわずみに出てきた「気持ち」を受け止め、だんだん心の奥に深く入っていきます。

自分の気に入らない発言が来ても、相手の心に勝手に浮かんでくることなので、相手もきっとネガティブな感情は感じたくないのに勝手に心がそう感じているので、否定するのはおかしいのです。

相手の話を聴いて、あれはおかしい、これはおかしい、さっきと矛盾してるじゃないか、などと価値判断してしまう理由に、自分の心をしっかり聴けていないということが挙げられます。

他人の話を聴いて、受け止められないのは、それが自分の場合でも受け止められないから。

自分の心の中にまだ聴いてもらっていない、気づいてもらっていない痛みや傷があるからなのです。

そういった未完結の感情に気づき、癒すことで、自分の感情を受け入れられるようになります。

日々出来事に直面する中で、ポジティブな感情ネガティブな感情色々感じますが、どんな感情もあっていい、感じていいんだと思えるようになってきます。

すると、自分が自分の感情を受け入れられるように、それが他者の話を聴いた際にも同じように受け入れられるようになるのです。

ですから、他者の話に耳を傾け、優しくありたいのであれば、まずはご自身の心に向き合うことから、なのですね。

どんな感情があってもいい、感じてもいい、と自分に許可できると、自分で自分にうそをつくことが減ってきて、生き方がらくになります。

結果的に他者の気持ちも受容できるようになっていきます。

カウンセリングなどの仕事に関係なく、日常でとても役に立ちますし、人間関係も良くなり、生き方がらくになっていきます。

 

以上、「カウンセリングで人の話を聴くテクニック」はテクニックよりもまずは「あり方」。自分の心をまず受け止めましょうという話でした。

タイトルからは期待外れだったかもしれません。

 

読んでくださりありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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