あなたがやりたい仕事というのは、資格や免許がないとできない種類のものでしょうか。
特殊な職業の中には資格や免許が必要なものもありますが、そうではないのであれば、十分なスキルを身に着け、さらに「あなたでなければ」という強み・独自性を表に出すことで、お客さんは集まります。
特に、目に見える物を売るのではなく、目に見えないサービスを売る場合、お客様があなたから買う理由が必要です。
目に見える物であれば買う前と買った後の比較は簡単です。例えば美容院であれば髪の毛がツヤツヤになる施術の写真など、実際に目で見ることで、お客さんは具体的な未来をイメージすることが可能です。
しかし目に見えないサービスを売る場合は、そのサービスを受けることでどんな未来を得ることができるのか、言葉で伝える必要が出てきますね。
カウンセラーやヒーラー、セラピスト、占い師、などはほとんどが民間の資格であり、持っていなくても開業できてしまいます。
資格は必要ないけど、実力をつけておくことは必須です。
開業はできるけど、集客できるかというと全く別の話。
特に、ほとんど人脈もなく、口コミも広まってない段階で、お客さんが来てくれるのはすごいこと。
HPやチラシの情報を読んで心を動かされ、あなたを信頼し、会ったこともないのにサービスを受けに来てくれるというのは、ほんとにすごいことなんです。
会ったこともないし、口コミもない段階で、ひょっとしたらお金をぼったくられるかもしれませんし、高額なセミナーや怪しいスピリチュアルグッズを勧められて断りにくい雰囲気になるかもしれない、という不安や恐怖を感じることもあるわけで・・・・。
来てくれるというのは、そこを超えて来てくれるのです。
HPやチラシでの告知段階で信頼関係を築くということ。
そのためには、お客さまがあなたのサービスを受けたい理由を明確に、自分でもわかっておくことが大切なのです。
(そしてその強み・独自性とあなたのやりたいことが一致していることが大切。
例えば私の場合は相手の本心本音に向き合っていくことです。
そのツールとして「話を聴く」ことをやっています。
「相手の本心本音に向き合う」という同じ目的であっても「ヒーラーのように相手に手をかざしてエネルギーを調整し、相手の本音を引き出す」というのはいまいちピンとこないのですね。レイキヒーリングはできるけれども・・・。
やっぱり私は相手の話を聴くという行為が、私にとって大切。
それをわかったうえで、独自性や強味を把握する。)
「私の独自性って何だろう?」
「私に強みなんかあるのかなあ?」
誰にでも強味はあります。
あなたは今のあなたになるまでに、どんな困難を経験してきましたか?
何に困った?
何に悩んだ?
どんな葛藤があった?
どのようにして向き合い、成長してきましたか?
どんな感情の動きがあったのでしょう?
今のあなたのようになれたのは、どのような要因があったから?
お客さんはあなたのサービスを受けて、将来どんな風に変化する?
どんな風に希望を見せてあげられる?
その根拠は?
あるいは「私の強みって何だと思う?」と人に訊くのもありです。
その際はゴマすりをしない人、あなたのやりたいことをバカにしない人を選んでください。
「どうしてお客さんは私のサービスを受けたいと思ったの?」
「どうしてあの人は私に申し込んでくれたのかな?」
という風に逆から考えるのもありです。
お客さんの目線から自分自身を客観的に見ることで、あなた自身の長所や強味がわかります。
どうしてあなたが選ばれたのか、理由を挙げてみましょう。
頭の中でイメージするのではなく、実際にリストアップしてみてください。
そうすることで自分の中でもより明確になりますし、今後どこをもっと伸ばせばいいか、どこを削ればいいかなどの調整箇所もわかってきます。
集客する際、HPや広告でそれら強味や独自性を文章の中に織り交ぜるのです。
独自性や強味というのは、あなたが目立つためでも評価されるためでもなく、来てくれるお客さまのためにあります。
あなたのエゴの承認欲求を満たすためではありません。
お客さまは、将来の自分に希望を感じたい。
こんな風になれるんだ、と自分を信じたい。
どうして強味や独自性、あなただけの体験から得た智慧を明確にして伝えるのか?
「お客さまがまだ自覚しきれていないけど、なんとなくモヤモヤと浮かんでくる希望」を見つけ、欲しい未来に向かってさらに明確に方向付けをするためです。
今日もお読みくださりありがとうございました。