仕事辞めたい。それはミッドライフクライシスかも。「役割」に人格を明け渡してはいけない。

「役割」「職業」があなたに与える影響は想像以上。踏ん張れ!絶対に引きずりこまれるな!

下の図はゲシュタルト療法で言われている「5層1核」の図です。人はみな中心の「真実の自己」を表現する方向に成長しています。

社会の中では自分の本音を出さず、属している集団の「形式」に沿って振る舞っていれば人間関係で波風を立てることもなくやっていけるのですね。それが①決まり文句の層、②役割の層になります。

会社員であればその役割をやっていれば生活はしていけるわけです。

ミッドライフクライシス・中年の危機「私の人生このままでいいのか」というそれまでの生き方に葛藤を感じる人が40代前後に多いと言われています。③行き詰まりの層ですね。

③行き詰まりの層の先を目指すことで、本当の自分を発揮して生き生きと生きられるようになるのですが、多くの場合不安や恐怖を感じて②の役割の層に逆戻りしてしまうらしいです。

安心・安全でいたいのですね。しかし中にはもう後戻りはできない、前の生き方がしんどくてたまらなくなる人もいます。

図は中心の「真実の自己」に向かって進んで行くプロセスを現しているので、この図を見ることで「必ず道はある!」と自分を信じる助けになるのではないでしょうか。

③、④、⑤と自分の内面を直視し、抱えている荷物や抑えてきた痛み、自分を縛っている制限を解放していくのです。

中年の危機・ミッドライフクライシスというスピリチュアルペイン

40代前後になって、若い頃は我慢できていたことや当たり前だと信じて疑わなかったことに対して「本当にそれでいいのか」という疑問を持つようになり、自分の人生や生き方に対する価値観が大きく揺れ動くというのが「中年の危機」「ミッドライフクライシス」と呼ばれているものです。

「自分の生き方」を真剣に問うのはなにも中年に限ったことではありません。10代の頃から「一体何のために生まれてきたのだろう」と考えている人もいますし、人生の終盤になってそれこそ自分の寿命を意識した時に「私の人生は一体何だったのだろうか。生まれてきた意味があったのだろうか」というスピリチュアルペインを抱く場合もあります。

何のために生きているのかと人生について真剣に考えるということに年齢は関係ありませんが、中年世代がこういった痛みを抱えている割合が多いということです。

「うつ」や「適応障害」「燃え尽き症候群」といった症状に現れることも多いです。

ワルディマール キッペス先生も著書の中でおっしゃっています。

「燃え尽き症候群」の主な原因として考えられるのは、自分の内面的な声に耳を充分に傾けず、周囲や流行の真似事に引きずられた結果だと思われる。

スピリチュアルな痛み―薬物や手術でとれない苦痛・叫びへのケア」140ページより。

 

心身ともにSOSを出している状態ですね。

仕事の内容が合わない。仕事辞めたい。

仕事にやりがいを感じない。

ほかにやりたいことがある。

仕事辞めたい、でもなかなかその決断ができないから辛い。

このまま我慢し続けていまの環境を変えずにいるべきか・・・。

自分にとって「本当の生き方をしたい」「本当にやりたいことで生きていきたい」

でもそれが簡単にできないから苦しみを感じるわけですね。どうして簡単にできないのかというと、

それまでいろんなことを自分に強いてきて、頑張ってこられたかと思います。

親や社会から望まれたことであって、逆らわないのが当たり前、従うのが当たり前、そうやって生きるのが板についてしまっているからということが大きいです。

自分の主張や好きなこと、大切にしていることは否定され、自分を出すと怒られる。本当の自分を出すなと言われたら、心の深いところが傷つきますね。

そして他人に良く思われるように、周りに受け入れられるように安全で確実に生きていける道を歩みなさいと教えられてきたから、行動を変えようと思っても「本当にそんなことして大丈夫なのか」と自分でブレーキをかけてしまうのですね。

今辞めたらお金はどうなる?

同僚に負担、迷惑がかかるから辞められない。

辞めて新しいことをしたいけど、それが出来るか自分に自信がない。

これを読んでいるあなたも同じように思ったことがあるのではないでしょうか。

仕事を辞めたいと思う理由

「この人はこんな人だろう」と他人が抱くあなたのイメージ。それに合わせるのがほとほと疲れた。

他人はあなたのありのままではなく、「きっとこういう人だろう」というフィルターを通してその人の見たい見方であなたを判断しているのが普通です。

人は誰でも自分の見たいように物事を見ていますからね。

そして今まで親の言うことや世間の価値観に従ってきたため、空気が読めるようになってしまったあなたは、無意識のうちに「違う自分」を演じてしまうようになってしまったのではありませんか。

しかしもうごまかしがきかない、今になって本来の自分、たましいである自分がうずき、「違う自分を演じていた」ということに気が付き始めたのではないでしょうか。

そうなると自分の本質で生きているわけではないから「しんどくて当然」なのですね。

自分ではない人になろうとしているので不自然なわけです。

仕事に行きたいくない、やっている内容が合わない、休みたいというのは決してわがままでそう感じているわけではありません。

他人はあなたがどういう人であるか、決めつけて接してくることがあります。

「他人のイメージするあなた」を演じるのはもうやめる時期ではないでしょうか。

演じる必要があるときももちろんあるでしょう。

その場ではそう振る舞うことで、乗り切れることもあるので、生きていくスキルとして役に立ちはしますが、ちゃんと「本当の自分」がいるということを忘れないでいたいものです。

なにか新しいことをやろうとしたり、普段とはちょっと違うことをしようとした時に「あなたらしくないからやめた方がいい」などとアドバイスしてくる人がいますが、聞き流しましょう。

新たなことを始める際に出てくる「潜在意識の抵抗」が他人の言葉を通して現れていると理解してください。

あなたがあなた自身でいられることを許すにつれ、周囲の人間もありのままのあなたを受け入れてくれるようになってきます。

 

「役割」や「職業」はあなた自身ではない

例えば教師という職業についていると「先生らしくしないと」と思います。

学校という環境で教師として働いている時は当然そう振る舞うことが求められます。

しかし素の自分は「先生」ではありませんね。なんでもない自分です。日常でも365日「先生」でいる自分を課してしまうとしんどくなってしまいますね。

この「役割」でやっている仕事と、「本来の自分」の間に距離があるととてもしんどい。

距離があるというのは「本質と合ってない仕事」ということです。

仕事内容が合っていないということに加え、人間どうしてもその「役割」「職業名」に自分を合わせてしまうという傾向があり、そうなるとますますしんどい。

例えば私ですが、組織の中で働くことに苦痛を感じるタイプです。一狼タイプで自分で考えて自由にやっていきたいタイプです。

決められたルールに従い、その枠の中で枠からはみ出さずに、上の人の言うことにただ従うという環境が苦痛に感じます。

すでに決められた手順や型に忠実に従い、誰がやっても結果は同じになる仕事。

こういうのは苦手です。

逆の人もいるでしょう。自由な発想が苦手で、決められた形に沿って着実にやっていくのが好きな人はそれがその人に合っているのです。

生きていたらいろいろな事情を抱えることになるので、短期的に合わない仕事をする場合もあるでしょう。

その際絶対に意識しておきたいのは「役割」にあなたの人格を明け渡してはいけないということです。

「役割」「職業名」「役職」といったものが心の与える影響って想像以上に強いです。

いつのまにか自分がその「役割」に乗っ取られるということが起こります。

そうなると本来の自分ではない、自分の価値観ではない生き方を知らず知らずのうちに続けてしまっているということになります。

その役割、その仕事で求められる「らしさ」に合わせるうちに、それがあたかも自分自身であるかのように、人格の中に深く入りこんでいきます。

自分の本質と仕事が近ければ充足ややりがいも感じますが、違和感が大きく自分を押し殺さないとやっていけないものであれば、

生きづらさは慢性化し、先ほど紹介したキッペス先生の言葉にもあるように「うつ」「適応障害」「燃え尽き症候群」などの症状に現れることもあるでしょう。

お酒を飲まないとやってられなくなる人もいます。

このブログは「読んだ人がその人本来の姿で生きられるよう、問いかけ、自身の力を取り戻してほしい」という思いで書いてあります。

 

 

「明け渡し」って言うけれど・・・?

宇宙に自分を「明け渡す」って言いますね。それと今回のタイトル「役割」に自分を明け渡すってどう違うの?

神様や宇宙の流れに自分を明け渡すのと、今やっている仕事を我慢して続けることはどう違うのか?

神様や宇宙の流れに「明け渡す」=天職やライフワークにつながることであればそれをやることで、生きがいを感じます。

強制や義務感といった重い感じはありません。

神様の道具として生きるとき、パラドックスですが個である自分の本質を生きていることになります。

逆に不安や恐怖から「〇〇しないと」といった重い感情を感じるのであればそれはエゴが発しているものです。

役割に自分を明け渡すというのは役割に自分を乗っ取られるという意味で今回使いましたが、我慢や憂鬱、重たい気分、疲労がつきもの、たましいからの幸せを感じることから遠ざかっていくものです。

千と千尋の神隠し(アマゾンにリンク)から

「湯婆婆は相手の名を奪って支配するんだ

普段は「千」でいて本当の名前は隠しておくんだよ。」

ハクのセリフを私はこのように解釈しています。

「この社会で生きていると役職とか役割とか、社会で求められる自分を演じないといけない。そうするとまるで役割がもともとの自分かのように感じるようになってしまう。

普段はそうやって役割を生きていくことが、難局を乗り切るためには必要であっても、本当の名前、あなたの使命、あなたがあなたであることを忘れずにね。元いた場所に戻るというのは、本来あなたがいるべき場所、あなたがあなたとして生きていく場所、そこで地に足つけて自分の人生を生きていくということだから。」

心に響くパワーソングは中島みゆき作詞作曲の「宙船」

「こうなりたい」

いや

「絶対こうなる」

という本来の自分に近づくためには心にしっかりとその覚悟や、なった後のイメージを植え付けると効果的ですね。

個人的には「宙船」の歌詞が響きます。

「宙船」youtube   全部の歌詞が聴けます。

個人的にはTOKIOと吉川晃司のが好きです。

https://youtu.be/MpCXeK3Qgfo

 

読んでくださりありがとうございました。

個人面談ではお一人おひとりを大切に、その人の価値観を大切にした対応を心がけております。 どのようにすれば最もらくになれるのかは人それぞれ、抱えている価値観・気質・状況によって異なります。 「千の花」での面談をご希望の方は以下をお読みください。 ブログ内には心の癒しやあなたの可能性を広げるヒント、役に立つ本の情報など豊富にございますので、ぜひ参考になさってくださいね。