「患者さんはそこに座ってくれる人の距離に敏感になる」
日本死の臨床研究会本部事務局という団体が出している動画を紹介させていただきます。
高宮先生と柏木先生のオンライン上の対談となっております。
スピリチュアルケアというと、対話というイメージがありますが、患者さんとの距離もとても大切だなと思い、今回この動画を紹介させていただこうと思いました。
柏木哲夫先生が医療スタッフと患者の距離について考えるようになったきっかけは、先生ご自身の入院体験だったそうです。
スピリチュアルケア関連の本は患者さんとの対話や傾聴について書かれているものは多いですが、距離について書かれているものは少ないですね。
どれくらいの距離が適切なのか・・・・
患者さんの表情が何を訴えているか、個々人の感性で掴みとるしかないようです。
先生の体験から、患者は医療者に対して「もう少し遠くに座ってほしい」と言いたくても言えないと。
とてもいい内容でしたのでぜひご覧ください。
日本死の臨床研究会顧問 「コロナと距離~人と人との距離」
「患者には その日その日の 距離がある」
柏木先生作の川柳だそうです。
私自身、患者として入院している時に特に気になったのは、夫が病室で新聞を読む音。
長女を帝王切開で産んだ後、次の日は高熱が出たのと強烈にお腹が痛いのとで、起きていられませんでした。
新聞紙のバリバリ、ガサガサという音がうるさくてイライラしていたのですが、言うエネルギーがありませんでした。
「距離」とはちょっと違いますが、体が弱っている時は五感はより一層敏感になっているのでしょう。
しかし不快を感じていたとしてもいう気力も体力もない。
今日は短いですが以上です。
お読みくださりありがとうございました。