自分の器が広がった。現場でのセッションの変化
クライアントさんの個人情報を書くことはできないので、
ざっと説明するのみですが
まず自分の器が広がったと感じました。
現在私がファシリテーターとして活動している現場は3か所あります。
・遺族会「はすの会」
(お子さんを亡くされたご遺族、お子さん以外のご家族を亡くされたご遺族。基本的に死別の悲嘆を話されますが、死別をきっかけにして家族問題や過去の傷なども表出される方が多いです。)
・NPO法人虐待問題研究所
(あらゆるスピリチュアルペインに対応。虐待被害、DV、パワハラ、です。死別の悲嘆、生きづらさ、トラウマ、子育ての悩み、スピリチュアルな話。今年3月から女性限定で性の悩みや性被害などの分かち合いも開始。)
・天使ママ・天使パパの会 関西
(※こちらは代表をやっています。対象は主に「疾患が原因で人工死産を決断したご家族。その他周産期のグリーフケア全般。流産を繰り返す不妊の苦しみなども。)
現場での変化はこんな感じです。
- 対応する相談内容の幅が広がった
- 同じ人でも表出する苦悩の質が変わった・今まで言わなかったことを表出
- 今までよりもより深い次元での対応が必要な人が来るようになった
ということで、現場での対応は以前よりもエネルギーを消費しています。
消費していますが持っているエネルギーも多くなったのでちょうどいい感じです。
心地よい疲れは感じますが、ちゃんと立っていられます。
「あ、この人言わなかったけど多分こういう傷を抱えているな」
感覚で大体わかりますが、
それを聞き出すかどうかはまた別の話。
占いのように当てることが目的ではなく、
目の前の人が自分の力を取り戻して生きていけるサポートをするのが目的なので
こちらが何か感じ取っていても
今訊いた方がその人のためなのか
あるいは今タイミングではないから
あえて訊かない方がいいのかという判断もできるようになりました。
こういうのは文章で書いてお伝えするのは難しいですが
私の中で感じ取る直観・直感の動き方で瞬時に判断しています。
自分の変化は
- 以前なら動揺していたであろうことに対してあまり動揺しなくなった
- より深い話をしてもらえるようになった
上記の1は現場で動揺したことはあまりなく、これは家庭でのことが主です。
2は話しをする側に「この人なら」と思ってもらえないと深い話を聴けません。
聴き手がいくら尋ねても、心の深いところから話をしてくれるかどうかは
話し手が聴き手に対して信頼感を持っているかどうかなのです。
それは聴き手が「この人と一緒にいたい」とまず思っているかどうか。
その上で語りから微妙な違和感や心がざわつくところなどから
その人の抱えているものを感じ取り、
気持ちがぴったりと一致するような言葉がけをした結果、
気づきにつながるということが起こります。
今回のpsccでようやく「着地した」感覚です。
まだ課題はあるものの、課題を抱えつつしばらく安定して活動できそうです。