という本を購入しました。
生死の危機を体験し、スピリチュアルな次元を垣間見たことから、
目に見える肉体、3次元の世界の裏に
それを支える別の次元の存在があって、実はそっちの方が真実で大きくて深くて、
目に見える世界というのはその世界のほんの一部が現れたにすぎないのだと感じました。
3次元のこの世界の方がいわば夢のようなもので、
それを支えている次元が折り重なるようにして存在する。
そうはいっても肉体の次元に戻ってくるとそんな感覚は薄れていってしまい、
「あの体験は幻覚だったのか」などと思うわけです。
でも心の深いところでは決して忘れることができないし、
自分の核が変わってしまいました。
頭で考える癖はなかなか抜けませんが、もっと深いところで変容があるのです。
あちらの世界のいわば「型」が肉体として現れるのが3次元の世界で、
元はといえば実は「波動」ではないでしょうか。
空海も「五大に響きあり」と言っていて、「響き」=波動のことでしょう。
波動とは量子力学や素粒子物理学でいわれる「波であり粒でもあるもの」。
波動の高い世界ではまだなんの形にもなっていないものが、
波動を低くして元々一つだったものが分離するにつれ、個別性という性質を帯びてくるのではないかと思います。
波動→法則→思念→形あるもの
思念と表現すればいいのかどういえばいいかわかりませんが、
音、色、言葉、数、形
これらはそれぞれ音霊、色霊、言霊、数霊、形霊とも呼ばれていますね。
3次元に現れた際は人間の目や耳、頭の理解などでとらえることができますが、
これらの存在のベースは「波動」に他ならない。
人間の手が加えられると波動もまた変わりますが、
言霊を例にとると、たとえば古代の日本で使われていたカタカムナはまさに
その言葉そのものに強い波動が含まれていて、
人間の世界と霊的な世界のつながりを強く感じさせるものです。
言葉に含まれるある種の作用が3次元の世界に現れる「霊力」も強かったのだと思います。
カタカムナへの道~潜象物理入門 第3版: 潜象物理入門また鎌田東二先生の記号と言霊という本にも言葉そのものについて
「物理的なレベルから、生命宇宙的なレベル、社会的なレベル、霊的なレベルまで多次元的な位相があると考えられる」p.53
と書かれてあります。
この本は書いてあることが深すぎて理解するまで何年かかるかわかりません。
私たちの社会がいま主に使っているのは「物理的なレベル、社会的なレベル」の日本語が多くを占めているのかもしれませんね。
社会の様相と使っている言葉はリンクしていると思いますので。
もしかすると人間の意識がより霊的になってくると使う言葉自体も
昔の日本語のように「言霊要素」の強いものの割合が多くなるかもしれません。
数年前、水に言葉をかけたらその言葉に反応するかのように結晶の形も変わったとして
その実験結果を写真にした 水からの伝言という本が出ました。
ブームになりましたが、「偽科学」だとか言われずいぶんとたたかれていました。
私はこれ、真実を言っているのではないかと思っています。
2007年の入院中、寝ている時に「水は守ってくれる」というインスピレーションが降ってきました。
当時は一体なんのことかわからなかったのですが・・・。
今回紹介した「魂の医療」という本の中にも、水を使った療法のことが出てきます。
水は情報を媒介するのではないかと。
ホメオパシーはまさにこの性質を利用した療法ですし。
この世界は目に見える3次元しかないと思っている方には
それはもうありえないようなバカげた話になるでしょう。
しかし、水の性質は別の次元から別の次元へ情報を媒介したり、
3次元世界で物理的に滞ったところを水を流すことで浄化もできますし、
それがまた3次元から別次元への働きかけにもなるのかと思っています。
この世界というか自分に起こることは自分の信念通り、ビリーフ通りになっていきます。
信じていない人にとっては「ありえない」ということになります。
目に見えない世界もあるという
科学的なものだけ信じるという凝り固まったビリーフが外れた人には
こういう波動やら言霊やらが効果を発揮しやすいのではないかと思います。
他にも音の波動を使った音叉だったり、クリスタルボウルだったり、なんとかヘルツの音が細胞を修復するとかありますね。
幾何学的な形がパワーを持つとされるピラミッドパワーや神聖幾何学、ある種の曼陀羅、ヤントラ。
色の波長と人間のチャクラの波長がリンクしていて、赤い下着をつけると元気になるとか。
カラーセラピーやオーラソーマなどもありますね。
西洋医学での治療は3次元の肉体、物理的次元に即座に効きます。
病気が深刻で切羽詰まっている場合は、手術や投薬など、
とりあえず肉体を生かすということに力を発揮します。
その後健康を取り戻すかぎはその人の魂にあるのだと思います。
ヨガによると人間の身体によるとは3つの体でできている、
他の説では7つともいわれています。
ヨガの「3つ」というのは
原因身、微細身、肉体のことで、原因身や微細身つまり心やたましいのことですが、
心の奥に抱えている心の傷やとらわれなどが
深刻な肉体の病気となって現れるといわれています。
肉体だけとりあえずは、病巣を取ったとしても
心の中が癒されていなければまた病気を発生するということになります。
※死に至る運命として生まれる時から決まっていた病気は避けられないかもしれませんが、深刻な病気であっても心が変わる、スピリチュアリティの変容が完治につながったという例はたくさんあります。
どんな治療であれ、患者本人が「その治療で治る」と疑いの気持ちなく信じ切っていれば
その気持ちが一番効くのではないかと思います。
入院中、一命をとりとめた私ですが、ICUにいるときある看護師さんが
生きるか死ぬかを最終的に決めているのは患者さんで、手術や治療はその補助だとおっしゃっていました。
患者さんの「生きたい」という意志があって、生還するのだと。
私はまさか自分が生死をさまようほどのことになっていようとは思いもよらず、
意識が戻って初めてじわじわと実感がわいてきたのですが、
表面上の意識ではなく、もっと奥の「たましい」が「生きる」と決めていたのかもしれません。
その後、この世のことやら生と死のことやら、宗教的な啓示がありました。
死は単なる3次元との別れに過ぎないということもわかりましたし、
肉体を脱ぎ捨てた後はまた「たましい」に戻る、存在はずっと続くのだろうなと思います。