嫌い、やりたくない、会いたくない
このような気持ちは一般的に「ネガティブ」な感情とされています。
やりたくないことをやらなければならない状況はたくさんありますが
我慢してやっているという人がほとんどです。
それもやりたくないという気持ちをできるだけ見ないよう、
自分でそれを感じるとしんどいからできるだけ感じないよう
自分の心をごまかしています。
仕事に行きたくない。
資格取得のための勉強をしたくない。
あの人に会いたくない。
飲み会に行きたくない。
でも仕事には行かないといけない。
勉強もしなくてはいけないし、
あの人に会う必要があり、飲み会にも行くと答えてしまった。
そのような状況にあるとき、自分の本心と行動が一致していないので、それに直面するのはしんどいです。
だから自分で自分の心をごまかして
仕事があるだけでもありがたい、とか
家族のために頑張れて幸せ、とか
スキルアップは楽しい、とか
あの人に会うことはきっと今の自分には必要なんだ、とか
人と関わることは大切だから、とか
本心ではそう感じていないのに、感じているように自分をだまします。
「文句を言ってはだめ」
「人の悪口を言ってはだめ」
「我慢しなさい」と言われて育ってきた人は、自分がそのような感情を抱くこと自体がダメなことという認識を持っていることがあります。
そして本心でどう感じているのかもわからなくなる。
何年も何年もそうやってやってきて、ある時身体的、精神的な症状になって現れる。
ある意味それは本当の自分を守るため、取り戻すために作用している。
危機的状況は、今まで自分を置き去りにしてきたということ。
そこで今までの生き方を顧みることになるのだけど、優先順位の見直しや価値観の転換が起こる。
そこまでいかなくても、小さな違和感の時点で気づけば、早い段階で自分を取り戻せる。
自分を取り戻して、素の自分、本来の姿で生きていきたいと思うようになります。
そのためには「嫌」「やりたくない」という気持ちをまずは感じること。
なんのためにそのような感情があるかというと、本来の自分を取り戻すため。
ネガティブとされる感情にも意味がある。
ちゃんと感じて、心の声を聴いてあげる。
「嫌だ」「やりたくない」と認めることができたら少しずつらくになっていきます。
時にはそれを「やりたい」「やっぱ好き」と思えるかもしれません。
その時はそれを心から楽しめばいいです。
「嫌だ」と思いつつ、それをやらなければならないこともあるでしょう。
だけど、感情をありのままに感じることを習慣にするとやりたくないことをやめられる決心がつく時がきます。
嫌なことをやらないでも、生きていけるよう知恵が働く。
関わりたくない人とい続けるのは、結局自分に向き合い切れてないだけだとわかる。その人から離れる際の、縁を切る際の自分の感情に向き合うのが怖いということ。
どんな感情が怖いのか。
それでも、その人のことを「良い人だから」「良い所もあるから」と自分をごまかすのではなく、「会いたくない」という気持ちを拾い上げることができたこと自体、すばらしいと思います。
まずは自分の心に耳を傾けましょう。
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