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どうしてカウンセリングで変わるのか?意識の深い部分の波動が伝わり、気づきを浮上させます

カウンセリング(スピリチュアルケア・グリーフケア)とは、説教やアドバイス、正論で諭すことではない

 

※スピリチュアルケア・グリーフケアとカウンセリングは厳密には違いがありますが、ここでは触れません。

カウンセリングを受けたことが無い人が抱いているイメージの一つに、カウンセラーが答えを提示したり正しい方向に導くというものがあります。

しかしカウンセリングは「あなたこういうところがダメだから直しなさい」ということではありません。

カウンセリングを知らない人からすると、「先生に答えを聴きに行く」みたいなイメージを持っていることがあります。

 

そうではなくて、どこまで相手の心に親身になって寄り添えるかが問われるのがカウンセリングやスピリチュアルケア・グリーフケアです。

自分の思い込みを脇に置き、目の前の人が本当はどう感じているのか、本当に言いたいこと、伝えたいことは何なのか、言葉の奥、表情、行間、しぐさ、面談をしている時の周囲の状況、など全部を情報源にして理解しようとと努めます。

「波動」という言葉を使うのはちょっと変かもしれませんが、心の波動を「頭の判断」→「感情の揺れ」→「本心本音」という風に深く深く降りていく。

「波動」なので物質を通り抜けて伝わるのですね。つまり波動が肉体を通して伝わる。

すると、意識の重心が「頭」から「本心本音」の方に自然と移りやすい。

生きづらさを抱えているということは、自分でもつかみ切れていない「本心本音」があり、まだ見つけてもらっていない、受け止めてもらっていないからうずくわけです。

自分自身で心を掘り下げてキャッチできる人もいるでしょうが、長年抱え続けていると自分では対処できないほど一体化してしまっていることが多いです。

物の見方が狭くなり、凝り固まった価値観の中でしか生きられないから、不自由でしんどい、本当の自分が出てきたくても出てこれない状態になります。

友人や家族に相談したところで、その人たちも同じように物の見方が狭く、凝り固まった価値観を抱いている可能性が高いですから、話を聴いてもらってもらくにはならない。

相談をする場合は自分よりも自由な物の見方をする人、気持ちを否定しない人に相談することが大切です。

カウンセリングやスピリチュアルケア・グリーフケアを提供する側は、まずは自分の心を徹底的に見つめる訓練をします。

自分でも気づいていなかったギフトや豊かさに気づくことも多く、この体験があるから堂々とした態度で自信を持つことができています。

しかし、ネガティブ、ブラック、悪の部分とされる感情を見つめるのはキツいです。

人によりますが例えば

  • 過去の心の傷
  • 隠しているけれども人に対して抱いている冷徹な感情
  • 他人に好かれたい気持ち
  • 目の前の人のためではなく、その場を取り繕うため、自分を守るために言った言葉
  • 嫌われたくないからと本当は自分をアピールしたいのに謙遜する態度
  • 被害者を装っているけどそのことで本当は得したことを知っている自分
  • 人と比較して嫉妬する気持ち
  • 他人を自由の欲求を満たすために使っているという本音
  • 罪悪感から逃れるためという理由でやりたくないのにやっていること

上記は私のことというわけではなく、ブラックな内面の一例です。

こういった自分の内面から逃げないこと。

そして本心本音。

自分の感情を深く降りていき、本心本音を受け止めます。

これらは自分一人である程度できますが、より深く探るにはグループワークでの仲間との関わりや、スーパーバイザーの先生との面談がより一層有効です。

自分一人で本心本音を受け止めることも重要ですが、自分以外の他人にまるごと受け止められる体験というのは本当に貴重であり、人生で忘れられない体験となり、生きていく力となるのです。

最初にそれを体験したのが、28歳で生死をさまよったあの入院中。

当時3人目の子を死産しましたが、自分でも把握していなかった「辛い」という気持ちに踏み込んでくださった助産師さんの対応。

私は彼女の対応のおかげで、初めて自分が「辛い」ということに気がつきました。

宗教的体験・覚醒体験があったあの入院、たましいレベルでは「生死を超えた幸せ」を感じましたが、一人の人間として、女性として、ごくごくフツーのエゴを抱える者としては、あれほど辛い体験は無かったというくらい辛かったのです。

人間の心というのは本当に不思議で、「それまで生きてきた中で最も辛い」気持ちと「人生最高に幸せ」という気持ちを同時に抱くことがあるのです。

どちらも本当の気持ちです。

このように、心が大きく動かされた体験や、その後のスピリチュアルケアの訓練、瞑想などによって、心の波動を深いレベルに到達させることが可能になりました。

意識のふり幅、波動のふり幅といいましょうか。

それができるから、普通の会話と違うのです。

訓練を受けていない場合難しいですよね。つい自分の意見や物の見方を押し付けたり、相手の言いなりになったり、浅い部分でしか会話が成り立たない。

私の場合、目の前の人の反応をみながら調整し、相手がそう望んでいて必要であれば深くいきますし、まだその時期ではない、ゆっくりやった方が安全だと判断したら、あえて浅くします。

誰でも彼でも深く関わればいいというものではありません。

相手にとってベストな形で関わることが大事であり、最初の数回は浅い部分で関わる方が良い場合もあります

私が介入することで意識の深いところが揺れるのは事実ですが、

もし私が「クライアントに感謝されたい」「自分のセッションをすごいと思われたい」という気持ちでやっているのであれば、それは自分のエゴを満たすためということになります。

そんな人のセッション受けたくないですよね。

 

そうではなく、本当に深いところまで降りて行くことが今問われているのか、求められているのか、相手にってベストは何か?ということが大事。

誰のためのカウンセリングなのか?ということ。

自分のエゴのためではなく、悩みを抱えていたり自分を変えたいと思っているクライアントのためのカウンセリングです。

 

浅い部分でしか関われない、深い部分に到達できないというのであれば単に技術不足であり、訓練が必要でしょう。

深い部分に降りていけるというのは、相手に合わせて浅くもできるし深くもできるということ

 

私が他のところでセッションを受けた際も、セラピストの深い意識が私に作用し、自分でも気づかなかった記憶が呼び起こされ、気づきが起きて浄化された体験があります。

同じ会話をしたとしても、浅い部分でしか聴いていない人が相手の気づきを引き出すことは難しいでしょう。

これは芸術にもいえますね。

歌なんかはわかりやすいのではないでしょうか。

人生の深みを体験した人や、若くても歌詞に出てくる人物になり切って、「歌そのもの」になっている歌を聴くと心が震えます。

反対に技術的にいくら歌がうまくても心が伝わってこないことってあります。

 

ということで、カウンセリング、スピリチュアルケア・グリーフケアは答えを言ったり、先生として接するのではないということ。

クライアントさんの反応や態度から求めていることを感じ取り、心の波動を調整し、一緒に対話を重ねながら心を探りましょうという営みです。

 

今日もお読みくださりありがとうございました。

 

 

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