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高額セッションに対する違和感や気づき②

どんな人の助けになりたいかによって、料金設定は異なる

カウンセリングや相談業、コーチングやコンサルなど、料金も無料のものから数十万、場合によっては100万円単位のものがあります。

高額なものはたいていビジネスで成功したい人向けですね。

心のケアや悩み、インナーチャイルドの傷などのカウンセリングやセラピーの領域とは客層が異なります。

心のケアの場合ですと、3,4週間ごとに継続して通う必要が出てきます。

私の場合「千の花」ではカウンセリングをして料金を頂いていますが、60分8000円、90分10000円が基本料金になります。

 

悩みや悲嘆を抱えている人へのカウンセリング料金を60分10万円とか30万円に設定したらどうなるか想像してみました。

違和感を感じます。

価値提供ができるのかという違和感ですね。

お客さん(クライアントさん)が抱えるお金への価値観と、カウンセリング料金が合っていないだろうなという違和感です。

ほとんどの人が続けて通うことができません。

たまに「それだけの価値がカウンセリングにはあるから30万円喜んで支払います」という人もいるでしょうが、少数派かと思います。

自分を信じる健全な気持ちで「支払います!」という動機と、

切羽詰まって他に策が考えられない、だから30万円支払ってでもこの問題を解決したい、と視野が狭くなった不健全な動機は結果も異なります。

悩みを抱えていて、カウンセリングを受けようと思っているということは、それはその人が自分の中の思い込みや価値観に縛られていることを意味します。

複数抱えているであろう思い込みの中には、お金に対する思い込みやメンタルブロックも含まれていることが多いでしょう。

心のケアを求める時点で、お金のメンタルブロックも程度の差はあれ抱えているということ。

 

ぶっとんだことを言うと、お金はエネルギーなので出したら戻ってきます。別のものに形を変えて。

でも、それを心底信じられる人はどれくらいいるでしょうか?

こんなことを書いている私でさえ、「必ず戻ってくる」と知ってはいても、「これだけ支払ったら生活が大変になるなあ」と思ってしまいますし、だいぶ解放されたとはいえ、ブロックをまだ抱えています。

お金のメンタルブロックというのは、結構根強いので、心のことに取り組んで癒しが進んだとしても、根深く残っていることが多いのです。

逆に言うと、お金のメンタルブロックから解放されている状態であれば、

それは既に色々な思い込みからの解放もかなり進んでいる、

もしくは内面に向き合って自分で自分の心を浄化していけるのではないかということ。

 

払ってもらう場合も、私であったら

心のケアや悩みへの60分のカウンセリングに30万円いただくという場面で

「相手から奪っているのではないか」と感じるでしょう。

 

それは相手に

「本当に大丈夫だろうか」

「ダマされてないよね」

という思いを抱かせるだろうなと想像がつくからです。

また、自分ではそのような金額設定はしませんが、

例えば雇われている環境だとしてその雇われ先で

「60分30万円のカウンセリングの契約をしてきなさい」と言われたとしたら。

「そんな詐欺みたいなことできるか」と思うでしょうね。

それは「お金を支払ったら減る」と思っている人を相手に、契約を取ってこいと言われているように感じるからなのです。

先ほども言いましたが悩みを抱えている人というのは、その時点で自分の中の思い込み、価値観の枠の中にとらわれているから苦しいのですね。

とらわれが多いほど、当然ですがお金に対しても同じように制限が働く、つまりメンタルブロックが働く傾向が強いでしょう。

「効果絶大だから60分30万円するけど絶対後悔させません」と言ったとしても、疑いの気持ちが強い人、納得していない人に支払ってもらっても、それは強制することになります。

すると、やはり心の底で感じていることが現象化されますので、良い結果にはなりにくいでしょう。

相手の葛藤や心の抵抗を感じながらも「絶対大丈夫だから」とお金を支払わせるのは、奪う行為になると思います

躊躇なく支払ってもらうとしたら、ある程度経済的に恵まれていて、30万円位の出費はなんともない、それよりも心の問題を解決したいと本気で思っている人からでしょう。

相手の「お金に対する価値観」に料金が合っているかどうか

お金のメンタルブロック。「お金を支払うと減る・足らなくなる」という思い込み

結論から言うと、お金は一種のエネルギーなので、出したら姿を変えて別のものが手に入ります

心地よく支払ったら、そのお金は「富」として残るのですね。

この本にわかりやすく書かれています。

例えば、大好きな物を買ったら、お金は減るけどその物は残ります。

それがお金が形を変えた「富」です。

大好きな物を見るたび豊かな気持ちになりますね。

お金は減ったかもしれないけれど、気持ちは豊かになります。

そして、外の世界は心の反映ですから、豊かさを感じていれば、やがてまた豊かさがやってきます。

 

それはお金かもしれませんし、別のものかもしれません。

これはエネルギーの法則でもあります。

 

逆に、お金を支払う際に、

「減ってしまうなあ」

「生活費がカツカツになるなあ」

「こんなものに支払って意味あるのだろうか」

など不足や不安、疑いの念を抱くと、その気持ちと同等の現象が起きますね。

 

足らなくなるし、手に入れても「こんなものに支払うんじゃなかった」と後悔することになります。

絶対そうとは限りませんが、納得がいかずに支払ったものは大抵後悔しがちです。

 

ビジネス系のコンサルが高額なのは、成功者のマインド自体がお金のブロックの解放度合が高いから。

豊かさというのは、内面にある豊かさの反映だと知っているのです。

だから、支払う側は出すエネルギーに見合ったものかそれ以上の「富」が戻ってくると納得して支払います。

その「富」というのは自分の中の変化です。

より成功・飛躍していく未来の自分を信じていて、その自分に投資するわけです。

むしろ金額が安いとそれは「富」とは感じないかもしれませんね。

高額な方が出すエネルギーも大きくなり、後に必ず還ってくるとわかるので、むしろ喜ばれることもあるでしょう。

 

お金のメンタルブロックを根強く持っている人はなかなか50万円とか100万円のセッションやセミナーを受けようと思いません。

「そんなに支払ったら生活やっていけない」と感じてしまい、恐る恐る支払ったとしたらその思い込み通りの現実になってしまいます。

自分を信頼する気持ちよりも、減ってしまう、やっていけないかも、という思いが強ければそれが現実化してしまいます。

 

いくら知識で「お金はエネルギー」

「出したら富として返ってくる」

「豊かな気持ちでいれば豊かになれるから大丈夫」

と認識はしていても、

心の深層で「やっぱり不安だ」と心の抵抗が出てくることが多いかと思います。

 

知識で知っているのと、その状態を真の意味で自分のものにしているのとは違うからです。

頭の思考で「お金は出したら入ってくるから大丈夫」とごまかそうとしても

「このままいったら破産するかもしれない」

「あれだけお金を払って行動もしてるのに全然うまくいかない」

心の奥で本当に感じている不安は一層大きくなってきます。

タイトルの

どんな人の助けになりたいかによって、料金設定は異なる

というのは運営する側の心の抵抗と、相手の心の抵抗を考慮するということ。

どんな人の助けになりたいか、というのは、もちろん「お金持ちでカウンセリングを求めている人」という設定もありですが。

多くの場合は心のことで困っている人というのは思い込みにとらわれている状態であり、

お金のメンタルブロックも持っているのが普通です。

「本当は仕事を辞めたいけど辞められない」と悩むのは、お金の問題で辞められないというのがほとんどでしょう。

また、お金を払って誰かに話を聴いてもらうという文化がまだ根付いていないので、

「そんなことにお金を使うのはもったいない」と思う人もまだまだいるでしょう。

話を聴いてもらい、心が軽くなることはとても価値のあることですが、お金を払いたいとまでは思わないという人。

いつまで経っても誰にも相談しないので、心の問題をずっと抱え続ける人もいるでしょう。

ボランティアのお話し会もあるので、そのような人はボランティア団体が運営する会に行くと良いでしょう。

ボランティアといっても質の高いカウンセリングやケアをやっている所は多いかと思います。

心の抵抗を感じながら支払うよりも、納得の行くケアを受けることが一番です。

今日もお読みくださりありがとうございました。

 

 

「千の花」ではカウンセリングも行っております。

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