引き寄せの法則では、願いを引き寄せたかったら先に叶った自分と同じ波動になるとやがて叶うと言われています。
意識が先で現実は後ですね。
願いを意図したらあとは「放っておくことが大事」あるいは「神様や宇宙にお任せしたらいい」と言われますが、「放っておく」「おまかせ」というのは何もせずに寝ることではありません。
その都度、ピンときた行動を取って現実を動かしていくことで叶うようになってきます。
しかし、夢や希望に向かって進んで行く途中でそれを邪魔するような出来事や障害に見舞われ、諦めてしまうことがありますね。
「放っておく」「おまかせ」というのはどういうことなのでしょう?
超作と「今」目の前のことの関係
「超作」とは、本山博先生が常々おっしゃっていることで、目の前の物事に対してそれが自分にとってどんな結果になるかにとらわれずに全力、最善を尽くすことを言います。
一方、「今ここ」
過去や未来は存在せず、今しかない。
今の現実というのは、それがどんなものであれ、今、神様あるいは宇宙があなたに求めていること。
同時に自分が過去に放った波動の結果が今となって現れている。
今、目の前にある現実はあなたにとってどんな現実ですか?
家族は?家庭は?仕事は?友人関係は?経済状況は?健康は?
人は恵まれた部分には意識が向きにくいですが、自分にとって「もっとこうだったらいいのに」と不満を感じることに関しては強く意識してしまいますね。
家庭であれ仕事であれ、今求められている目の前の現実、それを否定せずに「はい、わかりました。最善を尽くします」と自分のエゴを脇において取り組むことが超作なのですね。
エゴを脇に置く、というのは、エゴがあってもいいのです。
エゴに巻き込まれずに最善を尽くすこと。
エゴは出てきたら「あ、そういう風に感じるんだ」と自分で認めて、その感情に巻き込まれずにいること。
「そんな感情は感じてはいけない」と知らんふりすると自己不一致の感情が深層で積み重なってしまい、状況は悪化するので、ネガティブな感情が出てきてもOKなので認める。
意図する、そうなると決める。
あとは目の前のことに最善を尽くす。目の前のことは神様、宇宙から求められていることだと自分の中に落とし込んで取り組む。
自分の都合は脇に置き、ただ行為そのものになり切って、結果には執着しない。
これが超作。
結果を気にしない。
「そうなると決めて放っておく」「神様、宇宙におまかせ」というのはこういうこと。
しかしこの「放っておく」ということがわからないという人が多いのでは?
放っておくとは?おまかせとは
目の前のことが自分にとって気の進まないことでも、一生懸命やるのか?という疑問がわく。
一旦「こうなる」と決めた後、状況がそれに近づいていくこともあれば、途中で自分にとって障害となる出来事に出くわすこともある。
「好転反応」「お試し」とも呼ばれる。
しんどさのあまり「やっぱりあの決定はやめようかな」と心が揺れ、実際に諦めてしまう場合がある。
「こうなりたい」「こんな生き方をしたい」という思いが強いほど、強く現れることもあり、精神的に本当にしんどい思いをする。
一旦願ったら、一旦意図したら放っておくというのは、このようなイヤなことが起こったとしても、「これは途中経過なんだ。」と冷静に受け止め、願いをキャンセルしないこと。
不満や不安、恐怖を感じるような出来事に出くわしても、その次の行動をその恐れの動機に基づくものに変えないこと。
つまり神様、宇宙におまかせしているつもりで、自分の「エゴの声」に従ってしまうということ。
「こうなったらイヤだから〇〇しよう」
という動機で行動する限り、次の現実もまた「こうなったらイヤだ」という恐れをもたらす可能性が高くなります。
エゴの声というのは、不安や不満、恐怖が動機となり、その行動を取ると気分が重く、憂鬱になるようなことです。
だったら恐れの気持ちを無視するの?ごまかすの?と疑問になりますが、そうではなく、恐れが出たらその感情は認めて受け止めます。
問題はしんどい現象が起きた後、気持ちを受け止めるのは大事ですが、恐れが現実化したような未来のイメージを作らないことが大事です。
意識の中で決めたことが現実化するので、望む方向をしっかりと向いておくことです。
波動が固定化したものが現象化するので。
それから、実は目の前の「今」というのは、意識次第で本当はどうにでもなる。
真実はというと、どんな状況であれその人にとって一番合った「今」が展開されていて、その「今」に正直に誠実に対応していくということは、誰にでも可能。
状況は実は関係ない。
状況が悪いから問題だ、と思ってしまいがちだが、それもまた思い込みがそうさせている。
生活していたら仕事や人間関係、健康問題などイヤなことはあるかもしれないけど、一つや二つは自分にとって取り組んでいて嬉しいことはあるはず。
目の前の「今」自分にとっても他者にとっても喜びの心で接すること。
これは必ずできるようになっている。
必ずできるはずなのに、不満や不安が出てきて喜びの気持ちが徐々に消えてしまうのは、信頼できていないから。
その不信感の方が信じて待つ気持ちよりも強くなってしまうと、やはり不満や不安を感じさせるような現実がやってくる。
それは自分自身が創り出しているとも言える。喜びの心で取り組めたことに感謝し、その感謝を味わうと良い状況が保たれる。
不満や不安は感じていい。
だけど、そこに巻き込まれて自分自身が「不満」「不安」にならないことが大切。
ネガティブな感情がわいてきたら、「あ、また来たな」と冷静に判断し、なりたい自分、やりたいことを諦めない、願いをキャンセルしないこと。
このような対処ができたら望む方向へ進んでいけます。
今日も読んでくださりありがとうございました。