瞑想は「セルフカウンセリング。自分の感情に敏感になる
瞑想やマインドフルネスに興味を持つといった時点で
自分の心の状態や身体の状態、仕事や生活のことなどを改善したいなどといった
希望を持っているということだと思います。
私の場合2018年現在、まじめに瞑想を続けて約2年5か月。
その前にも瞑想に取り組もうとしましたが
寝てしまうことがほとんどでした。
2015年12月から瞑想に取り組むようになり、
当時すでにグリーフケア、スピリチュアルケアのトレーニングを受けた後ということもありますが
自分の心の動きにより敏感になったという効果を感じました。
どんな感情もごまかさなくていい。どんな感情も感じていい
以前は自分の感情を置き去りにして
「〇〇した方がいい」
「〇〇してはいけない」
「働く場所があるだけでも感謝しないといけない」
「あの人の方がひどい目に遭っているいるから我慢しなくてはいけない」
「目立ってはいけない」
という理性で考えた思考を大事にして
心で本当に感じていることにふたをし
自分の心をごまかしていました。
例えば
理性の思考は「働く場所があるだけでも感謝しないといけない」
→「働く場所があってありがたい。少なくても給料がもらえてありがたい。」
心の中でもそう感じていると思っていました。
このように言葉にして心の中で繰り返すことで
本当のところはそう感じてもいないのに、
感じている風に自分の心にも嘘をついていたのです。
本当のところでは
「働くのいやや。もっと生きがいを感じることでお金を稼ぎたい。
今までの努力に対して給料が少ない。不満。
3人目の子が亡くなって、私も死にかけて、
あれはなんやったん!?
本当にやりたかったのはこれじゃない。」
と感じていました。
心の奥ではこのように感じながらも
「感謝しないといけない」という思考があるために
「働けるだけでも幸せ」と自分でも思っているかのように
自分の心をもごまかしていたのですが
感情を見つめる訓練や瞑想を続けることで
より「本心」が引っ張り出されてくるのがわかりました。
「いやなものはいや」
そう、いやなものはいやと感じてはいけないと思い、
ごまかしていた癖が徐々に取れて
ありのままの「いやなものはいや」を感じ自分でも認めることができるようになったのです。
世間の常識に合わせて生きている人がほとんどですが
いやだと感じること自体を「ダメ」と無意識のうちに自分に禁止してはいませんか。
人の悪口を言ってはいけない
人のことを悪く思ってはいけない
心の奥では「あの人いやだな」と感じているのに
自分で自分にうそをつき
「でもああいう長所があるし、本当は良い人かもしれない」
「ああいう言い方をされたけど、本当はこう思っているのかもしれない」
など、どうにか合理化し、表面的には我慢する。
本当は腹が立っていたり傷ついているのに
それは感じてはいけない気持ちなんだとごまかす。
そういうことを続けていると
そのごまかしたほうの声が本当の心の声なんだと勘違いしたままになり
そういうごまかし、合理化、自己不一致は
知らず知らずのうちに積もり積もっていく。
我慢、我慢、我慢。
そしてなんだかわからないけど
人生面白くない
やる気が出ない
いつも疲れている
精神的な症状が現れてくる
身体的な症状が現れてくる
異常行動として現れてくる
無視され置き去りにされ
行き場を失った感情は
このように別の形で現象化することになります。
病気になったり、人間関係でトラブったり、その時に気が付くのも人生ですが
瞑想をすることで
過去自分が押さえつけた感情が心の中に現れ、
今度は自分で「ああ、そうだったね。そういう風に感じていたね。」
と認めることができて浄化されます。
この段階ではまだ「瞑想」と呼べないかもしれません。
無や空を感じることはほとんどないでしょう。
雑念だらけでしょうがそれでも効果はあります。
ただシンプルに「心を見つめる」作業になります。
自分が本当に感じていることに敏感になるには
人によっては月日がかかるでしょう。
感情に敏感になることで自分に正直になってきます。
自分にうそをつくことがだんだんしんどくなってきます。
そのため、一時的に
最近怒りっぽくなった
ちょっとしたことで涙が出る
といったように感情に敏感になったことで
イヤなことが増えた
という風に以前よりも不快に感じることが増えるかもしれません。
以前は「そんなこと感じていない」と
心にふたをし、ごまかしていた感情を
ちゃんと認められるようになってきたということです。
結果本心で望んでいることが明確になり、
人生で大切にしたいことの優先順位がはっきりしてきます。
それまでは他人や世間の価値観が自分にとっても正しいと思い
そのように生きてきたかもしれませんが
周りに合わせた価値観ではなく
自分にとってどうなのかということを大切にできるようになり
自分軸で物事を考えられるようになってきます。
感情は本心で何を望んでいるのか明確にするための
「ナビゲーター」のようなものです。
感情をごまかしていたらいつまでたっても
本心の望みや夢へはたどり着けません。
まとめ 瞑想をすることの効果①
心を見つめること、感情に敏感になることができる。
感情に正直になることで本心本音で望むことがはっきりする。
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慣れてきたらきたら音楽ナシの方が深く入れることもあります。
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