引き寄せの法則や願望実現のことを学んでいると、良い気分でいることがカギだと言われます。
というのは、今目の前の現実は、過去の波動が反映したものだから。
未来は今現在の波動が創るということ。
だから、幸せな未来が欲しかったら今、良い気分になることが必須というわけです。
でも、それが難しい。
起こった出来事、他人から言われた言葉などによって、心が乱されるわけです。
その乱された状態のまま波動が固定化すると、また次も同じような現実がやってきます。
だからなかなか人生が好転していかない・・・・。
これは、あなたが意識レベルのどの段階にいるかによって、対処法が異なってきます。
まずは下の図。普段の意識状態はどうでしょうか?
不快な気分が続く、悩み事が尽きないという場合は、セラピーを受けるなど、専門家の力を借りてみることも一つです。
この段階では徹底的に自分の心を癒すことが大事で、そのためには、ため込んでいる怒りや悲しみ、理不尽さなどを吐き出し、何度も何度も受け止めること。
感情的には結構辛いプロセスを繰り返すことになります。

そして下の図は、トラウマやブロックがある程度外れて、素の自分が戻ってきた状態。
快の感情が比較的長く続き、自己受容・自己肯定の念が感じられる状態です。
時には気分が落ちることがあっても、上の図の時のように長く続くことはあまりなく、回復が早いです。

実際には一気にこの状態に上がれるのではなく、両方を繰り返しながら、徐々に良い状態が増えていく感じです。
願望実現するには、良い気分でいることが大事と言われても難しいという場合、ゼロポイントから下の状態ではトラウマやブロックの解放がカギになります。
しかし、ゼロポイントのあたりをうろうろし、それよりも上の心地いい状態でいることが増えてきたなら、トラウマやブロックはある程度浄化されたということ。
ですから、その状態で気分が下がるようなことに出くわしたら、傷を掘り下げることがかえってNGなこともあります。
私にはまだトラウマやブロックがあるから解放しないと」と思いがちですが、そう思っていること自体がブロックかもしれません。
もう足を引っ張るような、大きな影響を及ぼすようなトラウマ、ブロックはない。
正確に言うと、トラウマやブロックは過去の出来事として抱えているだろうけど、もう影響しないまでに力が弱まっている。
なのにまだそれが現実に悪影響していると思い込んでいること自体がある意味ワナなのです。
ですから、ある程度の意識レベルまで進んで、それでもイヤな出来事が起こるからこれはきっと私の内面の反映なんだわ、と思ってしまうのですが、なんでもかんでも自分の内面の問題と結び付けて繰り返し対処すること自体が、目の前の幸せを逃しているのですね。
意識レベルがある程度まで行ったら、起きた問題にはできるだけ対処しないこと、「これは過去の波動が現象化したもの。すぐに過ぎ去る。」と達観していれば、それは終わっていくのです。
問題が起きると「あいつに一言言ってやろう」とか、「こんちくしょう」とか思ってしまいますが、実際に相手を攻撃するような対処の仕方をしたらどうでしょうか。
潜在意識のことがある程度わかっているのなら、これは自分で自分の首を絞めているのだなと気づきます。
過ぎ去るとわかっているのに、わざわざ気分が悪くなるように、自分で選んでしまっているということです。
放ったエネルギーが自分の元へ返ってきます。
あれやだ、これやだ、といってぎゃーぎゃー騒いだらそれが自分の元に返ってくるということ。
そうするといつまで経ってもその問題から逃れられない。
どうしても対処しないといけない場合は、それが自分にとっても相手にとっても正直で誠実な態度を取るようにしたいものです。
他人は自分とは別の人間に見えるけれども、結局は自分自身。
放ったエネルギーが返ってくることがわかれば、自分に対して攻撃するのではなく、優しく誠実に対応したいですね。
もしやられたことが酷いことであっても、攻撃のエネルギーではなく、毅然とした態度で接したいと思います。
ついついワナにかかるのですよね・・・。私自身もまだまだ他人の言動に対してイライラすることがあり、攻撃のエネルギーを向けてしまうことはあります。
わかっていても、感情反応のまま行動してしまうとまた次の現実で繰り返されます。
意識レベルによって、良い気分になれない時の対処法が異なるという話でした。
今日もお読みくださりありがとうございました。