日常で感じる「イヤな感情」の奥に隠れた本心を見ていく
このブログでは心の中が外の世界の現実に反映しているということを言っています。
引き寄せの法則も同じで、自分の心の波長と同じものを現実化させるのですね。
心の状態=外の世界
ということがだんだんわかってくると、自分である程度望ましい状態を作り出せるようにはなりますが、どうしても「イヤな」感情は出てくるものです。
そっちの方向に心を引っ張られてしまうと、周りの出来事も同じように「イヤなこと」が多くなってきます。
しかし感情を見ないふり、無かったことにしても結局「自己不一致」ですよね。
本心は「イヤだ」と思っているのに、平気なふりをしたり、楽しいふりをしたり・・・。
引き寄せというのは本心を引き寄せますので、自分をごまかしていると結局望まない状況ばかり起こってしまいます。
セラピーやカウンセリング、グリーフケア、トラウマケアでもそうなのですが、「イヤだ」という感情があることに気づくこと。
そしてそういった感情があってもいいと理解することが大切です。
日常で感じるようなちょっとした不快・不満・不安などであれば、少し向き合うだけで状況は変わっていきます。
まず、
どんな感情も感じていいと理解する。
感情をありのまま感じる。
そしてその感情の奥にある本当は〇〇したい・〇〇したくないという本音を拾い上げる。
例を書いてみますね。
例 1 )在宅ワークの作業をしたいのに家族がうるさくて集中できず、イライラする。
→「むかつく!」「邪魔しないで!」「もう!うるさい!」
→本音「静かな環境で集中して仕事をしたい。」
→本音「クオリティの高い仕事をしたい。」
→本音「社会的な活動を通して認められたい」
例なので、同じような状況でも人によって出てくる答えは違いますが、
本音の部分は決してイヤな感情ではないですよね。
本心からの望みです。
それが叶えられたら嬉しいし、心満足できるのではないですか?
イヤな感情でもちょっとしたものであればこうやって「希望」の方向に軌道修正していくことができますね。
そして今ある現実の中から良い気分でいられること、手にしている豊かさなど、喜びを感じること。
習慣が定着するまでは「良いこと日記」をつけるのがお勧めです。
書くことですでに得ている豊かさに気が付き、気分が満たされますのでさらにまた満たされる状況が起こります。
イヤな気分の原因が深い心の傷や喪失体験など根が深い場合
日常でイヤな感情を感じる時とどうすればいいかという話でしたが、場合によっては「ちょっとした」程度ではなく、根が深い心の傷・トラウマの場合、上記の方法を一人で取り組むには時間がかかるかもしれません。
心の傷や生きづらさを抱えている場合、それは幼少期に負った傷=インナーチャイルドの癒しが必要かもしれませんね。
幼少期でなくとも、大きな喪失体験などがあった場合は一人で取り組むよりもできれば専門家や同じような体験をした人のグループに参加するなど、セラピー的なアプローチが役に立つかと思います。
良い気分を感じようと思っても、心に大きな荷物を抱えているとそれが足を引っ張るのですね。
心の傷を抱えていると本当に苦しくしんどい、また何をするにもやる気が出なかったり、自分のことを責めてしまったりと生きづらさを抱えることになります。
でも決して悪いことではないのですね。
しかし、それはそれで大変なのですが、年月が経って心の傷なり、グリーフ(悲嘆、深い悲しみのこと)を自分の中に統合できた時、ものすごい力を発揮するものでもあります。
ある程度は一人でも取り組むことができますが、専門家を頼ることで違った指摘や発見があるかと思います。
このブログには悲しみを癒すのに役に立つ本や心との向き合い方なども書いていますし、セッションも行っておりますのでどうぞ参考にしてください。
読んでくださりありがとうございました。