病気や死を体験することはとても辛く、苦しいことです。
大切な人がだんだん弱っていく姿を目にする、あるいは自分の身体の変化に直面するのはあまりにも辛く、不安や恐怖、孤独に心をかき乱されることもあるでしょう。
しかし病気や死が「悪」であるかというとそうではなく、苦しみを通して豊かな心に気がついたり、本当に大切な人と真の意味で分かり合え、つながることもできます。
記事の下部にセラピストのバイロン・ケイティさんの6分の動画があります。
【予備知識】バイロン・ケイティさんの「ワーク」について
「バイロン・ケイティの「ザ・ワーク」とはストレスや苦しみをもたらしていたり、自分の可能性を制限しているビリーフ(信じている考え)に対し、「4つの質問と置き換え」を通じて、「問いかけ、探求していく」ものである。
シンプルながら独特の手法により、短時間の内にあるがままの現実を見ることを妨げていたビリーフから解放され、視野が広がり、深い認識の変化が起きる。ワークは心理療法ではなく、「探求の方法」であるものの、その効果の高さにより、多くの心理療法家の関心の的にもなり、心理療法の一部として取り入れられている。」
ワークの基本手順をほんの少し紹介します。
4つの質問
- それは本当でしょうか。
- その考えが本当であると、絶対言い切れますか?
- そう考えるとき、あなたはどのように反応しますか?
- その考えがなければ、あなたはどうなりますか?
これらの質問のひとつひとつを自らの内に問いかけ、心の奥から、自分にとって本当であると思える答えが浮上してくるのを待って答える。ワークは、考えを変えるためのものではなく、「探求する」ためのものである。
―「最新!トランスパーソナル心理技法」より
ワークを通してクライアントさんの本当の気持ちが現れ、見ている私も涙しました。
一緒になって感情の動き、揺れを体験しました。
観ていただいて体験する方が色々と気づきがあると思うので長々と説明することは控えますね。
今回は短いですが以上です。