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エンパス・HSP。共感や同調が過ぎると「憑依」のように他人の感情に呑み込まれる

エンパスやHSP(Highly Sensitive Person)と呼ばれる感性の繊細なタイプの人間がいます。

日本人では大体5人に一人くらいの割合でそのようなタイプの人がいるそうで、病気ではなく、生まれ持った気質・個性だそうです。

もっと詳しいサイトや本がありますので、ここではエンパスやHSPについて詳しくは述べません。詳しく知りたい方はそのようなHPを検索してみてくださいね。

エンパスとHSPはそれぞれ少し違うのですが、このことについてもここで説明することは控えます。

私自身、HSPだと自分で思っており、そのためその個性が役に立つ場面であれば自分自身もとても自然でいられるのですが、今回はHSPやエンパスの能力、つまり共感力が高く、他人の感情に同調やすいがゆえに困った体験や気を付けるべきことを書いていきたいと思います。

カウンセラーなどの援助職に就いている人には共感力が高い人が多い

当たり前といえば当たり前のことですが、他人の気持ちを理解すること、言葉の奥にある本心を感じ取ることが求められる仕事なので、共感力の高さを求められます。

スピリチュアルケア、グリーフケアでも同じです。

元々共感力が高い人も多いですし、訓練そのものが共感力を磨いていくプロセスが組み込まれています。

他者の感情に敏感になるということは、まず自分の感情に敏感になる必要があります。

このブログでも何度もお伝えしていることですが、自分はどんな人間で、どんな価値観を持っているのか、どんな傷を抱えているのか、それまで生きてきた生育歴などを見つめ、実際に感情が大きく揺さぶられる苦しさやありがたさを実体験しながら、内面に意識を向けるのです。

訓練を継続することで、日常でも自身の感性に敏感になっていきます。

徐々に自分の中の「自己不一致」の行動が減っていき、「自己一致」の割合が増え、自分に正直になる分生きやすくなっていきます。

自然な言葉で表すと「気づき」「癒し」が深まっていくということ。

スピリチュアルな言い方をすると「たましいが浄化される」ということです。

浄化が進むと、空いたところに自分以外の感情が容易に入ってくる

カウンセリング、グリーフケア、スピリチュアルケアの訓練、あるいはヒーラーになる訓練や瞑想、宗教的修行、全部そうだと思います。

自分が浄化されていくプロセスの中では、途中気を付けないととんでもない方向に行ってしまうことがあります。

浄化が進んでより自分らしくなってきた、生きやすくなってきた、このような状態の時、自分でも知らない間に落とし穴に落ちていく場合があり、注意が必要です。

他者の感情や念、場合によっては身体の症状をまるで自分のものであるかのように感じ取ってしまうことがあります。

援助職の人であれば、その能力こそが他者のケアにつながるともいえるのですが、自分自身がコントロールされてしまっては身を滅ぼします。

自分が主、感情が従。

自分の感情であっても、「あ、私今こんな感情を感じているんだ」と自然と沸きあがる感情に気づき、認めることが大事ですが、それに乗っ取られると感情が主、自分が従ということになってしまい、しんどい思いをしてしまいます。

浄化が進んでくると感情に呑み込まれて振り回されることが少なくなってくるのですが、常に自分軸をしっかりと保っておかないと容易に他者の感情や念が入ってくるのです。

人によっては「霊」が入ってくることもあります。※感じ方の違いで、感情が入ってくるように感じたり霊が入ってくるように感じたりする。

 

その人の体質によってもまちまちですが、自分以外の感情や念を知らない間に拾っていて、自分のものでないにも関わらず、辛くなったりしんどくなったり、どこか痛くなったり、重い場合は死にたいという考えに取りつかれてしまったりということがあります。

活動をしていると「隣に座っていた人の『辛さ』を自分が感じているように感じ、手放せずに持ち帰ってしまった」、「身体の症状をもらったみたいで私も同じところがしんどくなった」、このような声を時々耳にします。

自分軸をしっかり保つとは・・・グラウンディング

自分を大切な存在として扱えるかどうか、他人を大切な人として扱えるかどうか、です。

自分を「モノ」のように扱わない、他人も「モノ」のように扱わない。

自己犠牲や他人を利用するという利己的な動機で行動しない。

自分をいのちある「人」として、他人のことも同じようにいのちある「人」として接することができるかどうか、そのような気持ちでいられるかどうか。

 

自己一致して自然な状態でいられるかどうか、取り繕うことなく、ありのままの自分でいられるかどうか。

いつでもどこでも100パーセントこのような状態でいられるというのは難しいでしょうが、少しでも上記のような状態でいれる時間や環境を増やしていけばいいかと思います。

ちゃんと意識することです。日に何度も自分軸に戻れるように意識することが大事です。

気を付けていてもやられることがある。慢心に注意

特に自分の殻がまた1枚向けた、成長した、前の自分よりもっと生きやすくなった、と満足して自己信頼の感情が沸いてくるとき、「そうはさせない」というような真逆の方向に引っ張ろうとするような、邪魔をするような強い力が働くことが多いです。

浄化されたといっても100パーセントはありえないわけで、やはりまだ心の中には「小さなしこり」が残っています。

それはもうほとんど悪さをしないかもしれません。持っていても人生にそれほど影響を与えないようなものかもしれません。

しかし、あることはある。

心は浄化されているのでスペースが広くなっている。

その広くなったスペースに、自分のものではない他者の感情、念、あるいは霊の感情といった「負」のものが入ってくることがあります。

他者の心を感じ取れるということは、容易につながりやすくなったということでもあります。

すぐに「あ、これは私の感情じゃないな」と気が付けば振り回されることは少ないです。

自分の中に「小さなしこり」があるために、そのしこりと同調するような似たようなものが入ってくることが多いです。

しこり自体はもう悪さはしないはずなのに、他者の感情が入って来たせいで、ぶわっと爆発するように大きくなり、それに巻き込まれるためしんどくなって感情に振り回されることになります。

このような場合は自身のしこりをどうにかするということではなく(自分を見つめる訓練を繰り返し解放した人であれば、もう悪さはしないほどにしこりの持つ力は弱くなっているはずなので)、「あ、これは私の感情ではない。」「あ、これは誰か別の人の感情だ」と気づくことですっとらくになることがあります。

まさに「憑き物が落ちた」という表現が表しているように、「一体あれはなんだったのか」と「自分の感情ではない」と気が付いた瞬間、一瞬にしてらくになることがあります。

気が付いたらあとはらくなのですが、感情に落ち込み、「しんどいしんどい」となっている渦中では巻き込まれている状態なので、なかなか気づくのは難しいのですが、気づかないと結構な期間抱え続けることになります。

アルコールは特に危険だと心得ておくこと

援助職の訓練中の人や、浄化のプロセスにある人は容易に他者の念が入ってきます。

区別できる人は良いですが、浄化の進んだ人ほど、「強い影響力を持ったもの」が入ってくる傾向にあります。

「お試し」といえばそうかもしれませんが、乗っ取られると人生が台無しです。

アルコールは特にその影響を強めます。援助職の人ではない一般の人でも普通にその影響を受けており、ほとんどの場合「急性憑依」なので次の日には変な感情から解放されているのが普通です。

しかし依存症など習慣になってしまうと自分の人格、人生までもが乗っ取られ、自分の意思が働かずに「犯罪を犯してしまい後悔してもしきれない」ということになりかねません。

アルコールのように身体にもそこそこの影響を与える物質は、精神面やたましいの次元にも作用しています。

精神面に影響があり、一瞬気持ちよくなるのでやめるのが難しいのですね。

同じように身体に良いものは「気」「エネルギー」が満ちているので精神面やたましいの次元にも好影響があるようです。

長くなるのでアルコールの影響についてはまたあらたに記事を書きたいと思います。

読んでくださりありがとうございました。

 

 

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