「仕事を辞めたい」
「仕事に行きたくない」
現代人の多くがこのような悩みを抱えています。
私もこのような気持ちは何度も経験してきました。
また、
「今日は仕事に行くのが楽しみだ」
「今日は新しい職員が入ってくるのでわくわく」
「今日はなんだか澄んだ気持ちだなあ」
「今日は仕事に行きたくない」
「今日は気分が重い。なんだか辞めたいな」
「まだ〇曜日か。早く休みになってほしい」
同じ仕事であっても、このように気分が異なることがありました。
特にネガティブな感情を感じた時、出勤すると職員の一人が明らかにやる気が無くて疲弊した感じだったり。
人数の少ない職場の場合、その人と接触すればたいていわかりますよね。
「もしかしたら、これは職場の誰かの感情を受け取っているのでは?」
ネガティブな感情を抱えたまま、それでも態度には出さずに仕事をすることになります。
するとある職員から「実は・・・・。」と数日前に同僚とトラブルになったことを打ち明けられたり、
別の日には「なんだか気分が重い。仕事辞めたいな」と思いながら出勤すると「本当は仕事を辞めたいんだけど役職を与えられる話が来てる。」などと打ち明けられるのです。
私は送り主がわかったので、話を聴いた後に自分の気持ちもすーーーーーっとらくになります。
人は誰もが似たような状態を体験しているのでしょう。
私は自分の中に流れてきた感情を「もしかしたら誰かの感情かも」と冷静に観察できるようになったので、不快な気分を感じていても、まだ辞める時ではないのに辞めてしまったりということは無かったです。
このほかにも、あることが妙に気になり、「何なのかな?」と思っているとクライアントさんからの相談内容と一致していることも。
お会いする前、申込みがある前に相談内容をキャッチしていることもあります。
毎回ではありませんが、数回に1回くらいでしょうか。
また、病院で研修をしていた際にも似たようなことがありました。
身体のどこかに鈍い痛みを感じることがあり、その日面談した患者さんの病気のある箇所だったり。
ある時は朝から奇妙は精神状態が続き、脳が働かないような状態になり、スーパーバイザーの先生の質問がすぐに理解できずに返答に数十秒もかかることがありました。
疲れが出たのかな?と思いつつも、病棟に行くとウソのようにその症状が取れ、普段通りに。
「一体なんだったんだ?でも患者さんに迷惑をかけずに済みそうだ」と安心したのですが。
初めて会うこその患者さん、意識状態が低下していて、先ほどの私のような状態だったのです。
私の質問に答えはじめるまでに1分くらいかかっていました。
このようなエピソードはまだあるのですが、エンパスやHSPの方は自分がそれに気づいていなくても、他人の感情を受け取ってしまい、まるで自分がそう感じている状態になっているのでしょう。
「あれ?これは私の感情かな?」と冷静になることで、感情との距離が少し取れます。
究極的なことを言うと、感情は空間を流れているもの。
個人のものではありません。
実はみながそれを知らず知らずにキャッチしてしまい、つかまってしまっているに過ぎません。
繰り返し感じる感情を「自分」だと思い込んでしまっているのです。
ですからその視点から見るとHSPもエンパスも何もないのですが、個人がいるという人間の視点からみると、やはり感情は自分が感じていますし、他人の感情も伝わってくるのですね。
イヤな気持ちや気分の重さ、
「仕事を辞めたい」
「仕事に行きたくない」
それは本当にあなたの気持ちなのか、もしかしたら誰かの気持ちを感じ取っているのかもしれません。
今日もお読みくださりありがとうございました。